スタミナを付けるのにもってこいの食材であるにんにくですが、少し変わった食べ方をすることでにんにくの魅力を丸ごと楽しむことが出来るのをご存じですか?その食べ方とはズバリ「にんにくの醤油漬け」です。
- にんにくの醤油漬けって?
- 健康効果は?
- 適切な量はどのくらい?
- 食べ過ぎるとどうなるの?
- おすすめの食べ方は?
今回はこちらについて詳しく解説します。
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目次
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にんにくの醤油漬けとは?
からい?
にんにくの醤油漬けは文字通りにんにくを醤油に漬け込んだものです。醤油の塩分とにんにくの持つ殺菌効果によって、漬け込んだ後は適切な保存方法を守ればなんと1年近くも保存することが可能です。にんにくを醤油で漬け込むことによって得られる利点は、保存性の高さだけではありません。にんにく特有の辛みが醤油に溶け出すことで、にんにくの持つうま味と甘さを味わうことが出来るようになります。また、にんにくのエキスがたっぷり含まれた醤油漬け液はチャーハンなどに使用することも出来るため、無駄がありません。
にんにくは生?加熱する?
にんにくの醤油漬けのレシピは以下の通りです。
用意するもの:にんにく、醤油(それぞれ適量)
- 漬け込み用の瓶を煮沸消毒してしっかりと乾かす
- にんにくを房ごとに細かく分けて皮を剥く
- にんにくの根元を切り落とす
- 大きさが均等になるように包丁で調節する
- 耐熱容器ににんにくを入れて600wで約1分30秒ほど加熱する
- 加熱したにんにくを漬け込み用の瓶に移し替え、上から醤油をにんにく全体が浸るまで注ぐ
- 蓋をしっかり締めて冷蔵庫で保存する
- その後1週間程度漬け込み後、浸かり具合を確認しながら食べる
上記のレシピの通り、にんにくは電子レンジで少し加熱すると醤油が染み込みやすくなるためおすすめです。また、醤油にに少しみりんを足しても風味が加わることで違った味になるため、いろいろ試して自分好みの醤油漬けを作るのも楽しいですよ。
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にんにくの醤油漬けの栄養・効果
栄養
にんにくの醤油漬けに含まれる栄養素で最も特徴的なのは「アリシン」でしょう。食欲を刺激するにんにくの香りの源であるアリシンは、摂取することで便秘の改善や風邪の予防を行うことが出来ます。これは、アリシンに含まれる強い殺菌力や抗菌作用の効果によるもの。これらの効果は1日1欠片のにんにくからでも十分摂取出来るため、殺菌効果を得ようと無理に過剰摂取する必要はありません。
また、にんにくの醤油漬けから摂取できる栄養素はアリシンの他にも健康な骨や歯を作るために必要となる「リン」や、口内炎や貧血の発生を防止する働きのある「ビタミンB6」に加えて赤血球の生成をサポートする「葉酸」なども豊富に含まれています。
効果効能
にんにくに含まれるアリシンが強く殺菌効果と抗菌作用を持つのは先ほど解説しました。それ以外にもにんにくの醤油漬けによって得ることのできる効果効能には様々なものがあります。
- 疲労回復
- 免疫力アップ
- 美肌作用
- アンチエイジング
- 風邪予防
- ガン予防
- 冷え性改善
- etc…
ただし、先ほども解説した通りにんにくの醬油漬けの過剰摂取は避ける必要があります。
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にんにくの醤油漬けは1日何個まで?
一度食べると止まらないにんにくの醤油漬けですが、1日の適正量はどの程度になるでしょうか。個人の健康状態には個人差があるため一概に基準を示すことは難しいですが、2片から3片が適量と言えるでしょう。ただし、2片から3片であっても毎日摂取することはやはり胃腸に負担を掛けることになるためお勧めできません。1度にんにくの醬油漬けを食べた後は2~3日程度間を空けることで適度に胃腸を休めることが大切です。
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にんにくの醤油漬けを食べ過ぎるとどうなる?
体臭
にんにくに含まれるアリシンは大量摂取することで血液中にも取り込まれてしまうことも。その場合、汗と共にアリシンが排出されるため体臭の発生に繋がります。
眠れない
刺激の強いにんにくの醤油漬けは血行を良くしたり、発汗作用も認められています。そのため、眠る前に大量摂取してしまうと一種の興奮状態となり寝つきが悪くなることがあります。
胃もたれ
にんにくの醤油漬けの食べ過ぎによって食事のあとや食間に胃が重く感じることがあります。一般的にこの状態を「胃もたれ」と呼び、その主な原因はにんにくが胃の中で消化されずに留まる時間が長くなることによって発生します。
下痢
アリシンの強い殺菌力は、過剰に摂取することで胃の中の善玉菌をも死滅させてしまうことも。善玉菌を失うことで、腸内は環境改善が出来なくなってしまい腹痛や下痢になってしまうことがあります。
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にんにくの醤油漬けの食べ方
チャーハン
にんにくの醤油漬けを細かく刻んでチャーハンに混ぜるだけで香ばしく食欲をそそる仕上がりになります。隠し味は、にんにくの醤油漬け液をフライパンの縁で焦がすこと。焦げた醤油とにんにくの香りでお店にも負けないチャーハンを作ることが出来ますよ。
醤油漬け×お酢
乱切りにしたキュウリにお酢とにんにく醤油を加えれば、ピリ辛でさっぱりとした味わいのおつまみにもアレンジが可能です。ポイントは漬け込んでから数時間待つこと。しっかりと味の染みたキュウリはお酒のおつまみに最高ですよ。
醤油漬け×昆布
大根の皮と昆布をにんにく醤油漬けと一緒に漬け込んで作る即席のお漬物はいかがでしょうか。赤唐辛子を使用することでにんにくと唐辛子両方の辛味を味わうことが出来ます。本来捨てられる部分である大根の皮は、にんにく醤油漬けと合わせることによって立派な一品料理として生まれ変わらせることが出来るのです。
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まとめ
この記事をまとめると
- にんにくの醤油漬けは手軽に作ることが出来て保存性もある万能調味料
- にんにくの豊富な栄養素を漏れなく摂取することで様々な健康効果が得られる
- 過剰摂取による弊害やデメリットがあるため、適量を超えないよう注意が必要
- チャーハンや、漬物までにんにくの醤油漬けの用途は多岐に渡る
いかがだったでしょうか。一度作った後は冷蔵庫で1年間保存がきくにんにくの醤油漬けは常に常備しておきたい調味料です。お酒のおつまみや普段の料理の隠し味として、是非一度試してみてはいかがでしょうか。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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