皆さんは寝る前に水分補給をする習慣はありますか?私たちは寝ているだけでも汗や呼吸をすることで相当な量の水分を失っていると言われています。
昔の日本人は寝るときに枕元に水を置いて、寝る前にコップ一杯の水を飲む習慣があったようです。この水は「宝水」と呼ばれており、水分をあらかじめ補うことで健康に良い影響を与えてくれると言われていました。
今回の記事では寝る前に水分補給をする大切さや、おすすめの飲み物について紹介していきたいと思います。
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目次
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寝ている時はどれくらい水分が体から無くなるの?
冒頭で説明したとおり私たちは寝ている間も相当な量の水分を放出しています。水分を失うというのは汗をかいたり、おしっこをしたりなど物理的に水を放出するだけでなく私たちがとめどなく行なっている呼吸でも、体の中にある水分が水蒸気となって外に出て行きます。
寝ている間に体内から出ていく水分はおよそ500㎖~1000㎖といわれています。なんと500㎖のペットボトル1~2本分も、寝ているうちに私たちの体の外に出てしまうのです。
このことから日中にしっかり水分補給をしておくか、寝る前にしっかり水分補給をしておかないと簡単に体の中の水分は不足してしまうということになります。
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体から水分がなくなったらどうなるの?
体から水分が無くなった状態のことを「脱水」といい、脱水の時に現れるさまざまな症状のことを「脱水症状」と言います。軽度・中等度・重度に分けて症状を紹介していきます。
<脱水の時の主な症状(軽度の場合)>
- 喉が渇く
- めまいがする
- 吐き気がする
- ぼんやりする
- 重苦しい感覚がある
- 食欲がなくなる
- 血液がドロドロになる
- 尿の量が減る
<脱水の時の主な症状(中等度の場合)>
- 吐き気がする
- 全身の脱力感がある
- 動きが鈍くなる
- 皮膚が赤くなる
- 強い疲労感があり、強い眠気に襲われる
- 感情が鈍くなったりイライラして不安定になる
- 全てのものに関心がなくなる
- 手足の震え
- ふらつき
- 体温の上昇
- めまいや幻覚
- 言葉が聞き取れない
<脱水の時の主な症状(重度の場合)>
- 体中の筋肉が痙攣する
- 失神する
- 舌の膨張や痺れが起きる
- 眠れなくなる
- 尿が出なくなる
- 物が飲み込めなくなる
- 目がくぼむ
- 目の前が真っ暗になる
- 聴力を失う
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こんな症状のときは脱水症状かも
脱水の症状について紹介してみました。脱水症状のうち軽度の場合だと私たちが普段生活している中でも起こり得る症状ばかりですよね。
普段よりも汗が多く出る or 全く出ない
喉が渇く
ぼーっとする
体温が上がったように感じる
食欲が出ない
唇のカサつきが感じられる
体中がだるい
寝ている間の約8時間は水分補給が行えないため、寝起きの時に体はかなり乾いた状態になっています。寝起きにこのような症状があったら、寝ている間に脱水症状になっている可能性が高いので水分補給を必ずするようにしましょう。
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水分補給の際に注意すること
水分をとることもとても大事なのですが、より適切に水分補給を行うためにはいくつか注意するべき点があります。
塩分も一緒に補給する
夏場の日中や夜、運動時など短時間にたくさん汗をかいた時には水分と同時に塩分の補給も必要になってきます。体内の塩分が不足した状態で水ばかり摂取してしまうと、体の塩分濃度がさらに低くなってしまうので余計に体調が悪くなってしまうこともあるのです。
喉が渇いた時には遅い
水分補給をするタイミングは「喉が渇いた時」と決めている人も多いようですが、喉が渇いたという体のサインを受け取っている時点で既に脱水症状気味になっていると言えます。
寝る前にコップ一杯の水を飲む、朝起きたら水を飲むなど日常生活の中で水分補給をするタイミングをあらかじめ設けておくことが重要になってきます。
飲み物の温度は常温が一番
水分補給をする時は飲み物の温度も気をつけた方が良いと言われています。特に夏のように暑い時期や運動した後の体温が高くなっているときは冷たい飲み物がほしくなりますよね。しかし冷たい飲み物を摂取しすぎると必要以上に体を冷やしてしまい、胃に負担をかけてしまいます。
水分補給はなるべく常温の飲み物で行うようにしましょう。
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寝る前に水分補給をするためのおすすめの飲み物
ではここまで水分補給の大切さについて紹介してきました。最後に寝る前に飲むと良いおすすめの飲み物について紹介していきます。
ポカリスエット
ポカリスエットは私たちの体に浸透しやすい濃度の水分で作られているので、短時間でしっかり体を潤すことができます。塩分などのミネラルも豊富に含まれており、塩分濃度が下がってしまうことはありません。
ポカリスエットを飲む注意点としては、糖分が多いので飲み過ぎないようにしましょう。糖分を寝る前に取りすぎると睡眠の質を下げるという研究結果があります。寝る前に飲むならコップ一杯にしておきましょう。
白湯
水道水を沸かすだけですぐ手に入る白湯には、実は睡眠の質を上げてくれる効果もあるのです。寝る前に温かい水分を飲むと自律神経の交感神経が優位になってくるので、体が落ち着いてリラックスした状態に入ることができます。
さらに白湯は血液の循環を促し体を温めてくれる作用があるので、寝る前の水分補給としてとても優秀です。
ホットミルク
牛乳にはトリプトファンという必須アミノ酸の一種が含まれています。そしてこのトリプトファンは睡眠の質を高めてくれる成分といわれているのです。牛乳を飲む時は先ほどの白湯と同じく、温めて飲むようにしてください。寝る前にホットミルクをゆっくり穏やかな気持ちで飲むことで、入眠をスムーズにすることができますよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?水分補給をしないと体に様々な症状が出てしまうことがわかりましたね。人間の体は8~9割が水分と言われている程、水がとても大切な生き物です。水を飲む習慣をつけることで普段よりも活動性が上がったり、集中力が上がったりなど様々な良い効果が期待できますよ。
この記事をまとめると
- 水を飲むタイミングは喉が乾く前!
- 生活の習慣の中に水を飲む習慣を取り入れよう!
- おすすめの飲み物はポカリスエットや白湯、ホットミルク
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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