妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“マヨネーズ”は食べても大丈夫なのでしょうか?
『マヨネーズが食べたくなる=赤ちゃんの性別と関係する』と言われることもあるようですが、それは本当なのでしょうか?今回は、
- 妊娠中でもマヨネーズは食べられる?
- 赤ちゃんの性別と味覚の変化
- 栄養成分と妊婦への効果
- 妊娠中にマヨネーズを食べる注意点
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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妊娠中でもマヨネーズは食べられる?
妊娠中の食事には控えた方が良いものがありますが、 マヨネーズは妊婦さんでも食べることができます 。”妊娠中にマヨネーズを食べても大丈夫?”と心配する理由には、『卵』が含まれているからかと思います。
生卵や半熟卵など、完全に加熱されていない卵はサルモネラ菌食中毒の危険性があるため妊娠中は食べない方が良いと言われていますが、マヨネーズに含まれる卵は加熱処理されているので安全です◎
味覚の変化と赤ちゃんの性別
“マヨネーズが食べたくなると赤ちゃんの性別は◯◯”や、“甘いものが食べたくなると赤ちゃんの性別は◯◯”など、味覚の変化と子どもの性別が関係していると言われることもありますが、その説に根拠はありません。ジンクスの一つとして楽しむのは良いかもしれません^^
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マヨネーズに含まれる栄養成分
卵と油を主な原料とするマヨネーズには、脂質・炭水化物・ビタミンE・ビタミンKなどが多く含まれています。
- 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
- 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
妊娠中にマヨネーズを食べる時の注意点
マヨネーズは妊婦さんでも食べることができる調味料ですが、カロリーが高いので食べ過ぎには注意しましょう。
カロリー・脂質量が多い
マヨネーズ大さじ1杯あたりのカロリー量は約80kcalにもなります。
卵サンドに混ぜたり、野菜にちょこっと付けるだけでも一気に高カロリーを摂取することになってしまうのです。
妊娠中は適度に体重を増やす必要がありますが、太り過ぎは難産などトラブルの原因となるので注意!マヨネーズには脂質が多く含まれているため、1日の量は抑えるようにしましょう。
トランス脂肪酸が体に悪い
マヨネーズに使用されている食用油には、『トランス脂肪酸』というものが含まれています。トランス脂肪酸は摂取することで体に悪玉コレステロールを蓄積してしまうため、体に悪いと言われています。
悪玉コレステロールが体内に溜まると、太るだけではなく動脈硬化など生活習慣病の原因にもなるので気をつけたいものです。
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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ
妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。
妊娠中に積極的に摂りたい食材
妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!
- 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
- 鶏肉 …たんぱく質
- 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
- 青魚 …DHA・EPA
- 鮭 …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
- ぶり …鉄
- かつお…鉄
- 白身魚…たんぱく質
- 貝類 …鉄+亜鉛
- 桜エビ…カルシウム
- 卵 …たんぱく質
- ブロッコリー…葉酸+カリウム
- 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
- ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
- 納豆 …葉酸+ビタミンE
- 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
- いちご …葉酸
- アボカド …ビタミンE+カリウム
- トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
- グリーンアスパラガス …葉酸
- 枝豆 …葉酸
- そら豆 …葉酸
- トマト …カリウム
- もずく …ミネラル+食物繊維
- きのこ …食物繊維+ビタミンD
- 切り干し大根 …食物繊維
- もち麦 …食物繊維
妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!
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妊娠中に少量に控えたい食材
妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。
食中毒や感染症のリスクのあるもの
- お刺身
- 生卵
- ローストビーフ
- 生ハム
- ナチュラルチーズ
- 肉・魚のパテ
メチル水銀を含むもの
- 金目鯛:1回80gを週に1度まで
- メカジキ :1回80gを週に1度まで
- メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
- 本マグロ:1回80gを週に1度まで
- エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
- くじら:1回80gを週に1度まで
- きだい:1回80gを週に2度まで
- インドマグロ:1回80gを週に2度まで
- マカジキ:1回80gを週に2度まで
- くろむつ:1回80gを週に2度まで
ヨウ素・ヒ素を含む食べ物
- 昆布 :1日1回少量
- ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで
カフェインを含む飲み物
カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。
- コーヒー …約60mg
- 紅茶 …約30mg
- 緑茶 …約20mg
- ほうじ茶 …約20mg
- ウーロン茶 …約20mg
- ココア …約10mg
糖分を多く含むお菓子やジュース
糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。
ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)
“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
- レバー
- うなぎ
- あなご
塩分を多く含む食べ物
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
妊娠中に食べてはいけない食べもの
- 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
- アルコール
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まとめ
この記事をまとめると
- 妊娠中でもマヨネーズは食べられる調味料
- 赤ちゃんの性別との関係に根拠はない
- マヨネーズはカロリーが高いので食べ過ぎに注意!
マヨネーズは妊娠中でも食べることができますが、カロリーが高く脂質量が多いので食べ過ぎには注意が必要です。毎日のように食べるのではなく、時々に抑えるようにしましょう。
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