妊娠中は、赤ちゃんのためにもバランスの良い栄養を摂取したいものです。しかしつわりなどの体調不良でなかなか思うように食事ができないと悩んでいませんか?
そんなときにおすすめなのがバナナ。皮を剥いたらすぐに食べられるので、気軽に栄養摂取できる食材です。
この記事では、そんなバナナについて、
- 妊婦がバナナを食べるメリットは?
- 毎日食べても大丈夫?
- おすすめの組み合わせは?
をテーマに紹介していきます。妊娠中のバナナのメリットについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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妊婦がバナナを食べるメリットは?
バナナには、妊婦にとって嬉しい栄養素が豊富に含まれています。ここでは、妊婦がバナナを食べるメリットについて紹介していきます。
免疫力改善
身体の外から侵入してくるウイルスや細菌などを無害化する抵抗力を、免疫力といいます。
人間はこの免疫力を持っていますが、免疫力を正常化させるためには、規則正しい生活や、バランスのとれた食事が必要不可欠。
バナナはさまざまな栄養素を豊富に含んでいるため、日々の栄養補給に最適な食材です。また、バナナは免疫細胞と呼ばれる血液中の白血球の働きを促す効果が期待されています。
黄色いバナナよりもシュガースポットができたバナナの方が、白血球を活性化させると言われています。
睡眠改善
バナナにはトリプトファンというアミノ酸が含まれています。トリプトファンはセロトニンの材料になると言われています。
セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、心の安定や自律神経のバランスを整えます。
セロトニンは夜になるとメラトニンを生成し、睡眠を促す働きがあるので、寝つきの改善や、ぐっすり眠れる効果が期待できます。
質のよい睡眠は疲労回復だけでなく、成長ホルモンの分泌を促し、美肌や筋肉、骨づくりにも役立ちます。
また、バナナにはセロトニン生成を助けるビタミンB6や、抗ストレスホルモンの生成に関わるビタミンCも含まれています。
そのため、バナナを食べるとエネルギー補給だけでなくリラックス効果も期待できます。
便秘改善
バナナに含まれている食物繊維の力で、便秘の改善が期待できます。妊娠すると便秘がちになる方は多いので、バナナで対策してみましょう。
食物繊維には不溶性と水溶性の2種類ありますが、バナナにはこの2つの食物繊維がバランスよく含まれています。
また、バナナにはフラクオリゴ糖も豊富。フラクオリゴ糖は善玉菌のエサとなり、腸の働きを支えてくれると言われています。
つわり軽減
バナナに含まれているビタミンB6には、つわりを軽減させる効果が期待できます。そのため、妊娠初期のつわりに悩んでいる方におすすめです。
ビタミンB6には、神経の機能を正常に保つ働きがあると言われています。そのため、不足するとつわりの症状がひどくなる可能性があるのです。
また、つわりを引き起こす原因物質が、ビタミンB6の不足により引き起こされるとも言われています。
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毎日食べても大丈夫?
バナナを食べると妊娠中の身体にいい影響があるとわかりました。しかし身体にいいからといって毎日食べても大丈夫なのでしょうか。
ここでは、バナナの適量や食べるタイミングについて紹介していきます。
朝ごはんや間食におすすめ
バナナは皮を剥いて手軽に食べられるので、忙しい朝にもぴったりのフルーツです。
睡眠中に消費された脳のエネルギー源であるブドウ糖を補給し、体温や血糖値を適度に上昇させるため、朝食を食べることはとても大切だとされています。
バナナには果糖やショ糖、でんぷんなど多種類の糖質を含んでいるため、朝ごはんにおすすめです。
また、バナナにはセロトニンを生成するトリプトファンも含まれています。セロトニンは、精神を安定させるほか、脳の働きを活発化して直観力を上げるとも言われています。
仕事や勉強の疲れがたまり、ちょっと一息入れたいとき、おやつ代わりにバナナを食べるのもおすすめです。
一日の適量は?
バナナはほかの果物よりも糖質とカロリーが高い特徴があります。そのエネルギー量は、1本でご飯の半分相当とも言われています。
栄養価が高いのは良いことですが、食べすぎると高血糖や肥満の原因になる可能性があります。
なにごとも、適量食べるのが大切です。妊婦さんは、1日1本程度に抑えるといいでしょう。
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おすすめの組み合わせは?
バナナ1本だけで食事を済ませるのではなく、さまざまな食材と合わせて摂取するのがおすすめです。
ここではおすすめの組み合わせを紹介していきます。
ヨーグルト
ヨーグルトに含まれている乳酸菌の力で、腸内環境が整う効果が期待できます。バナナと合わせて食べれば、妊娠中の便秘対策になるでしょう。
バナナの甘みとヨーグルトの酸味が相性抜群です。
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ヨーグルトは妊娠中に大丈夫?
ヨーグルトにはカルシウムや乳酸菌が含まれています。カルシウムはお腹の赤ちゃんのためにも積極的に摂取したい栄養素のひとつ。
乳酸菌には便秘解消の効果が期待できます。妊娠中は運動不足やホルモンバランスの変化により便秘になりがちです。
苦しい便秘を予防するためにもヨーグルトを食べるのをおすすめします。ただし、食べすぎには気をつけましょう。
妊娠糖尿病を予防するために、ヨーグルトは無糖がおすすめです。
まとめ
妊娠中にバナナを食べてもいいの?そんな疑問にお答えしましたが、いかがでしたか?バナナは栄養豊富で、妊婦さんにも積極的に食べて欲しい食材のひとつです。
食べすぎには気を付けつつ、適量を守ってバナナを食べるようにしましょう。
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