寝る前ににんにくを食べると体に良い?睡眠の質を高める効果があるって本当?

にんにくというと、強い臭いが特徴的なスタミナ野菜ですよね。にんにくはどんな料理にも合わせることができますし、にんにくの風味がつくとよりおいしく感じられますよね。にんにくがもつ独特の風味には、料理のレベルを上げてくれるだけでなく「睡眠の質をあ下てくれる効果」もあるんです!

今回の記事ではにんにくが睡眠に与える影響について紹介していきますね!

スポンサードリンク

にんにくは睡眠の質を上げてくれるって本当?

にんにくの臭気成分硫化アリルにはたくさんの効果がある

にんにくの独特な臭気成分は「硫化アリル」という成分によるものです。ニンニクのほかにも長ネギやたまねぎなどの独特のニオイのもとになります。硫化アリルにはたくさんの健康効果があるのです。

硫化アリルとは、にんにくや玉ねぎなどの「ユリ科」の植物に含まれる成分です。にんにくや玉ねぎを切った時に、細胞から揮発することで匂いを感じます。目に入ると痛くなるあの感覚を引き起こしているのは硫化アリルの仕業です。

 

硫化アリルが揮発したものは目に入ると粘膜を刺激してしまう毒性を持つのですが、食事として体に取り入れると高い健康効果をもちます。硫化アリルにもさまざまな種類があり、代表的なのがアリインです。

スポンサードリンク

血液循環促進効果が寝つきをよくする

硫化アリルには血液凝固作用を遅らせる働きがあると言われています。すなわち血液をサラサラにして血液の循環をよくし、血栓を予防する効果があるということです。動脈硬化や高血圧、脳梗塞などの予防にも役立つと言われています。

私たちが寝ている間というのは様々な臓器に血液が栄養を運ぶことで、修復や整理を行います。例えば筋肉にたくさん溜まった疲労物質を流すのも血液の役目です。血液循環の良い人は、疲労物質の流れも良く分解も早いので睡眠の質が良いと言われています。

硫化アリルを摂取することで血液サラサラ効果を得ることができ、結果的に睡眠の質を上げてくれるということです。

ビタミンB1の吸収効率をアップ!

硫化アリルは他にも、血液の循環や新陳代謝をサポートするビタミンB1の吸収を活性化させてくれる作用があります。ビタミンB1は体の中に入ってもなかなか吸収されにくい特性を持つのですが、硫化アリルの結合によって吸収がスムーズに行われるようになります。

ビタミンB1は疲労物質の分解や、ストレス耐性を高め心身をリラックスさせる作用があると言われているのです。

円滑な入眠を行うためには、心身ともにリラックス状態に入っている必要があります。ビタミンB1を適切に摂取しておくことで、入眠までの過程をスムーズに行うことができ睡眠の質を上げてくれるということです。 

スポンサードリンク

寝る直前に食べると逆効果?!

ここまではニンニクに含まれる臭気成分の硫化アリルが、睡眠の質を上げてくれる作用があるということを説明してきました。次の項目では寝る前ににんにくを食べるときの注意点について紹介していきたいと思います。

寝る前の食事は胃に負担をかける

寝る直前の食事というのは、実は「睡眠の質を著しく下げる原因」になりやすいといわれています。これはなぜかと言うと、寝る直前の体というのは消化能力が落ちており、寝る直前にたくさんのものを食べてしまうと消化が追いつかなくなってしまい胃の中に食品が残った状態で眠ることになるからです。

寝ている間は消化器官も休む必要があるのですが、胃の中に食品が残った状態だと消化器官が休みなくなり、寝起きに強い疲労感を感じる原因になってしまうのです。 

食べるなら寝る2~3時間前に

このことから寝る前に食事をするなら「消化時間を考えて食事を行う」必要があります。食品によって消化時間に差があるのですが、一般的な食事であれば寝る2~3時間前に食事を終えておけば睡眠に大きな影響を与えないと言われています。

にんにくは食べ過ぎに注意!

にんにくの食べ方ついても少し注意が必要です。先ほど健康効果を説明した硫化アリルは、大量に摂取してしまうと胃を荒らす危険性があります。身体に良いにんにくですが、食べ過ぎは胃もたれの原因や貧血の原因にもなるといわれています。摂取量の目安としては生なら1日1片加熱調理したものなら1日3片程度に抑えるようにしましょう。

体にいいものといっても食べ過ぎてしまうと、逆に体に毒になってしまうこともあるということを覚えておきましょう。

スポンサードリンク

にんにくと豚肉の組み合わせが最高!

では最後にニンニクを効率的に食べるのはどのような食べ方がオススメなのかについて紹介していきます。

にんにくはビタミンB1と一緒に食べると効果が高いということを紹介しました。ですのでビタミンB1が豊富に含まれた食品と一緒に食べるのがオススメです。ビタミンB1がおおい食品といえば「豚肉」です。

豚ロースのニンニク炒め

引用:クックパッド

生のにんにくをみじん切りにし、調味料とからめたものをあらかじめ用意しておき、豚ロースと混ぜながら焼くだけの簡単な料理です。この料理であればニンニクの量が多すぎることもありませんし、とっても美味しく食べることができますよ!

豚肉+ニンニクの芽もおすすめ!

引用:クックパッド

肉だけではなくて、にんにくの芽を使った料理もオススメです。豚肉とニンニクの芽を一緒に炒め、味を整えれば完成します。にんにくの芽にも硫化アリルが豊富に含まれているため同じような効果は期待することができますよ!

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?にんにくは私たちの体にとてもよい効果を持つ素晴らしい食品です。うまく食事に取り入れて、健康な毎日を送れるようにしましょう!

この記事をまとめると

  • ニンニクやタマネギに含まれる硫化アリルには血液をサラサラにしてくれる効果がある
  • 硫化アリルはビタミンB1と結合することで吸収しやすくなる
  • ニンニクの食べ過ぎは注意!
  • 寝る直前の食事は控え、最低でも寝る2~3時間前に食事を終えるようにしよう
  • にんにくは豚肉と合わせて食べるのがオススメ

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク