レモンは妊娠中(妊婦)でも食べられる?ポッカレモンは?飲み物がオススメ!

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“レモン”は妊婦さんでも食べられるのでしょうか?妊娠中に必要な栄養素と共に解説いたします。

  • レモンは妊娠中に食べても大丈夫?
  • レモンが含む主な栄養素
  • 妊娠中でも安全おいしいレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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レモンってどんな食べ物?

レモンはイタリアのシチリアが有名ですが、その起源は10世紀の地中海エリアです。11〜13世紀にはヨーロッパでレモン果汁を飲む習慣があったことがわかっています。日本に伝来したのは1873年、静岡県の熱海です。食文化の洋化に伴って全国的に普及し、現在では瀬戸内海を中心に栽培されています。

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レモンは妊娠中にオススメ食材!

生のアセロラは、妊娠中にオススメの食材です!その理由には、レモンに豊富に含まれる“ビタミンC”“葉酸”があります。

ビタミンCは鉄の吸収をサポート

ビタミンCは美肌効果など美容に効果的な栄養素のイメージがありますが、 妊娠中に必要な鉄分の吸収をサポートし、体の免疫力を高める効果 があります。

妊娠中は妊娠前と比べて免疫力が下がり、食中毒や感染症にかかりやすくなるので、免疫力を上げることはとても良いことなのです◎

MEMO

妊娠中のビタミンC摂取目安量は、1日110mg!

厚生労働省の調査(2020年度)によると、18歳〜49歳の女性に推奨されているビタミンC摂取量は1日100mgです。それが妊娠中となると1日110mg授乳中になると1日145mgが必要な目安量と言われています。

ビタミンCは妊娠中だけに限らず、産後の体にとっても大切な栄養素となっています。

葉酸は非妊娠時の2倍以上必要

レモンに含まれる葉酸は、ビタミンB群に分類される栄養素の一つで妊娠前から摂取したい栄養素とも言われています。 妊娠初期の活発な細胞分裂のサポートをしたり、DNAの合成など胎児の発育に大きく関係する ためです。

非妊娠時の2倍以上の葉酸が必要となるため、サプリでの補給もすすめられています。

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レモンに多く含まれる主な5つの栄養素

レモンの代表的な栄養成分といえばビタミンCです。ビタミンCには強い抗酸化作用があり、美肌や美白効果が期待できます。また、酸っぱさの元であるクエン酸・食物繊維のペクチン・葉酸・カリウムも含まれています。

  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。

食べ過ぎは下痢・腹痛に?

レモンに含まれるビタミンCには抗酸化作用があり、美肌効果や美白効果免疫力を上げて風邪を予防する効果など様々な効果が期待できる栄養素です。

しかし、 ビタミンCを過剰摂取すると嬉しい効果だけでなく、腹痛や下痢といった消化器系のトラブルが生じる ことがあります。これには、ビタミンCが肝臓機能をアップさせる働きが関係しています。

ビタミンCには肝臓を元気に活発にさせる働きがありますが、沢山摂ることで元気になりすぎた肝臓は「疲労状態」に陥ります。 肝臓が疲労すると消化器系に影響が出るため、下痢や腹痛などの症状を発症する のです。これが、レモンの食べ過ぎで腹痛・下痢になる根本の原因です。

レモン果汁のカビにも注意!

果物のレモン果汁に関わらず、ポッカレモンなど市販のレモン果汁にはカビが生えることがあります。白い沈殿物があったら要注意です。

食べると下痢や腹痛といった症状が出ることがあるので、賞味期限切れや保存状態の悪かったものは食べないようにしましょう。

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妊娠中でも安全おいしいレモンのおススメレシピ

妊娠中でも安全でおいしいレモンレシピをご紹介!ツワリ中はさっぱりしたものが食べたくなりますが、レモンには酸味があり、ドリンクへのアレンジができるのでオススメです。生レモンが手に入ったら作りたい、オススメレシピをご紹介いたします。また、ポッカレモンなどのレモン汁でも代用することができますよ◎

レモネード

レモネードはレモン汁・はちみつ・水を混ぜた簡単にできる美味しい飲み物です。絞り器を使えば時短で作ることができます。さっぱりする上、胃にも優しいドリンクなのでツワリ中にオススメです◎

ジンジャーレモンティー

寒い時期に飲みたくなるジンジャーレモンティー。すりおろした生姜・レモン汁・はちみつを熱いお湯と混ぜ合わせます。体の芯からポカポカ暖かくなるドリンクで、冷え性の方にもオススメです。

特に妊娠中は体を冷やさないようにする必要があります。体を温めることで免疫力を高めることができるので、毎朝1杯、寝る前に1杯などルーティーン化しても良いですね◎

ここがPOINT
  • 生姜の体ポカポカ効果で妊娠中の免疫力アップ!

レモンソーダ

しゅわしゅわの炭酸水・レモン汁を合わせればレモンソーダの完成です♩ツワリ中は喉に何かが詰まっているような感覚や、口の中が気持ち悪くなったりします。そんな時にオススメなのが炭酸水です。口の中がさっぱりするので、レモン汁を少量絞って飲んでみましょう。

輸入レモンの安全な食べ方

輸入レモンの袋に『OPP・TBZ・イマザリル使用』というシールが貼られているのを見たことがあると思います。これらは食品添加物とされていますが、実は日本では使用禁止になっている農薬です。農薬は有毒性が高く、発ガン性や妊婦さんが食べると催奇形性の危険性があるとされています。

防カビ剤は水で洗うだけでは落としきれません。輸入レモンを洗うときには『塩』『重曹』『食器用洗剤』を使用しましょう。

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • レモンは妊娠中にオススメの果物!
  • レモンに含まれるビタミンC:妊娠中に必要な鉄分の吸収をサポートする
  • レモンに含まれる葉酸:胎児の形成に必須の栄養素!

レモンが含むビタミンCは、鉄分の吸収をサポートしてくれる優秀な栄養素です。妊娠中特に必要な葉酸も含まれているので、妊婦さんは積極的に摂って良い果物となっています。飲み物にアレンジするとさっぱりするので、ツワリ中のドリンクにも使ってみてくださいね。

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