寝る前のココアは体に良いって本当?効果的な飲み方や注意点を紹介します 

皆さんはココアをよく飲みますか?ココアは最近たくさんのメディアで紹介されるほど、健康効果が高いということで注目を集めています。特にココアに含まれるカカオポリフェノールという成分が体にとても良い作用を持っており、私たちの健康をサポートしてくれる素晴らしい栄養素です。

実はココアは寝る前に飲むととても大きなメリットがあるんです!今回の記事では、寝る前にココアを飲むメリットや注意するポイントについて紹介していきたいと思います。

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ココアとは?

カカオ豆を発酵・乾燥させた後、煎ってすり潰したものがカカオマスです。カカオマスのカカオバターを取り除き、粉末状にしたものをココアと呼びます。ココアに砂糖や脱脂粉乳などを混ぜたものを「調整ココア」といいます。調整ココアは「ミルクココア」「アーモンドココア」「フレーバーココア」などの名前で牛乳やお湯を注いで混ぜるだけで飲めるように作られたものです。手軽に飲める点便利なため、各メーカーから様々なココアが販売されています。

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ココアの効果とは?

ココアの主成分はカカオポリフェノールです。ポリフェノールとは強い抗酸化作用のある成分です。

ポリフェノールとは
ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分で、自然界に5,000種類以上あると言われています。ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます

 

ポリフェノールの種類はアントシアニン、カテキン、カカオポリフェノール、ルチン、フェルラ酸、コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)、クルクミン、ショウガオールなどがあります。なぜ植物にポリフェノールがあるのかというと植物にとってのストレス対抗手段として、ポリフェノールがあるのです。

 

紫外線、低栄養、塩、乾燥、これらすべてが植物のストレスになります。こうしたストレスに対抗するために、植物は大切なエネルギーを使って、ポリフェノールなどの物質をつくっているのです。引用:ネスレHP,健康長寿ネット

ポリフェノールの他にもリラックス効果が注目されるテオブロミンや、食物繊維のリグニン、ミネラル類なども豊富に含まれています。

動脈硬化を予防する

動脈硬化を引き起こす原因の一つとして「活性酸素」がコレステロールを有害化し、血管に付着させることが言われています。カカオポリフェノールの効果によって活性酸素を無力化できるので、結果的に動脈硬化を予防することができるということです。

脳機能を改善する

カカオに含まれるテオブロミンには、大脳皮質を刺激して集中力や記憶力を高める効果があります。さらにカカオポリフェノールが脳神経細胞の活動を促す働きがあるということが、最近の研究で分かっています。

血圧を改善する

海外の研究では、ココアを習慣的に摂取した後と一時的に摂取した直後で両方の血圧を正常化させたという報告があります。

メタボリックシンドロームを予防する

ココアには不溶性食物繊維の一種であるリグニンが豊富に含まれています。食物繊維はコレステロールを改善する効果があるので、生活習慣病の予防にもつながるということです。不溶性食物繊維は私たちの腸内の動きを活発化させてくれるため便秘予防にもなります。

血流を促しむくみを改善する

ココアに含まれるテオブロミンやカカオポリフェノールは末梢血管を拡張してくれる作用があり、手足の血流を促すことでむくみや冷えを解消する効果があると言われています。

紫外線による肌ダメージを軽減する

ドイツの研究で、カカオポリフェノールなどの強い抗酸化作用を含んだ飲み物を飲んだ人が飲まない人達に比べて、日焼けのダメージが経験するという報告が上がっています。紫外線は一年中通して私たちの肌にダメージを与えるものなので、カカオを摂取しておくことで肌へのストレスを軽減することができます。

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寝る前にココアを飲むメリット

sleep

寝る前にココアを飲むことによってえられる大きなメリットは「睡眠の質が高まる」 ということです。

ココアに含まれるテオブロミンは自律神経を整える作用のある成分といわれています。自律神経を整えることで、活動状態からリラックス状態に入りやすくなり寝つきが良くなります。また眠りの深さを作り出してくれるため、質の良い睡眠がとれるようになります。 

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寝る前のココアの飲み方

ではココアの健康効果について紹介し終わったところで、次からは寝る前にココアを飲む時のポイントについて紹介していきたいと思います。

もとから牛乳入りのものは選ばないようにしよう

市販のココアにはピュアココアという牛乳や砂糖が含まれていないココアと、牛乳や砂糖で飲みやすくしてある調整ココアやミルクココアなどがあります。寝る前に飲むココアを選ぶ際のポイントとして「調整ココアやミルクココアではなく、ピュアココアを選ぶ」ことが大事です。

なぜミルクココアや調整ココアを選んではいけないかと言うと、これはには「砂糖が多量に含まれているから」です。寝る前に砂糖を取ってしまうと血糖値が急上昇し、睡眠の質が下がると言われています。

ピュアココアに牛乳を入れて飲むのがオススメ

ではおすすめの飲み方というと「ピュアココアに牛乳を加えて飲むというのが一番」です。牛乳には神経を落ち着かせる作用も必須アミノ酸である「トリプトファン」が豊富に含まれています。ホットミルク寝る前に飲むと睡眠の質が上昇すると聞いたことはありませんか?それは牛乳に含まれるトリプトファンが神経をリラックスさせてくれるためです。

ピュアココアにもリラックス作用があるのですが牛乳を入れてさらにリラックス作用を強めることで、睡眠の質をぐっと向上させることができます。

〇飲みづらいなら

ただしピュアココアの注意点として、苦味が強いので少し飲みづらいといった点が挙げられます。このような場合は「はちみつ」を加えて飲むとよいでしょう。ティースプーン一杯ぶん位の少ない量から蜂蜜を入れていってちょうどいい甘さに調整してみてください。

寝る前にココアを飲む際の注意点

では最後に寝る前にココア飲む時の注意点をご紹介します。

虫歯に注意

寝る前にココアを飲むと虫歯になりやすくなるといったデメリットがあります。ただこれは砂糖がたくさん含まれているミルクココアを飲んだ場合ですので、ピュアココアに牛乳や蜂蜜を入れて飲む場合はあまり気にしなくても良いでしょう。

ただし飲み終わった後はしっかり歯磨きをしてから寝るようにしてください。

寝る1~2時間前に飲もう

ココアは就寝直前ではなく就寝の1~2時間前に飲むことをお勧めします。ココアを飲んでから栄養が体に吸収されるまで数時間の時間を必要とするので、ココアを飲んですぐに寝てもあまり効果が得られないからです。

このような注意点をしっかり守り、ココアを最大限に生かすようにしましょう!

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まとめ

この記事をまとめると

  • ココアに含まれるカカオポリフェノールやテオブロミンがすごい!
  • ココアを選ぶときは調整ココアはミルクココアではなくピュアココアを選ぼう
  • ココアは寝る1~2時間前に飲もう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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