ネギの1日の摂取量どのくらい?食べ過ぎた時の症状・対処法は?

緑のネギ

寒い冬はネギは大活躍する野菜ですよね。お鍋やネギ焼きなど色々なお料理にアレンジできる食材です。ご家庭の常備野菜とて常にストックしているご家庭もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は

  • ネギの1日の摂取量はどのくらい?
  • 食べ過ぎたらどうなる?
  • ネギを適量たべた時のメリットは?

これらのテーマでご紹介いたします。

スポンサードリンク

ネギの1日の摂取量はどのくらい?

かわいいネギ

まず最初にネギはどういう野菜なのかをご紹介いたします。

ネギ

ネギはネギ科ネギ属の野菜です。原産地は中国西部。今では一年中手に入りますが旬は冬です。寒い時期に低温でゆっくり成長することで、甘みと栄養価が増します。

ねぎは日本各地で栽培されていますが、生産量が多いのは埼玉県、千葉県、茨城県の関東3県。中でも埼玉県草加市方面では古くからねぎが栽培されていました。

ネギは薬味として何の料理にでもあうのでついついお料理に足してしまいますよね。

例えばラーメンにネギをドバっと入れて食べると、ラーメンのスープとネギのコラボレーションがたまらなく美味しいですよね。お好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ネギは1日にたくさん摂取してもいいのでしょうか?ネギの1日の摂取量はどのくらいなのでしょうか?みていきましょう。

生の場合

生の状態で食べますと、辛味成分が胃粘膜を刺激して、食べ過ぎると腹痛や下痢を引き起こしてしまう場合もあります。

1日の摂取量というと個人差があると思いますが、メタボの方は、1日のネギを1/2本食べることをおすすめされているので、1日のネギを1/2本食べることは摂取内だと考えられます。

食べ過ぎは体に悪影響を与えるので気をつけましょう。

加熱した場合

加熱調理するとネギ特有の甘味に変わって胃粘膜への刺激も減りますので、加熱調理すれば多めに食べても大丈夫だと考えられます。

また、加熱する事で「ネギ臭さ」も減ります。お鍋などで具材のエキスをたっぷりと吸ったくたくたになったネギは美味しいですよね。

しかし加熱した場合も個人差によって体調が悪くなる場合もなくはないので、食べ過ぎには気をつけましょう。何でも適量が一番良いといいことですね。

スポンサードリンク

食べ過ぎたらどうなる?

症状

ネギを生で使う場合は薬味として使う場合が多いと思いますが、生の状態で大量に食べるのは体に悪影響を与えるため、やめた方がいいでしょう。

 腹痛や下痢などの症状が出る 

ネギに含まれる硫化アリルは、血行を良くして食欲促進の効果がありますが、摂取しすぎると胃粘膜を荒らしてしまって胃のムカつきや、胃痛・胸やけを引き起こしてしまいます。

そして空腹の状態で大量に食べると善玉菌を減少させてしまい、腹痛や下痢などの症状が出る事もあるのです。

生のにんにくにも同様の硫化アリルが含まれています。生のにんにくの醤油漬けを美味しくて食べ過ぎて気持ち悪くなった経験のある方はいらっしゃいませんか?そのようなイメージです。

 口臭や体臭やおならがきつくなる 

腐敗したような独特な臭いもアリシンの成分のひとつで、ネギを食べると硫化水素が発生してしばらく体内に残ります。その為、肺から出る息が口臭となり、ガスとして排出される臭いがおならになります。

 頭が痛くなる 

血行促進効果によって、広がった血管が神経を圧迫することで頭が痛くなることがあります。血行促進効果によって、広がった血管が神経を圧迫することで頭が痛くなることがあります。

対処法

ネギは美味しいけれども食べ過ぎには気をつけることが一番大切です。しかしネギを食べ過ぎてしまったときに起こりうる症状に対する対処法は以下の通りです。

 加熱する 

アリシンは、加熱すると刺激成分が減り胃腸への負担も軽減できます。

 水にさらす 

アリシンは水溶性なので、ネギを水にさらしておくことで胃腸への負担を軽減できます。

 乳製品を食べる 

牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品を摂取すると、乳製品に含まれるタンパク質がアリシンを包み込んでくれるので口臭を防ぐことができます。

 緑茶・コーヒーを飲む 

緑茶に含まれるカテキンやコーヒーに含まれるタンニンが、アリシンに反応して無臭化すると言われています。

ネギを適量たべた時のメリットは?

血糖値・コレステロール値を下げる

長ネギにも辛味成分であるイオウ化合物が含まれています。硫化アリルがその成分で、活性酸素を抑えて血液をサラサラにする作用があり、動脈硬化の予防に効果的です。

また、ビタミンB1の吸収を高めて新陳代謝を促進させるため、血糖値が下がります。

下痢・便秘の解消

ネギは食物繊維豊富で水溶性食物繊維なので腸内でドロっとした状態になって、有害物質を体の外に出す作用があります。

野菜の中でもトップクラスの「解毒作用」のある野菜なのです。その上、天然のオリゴ糖も含まれておるから善玉菌も元気にしてくれるので便秘の解消に役立ちます。

血流の改善

ネギの白い部分に多く含まれており、ネギの鼻をツンとつく香りや辛みの成分のもととなっているのが硫化アリル(アリシン)です。

硫化アリルには、血液をサラサラにする効果があるため、血行改善効果が期待でき、冷え性などの症状を和らげてくれると言われています。

その他

ネギの緑色の部分に多く含まれているのが、抗酸化作用があると言われるビタミンCで以下の効能があります。

 風邪予防 

硫化アリルは優れた殺菌作用や抗酸化作用もあるので風邪予防にも効果的です。

細菌から体を守る白血球の機能を高め、活性酸素を除去し、ウイルスや細菌の侵入を防いでくれます。

 老化防止 

シミやしわも防いでくれる効果も期待ができます。また、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEも含まれている為、老化防止効果にも期待ができます。

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • ネギの1日の摂取量は生は1/2本~1本まで、加熱すればそれ以上可能だが食べ過ぎには注意が必要
  • ネギを食べ過ぎたら、腹痛や下痢などの症状が出たり、口臭や体臭がきつくなったり、頭痛が出たりする。
  • ネギを適量食べれば得られるメリットは以下の5つです。
  1. 血糖値・コレステロール値を下げられる
  2. 下痢・便秘の解消
  3. 血流の改善
  4. 風邪予防
  5. 老化防止

ネギは何の食材にも合って万能な上、健康にも良い野菜です。積極的に取り入れたいですね。

スポンサードリンク