酸化したオリーブオイルの使い道は?どれくらい日持ちするの?

オリーブオイルは健康にもいいですり、いろいろなお料理に使えて重宝しますよね。皆さん大きな容量のオリーブオイルを買って、日にちが経ってしまい酸化してしまった経験はありませんか?

そんな酸化したオリーブオイルは使えるのでしょうか?どのように使用したらよいのでしょうか?知りたいですよね。

今回は

  • オイルの酸化・劣化とは?
  • オリーブオイルの日持ちは?
  • 酸化したオリーブオイルの使い道

これらのテーマでご紹介いたします。

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オイルの酸化・劣化とは?

酸化ってなに?

「酸化」とは、物質に酸素によって化合反応することや、物質から水素が奪われる反応のことです。結果として 、もとの物質の成分が変質してしまうこと をいいます。

食物オイルの「酸化」とは、空気中の酸素に触れることや熱によって、味が劣化したり不快な臭いがするなど、油脂成分が変質し品質が変わってしまうことです。

さらに 酸化が進むと「毒性」を持つようになる ので、酸化が進んだ油を使用するのは、危険と言われています。

酸化するとどうなるの?

食物オイルの酸化については「色」「臭い」「味」が変わるので、それらで見分けられると言われていますが、見極めるのは難しいような気がします。

オリーブオイルが酸化した場合に見られる主な症状は以下の通りです。

 ツンとした鼻につく、嫌な油の匂いのする 

オリーブオイルは新鮮なオリーブの実を絞りオイルを抽出していますので、高品質なオリーブオイルは青々しいフレッシュな匂いがします。

ツンとした鼻につく、嫌な油の匂いのする物は、酸化が進んでいる可能性があります。

※賞味期限もまだ大丈夫だし保管方法はきちんとしていたのに、酸化したような匂いがする。

そんなオリーブオイルの瓶から気になる「油臭さ」があったら、まずはその出所を確認しましょう。

フタや注ぎ口に付着している油を綺麗に拭き取ると、意外と油臭さは無くなります。
 オリーブオイルの風味が弱まった 

開封したてのオリーブオイルはほのかな辛みや苦みを特徴としており、これらの風味は酸化すると徐々に弱まる傾向にあります。

開封したての時点での味を覚えておくと、味の変化に気づきやすいでしょう。

※オリーブオイルを口にしたときに苦みを感じると、酸化を疑ってしまうかもしれませんが、実際にはこれは酸化ではなくポリフェノールが原因です。

ポリフェノールには苦味だけでなく辛味があることもあり、苦みや辛みが強いほどポリフェノールの含有量が多く新鮮な証拠であるため、酸化と勘違いして処分しないようにしましょう。

 開封前のオイルの色が変わっている 

オイルの緑の色は、クロロフィル(葉緑素)という成分による物で、若い実から絞ったものです。

ただクロロフィルは紫外線や蛍光灯などの光に弱いので、長く当たると徐々に退色していく傾向があります。

買ってきたばかりの未開封時と、開封後しばらく経った時の色が明らかに違う場合、オイルが酸化している可能性があります。

酸化したオリーブオイルは食べられる?

酸化したオリーブオイルは食べるのはやめましょう。

酸化したオリーブオイルは酸化したオリーブオイルから、毒性を持つ過酸化脂質という物質が作り出されることがあり、 胸やけや胃もたれや食中毒のような症状を起こす可能性があります。 

酸化したオリーブオイルを多少摂取しても、体内には毒素の分解機能があるため、すぐに体に影響がある訳ではありません。

しかし多量に摂取すれば、内臓への負担や健康を損ねるさまざまな病気の原因となる可能性もあります。

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オリーブオイルの日持ちは?

日持ち目安

オリーブオイルはメーカーによって賞味期限が変わってきますが、一般的なオリーブオイルで、未開封の状態ではだいたい1~2年ぐらいです。開封後は短くなり、2~3か月ぐらいです。

オリーブオイルは直射日光に弱いので、日の当たらない、冷暗所で保管することが大切です。

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酸化したオリーブオイルの使い道

美肌

スキンケア

酸化したオリーブオイルをスキンケアに使用することができます。

 保湿クリームの代用 :保湿効果もあるので、洗顔後に保湿クリームの代わりとして使っても乾燥を防いでくれます。

 メイク落としの代用 :メイクとなじませてふき取るタイプのメイク落としとして使うことができます。

オリーブオイルは皮脂と成分が似ているので、毛穴の汚れが綺麗に落ちます。小鼻まわりのざらつきも抑えてくれますよ。

 スクラブの代用 :オリーブオイルに小さじ半分ほどの重曹を混ぜてペーストにすると、スクラブのようにマッサージしながらのクレンジングもできます。

ヘアオイル・ボディオイル

オリーブオイルは保湿効果があるので、ヘアオイルやボディーオイルの代用もできます。アロマオイルを数滴混ぜると香りもよくなりますよ。

自作のオリーブオイル石鹸

「石鹸基材」を使えば、簡単に自作のオリーブオイル石鹸が作れます。「石鹸基材」は粉状の石鹸の元です。

【作り方】

  1. ボウルに石鹸基材を入れる。
  2. 石鹸基材の3割程度となるお湯にお好みの精油を加える。
  3.  1と2を混ぜ合わせ耳たぶくらいの固さになるまでこね、オリーブオイルを加えて形を整える。
  4. 風通しが良く涼しい、日光の当たらない場所で乾燥させて、出来上がり。

キャンドル

古くなったオリーブオイルと凝固剤を混ぜ合わせてキャンドルが作れます。

アロマオイルを加えると香りの良いキャンドルができますし、クレヨンでお好きに着色することも出来て、オリジナルのキャンドルが作れますよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • オイルの酸化・劣化とは空気中の酸素に触れることや熱によって、味が劣化したり、不快な臭いがするなど、油脂成分が変質、品質が変わってしまうことです。
  • オリーブオイルの賞味期限は、一般的なオリーブオイルで、未開封の状態ではだいたい1~2年ぐらいです。開封後は短くなり、2~3か月ぐらいです。
  • 酸化したオリーブオイルの使い道はスキンケアなどに使用したり、手作り石鹸やキャンドル作りに使用できます。

酸化したオリーブオイルを捨ててしまうのはもったいないですね。いろいろアレンジして使いたいですね。

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