妊娠中(妊婦)でもプリン食べたい!甘いものは妊娠糖尿病・肥満に注意

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“プリン”は妊娠中に食べても良いのでしょうか?つわりなどで食欲がない時、甘いものなら食べられそう…!なんていう時もありますよね。そこで今回は、

  • プリンは妊娠中でも食べられる?
  • 妊娠糖尿病になる影響は?
  • 妊婦さんがプリンを食べる際の注意点

これらのテーマについて紹介いたします。

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プリンってどんな食べ物?

“プリン”は、牛乳・卵・砂糖を主原料としたお菓子です。発祥地はイギリスで、意外にも船乗りが考えた料理なんです。余ってしまったお肉や野菜などを卵液と一緒に蒸しあげたことがプリンの始まりと言われています。

現在は甘いプリンが一般的で、蒸しプリンや焼きプリン、カスタードプリンなど様々な種類のプリンがあります。

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プリンは妊娠中に食べても大丈夫?

プリンは妊娠中でも食べることができます◎ つわり中など食欲がなくても、スイーツなら食べられそう…なんていう時もありますよね。しかし、妊婦さんのプリンの食べ過ぎには注意が必要です。その理由には、下記のような理由があります。

妊娠糖尿病に注意

どんな種類のプリンにも、砂糖が多く含まれています。糖分を多く含む食べ物や飲み物は、妊娠中には控えたいものです。

糖分を過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

妊娠糖尿病による胎児の合併症
  • 新生児低血糖
  • 新生児高ビリルビン血症
  • 低カルシウム血症
  • 呼吸窮迫症候群

過度の肥満に注意

妊娠中は適度に体重を増やす必要がありますが、太り過ぎは難産などトラブルの原因となるので注意しましょう。プリンには糖質が多く含まれているため、1日1個までに抑えるようにしましょう。

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プリンに含まれる主な栄養素

プリンの主原料は卵や牛乳・砂糖なので、たんぱく質や糖質・炭水化物が主な栄養素となっています。

  • たんぱく質たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • 糖質:糖質は、主に植物が光合成によって作られる栄養素で、体内にブドウ糖に分解されエネルギーになります。1gで4kcalのエネルギーを持ち、体を動かす、生体維持に欠かせない大きなエネルギー源です。
  • 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。

妊娠中にプリンを食べる際の注意点

妊娠中にどうしてもプリンが食べたい…!そんな時に気をつけたいポイントをいくつかご紹介。妊娠糖尿病や肥満が心配な方は、気にかけてみてくださいね。

虫歯に注意する

妊娠中に甘いものを食べる際に注意したいのが、虫歯です。妊婦さんは特に虫歯になりやすく、出産後はなかなか治療に行きにくくなるので注意が必要です。

つわり期間を終えたら、一度歯医者さんで虫歯チェックをしてもらうことをオススメします。プリンなど甘いものを食べた後は、しっかり歯磨きしておきましょう。

一度に食べすぎない

プリンはしっかりカロリーもあるので、食べすぎると太ってしまいます。一度に食べる量は1個に抑え、沢山食べないよう注意しましょう。

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • 妊娠中でもプリンは食べられる!食べ過ぎには気をつけて!
  • 妊婦さんがプリンを食べる際の注意点①:妊娠糖尿病 ②:過度な肥満

妊娠中はスイーツなら食欲がなくても食べられることがありますが、食べ過ぎは妊娠糖尿病や肥満の原因となるので、食べる量に気をつけるようにしましょう。

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