煮物作り置きの賞味期限、日持ちは?常温放置3時間は?腐るとどうなる?

和食の定番中の定番でもある「煮物」。煮物のレパートリーは無限大と言えるほど広く、根菜に限らず、葉物野菜やお肉や魚など、色々な材料で作ることができます。今回は、煮物の作り置きについて紹介していきます。

煮物は大量に作って作り置きすることが多く、2~3日続けて食べることも多いですよね。作り置きした煮物はどれくらい日持ちするのでしょうか。そこで今回は、

  • 煮物の日持ちはどれくらい?
  • 煮物が腐るとどうなる?
  • 煮物の保存方法

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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煮物の日持ちはどれくらい?

煮物は使用する材料などによっても日持ち期間が変わるため注意が必要です。今回は、一般的な根菜を使用した煮物を例にとって紹介していきますのでご了承ください。

常温放置の場合

煮物を作った際に、鍋に入れたまま常温で保存されることも多いですよね。個人的には常温保存で早めに食べきる方法が一番美味しく食べられると考えていますが、衛生面ではおススメできません。

煮物を常温保存した場合の日持ち期間は、夏場で当日中、冬場で2日程度が限界かと思われます。料理を無菌状態で保存する事は不可能に近いですから、常温保存した場合は雑菌がかなりの速さで増殖します。注意しましょう。

冷蔵の場合

煮物を冷蔵保存した場合の日持ち期間は2~3日程度です。鍋のまま冷蔵保存することも可能ですから、当日中に食べない場合は極力冷蔵保存しましょう。臭い移りやホコリなどが入らないようにラップをかけて保存しましょう。

冷凍の場合

煮物を冷凍保存した場合の保存期間は1か月程度です。雑菌などは低温下では活動できないため、腐敗は中々しません。しかし冷凍焼けなどで風味や味わいは確実に落ちますので、冷凍しているからと言って油断せず、早めに食べ切りましょう。

「食べられる」というだけで良いのであれば、恐らくもっと日持ちすると思います。

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煮物が腐るとどうなる?

作った煮物が腐ってしまった場合はどのような変化がみられるのでしょうか。具体的な変化について、ニオイと見た目、味に分けて紹介していきます。

見た目の特徴

煮物が腐ってしまった場合の見た目の変化は、食材の表面に白っぽい膜が張ったり、カビなどが表面に生えるといった変化が見られます。日にちが経過していることを把握している場合、食べる前にまず匂いを嗅いで、次に具材から糸を引かないか確かめましょう。

腐っている場合は表面がぬるぬるしたり糸を引くといった変化がみられます。

においの特徴

煮物が腐ってしまった場合の臭いの変化は、ツンとするような酸っぱい臭いを感じます。いわゆる「すえている」という状態で、味も酸っぱくなっています。雑菌が多く繁殖している証拠ですから、絶対に食べないようにしましょう。

味の特徴

煮物が腐ってしまった場合の味の変化は、酸っぱい味を感じるようになるということです。基本的には水分の多い野菜から腐り始めますから、知っておくと良いでしょう。煮物で言えば「大根」が一番腐りやすいのではないかと思います。

ウエルシュ菌食中毒の危険も

ウェルシュ菌は、土や水の中、健康な人や動物の腸内など自然界に幅広く生息している細菌。特に牛・鶏・魚が保菌していることが多く、注意が必要です。

引用元:食中毒(ウェルシュ菌)とは? | 知っておきたい!家庭の感染と予防 | サラヤ株式会社 家庭用製品情報 (saraya.com)

空気が嫌いな細菌のため、表面ではなく鍋底などで増殖する菌です。カレーやシチューといった、煮込み料理を寸胴鍋で大量調理する場合は特に注意が必要とのことです。

芽胞を形成すると、100℃の熱で6時間加熱しても死滅しなくなるため、家庭での滅菌は不可能に近いでしょう。

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煮物の保存方法

煮物の保存方法について紹介していきます。冷蔵保存する場合のポイントや、冷凍保存の方法などについて詳しく見ていきましょう。

なべのままの保存は避ける

煮物をたくさん作り置きした場合、鍋のまま冷蔵庫へしまえるととても便利ですよね。再加熱する際もそのまま火にかけられますしね。しかし実は、煮物は鍋のまま保存しない方がよいそうです。我が家も実は鍋ごと冷蔵庫へしまうこともあります。

鍋ごと冷蔵保存しない方がよい理由は、鍋にニオイや色が移って鍋が劣化する問題、食品が冷めにくく衛生上よくないといった問題があります。金属は冷める時に油分やニオイ、色などを取り込む性質があるため、次に使用するときもその料理の臭いになってしまいます。

また、熱い鍋に食品を入れておくと中々冷めず、フタをすると結露してしまうなど、とにかく衛生環境が最悪になります。保存容器に入れて冷蔵保存した方がよさそうですよね。

冷蔵保存の方法

煮物を冷蔵保存する際は、蓋つきの密封できる容器にしまい、冷ましてから冷蔵庫へしまいましょう。結露するとそこから雑菌が繁殖しやすくなりますので、拭き取ったりして管理しましょう。

冷凍保存の方法

煮物を冷凍保存する方法は基本的に冷蔵保存の方法と同じです。蓋つきの密封できる容器にしまい、冷ましてから冷凍庫へしまいましょう。

まとめ

今回は、作り置きした煮物の保存期間や保存方法について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 煮物の作り置きはうまく保存すれば冷蔵保存で2~3日、冷凍保存で1か月程度日持ちする。
  • 煮物は水分の多い材料から傷み始めるので、腐っていないかチェックする場合は意識する。
  • 煮物を冷蔵・冷凍保存する場合は、蓋つきの密封できる容器に入れて、冷ましてからしまう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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