納豆は消化にいい食べ物!消化時間・ひきわり納豆でも効果は同じ?

皆さんはおなかを壊している時や、体調不良の時に納豆を食べますか?納豆って、やわらかくて、なんとなく消化によさそうなイメージですよね。そこで今回の記事は、

  • 納豆はそもそも消化しやすいのか?
  • どんな種類の納豆が消化にいいのか?
  • 消化にいい食べ合わせはあるのか?
という疑問を解決していきます。

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納豆は消化に良い食べ物?

納豆は発酵食品です。その起源は諸説ありますが、平安時代後期に兵士たちが藁に煮豆を入れて持ち歩いていたら、発酵してしまい、食べて見たら美味しかった、という話が有名ですよね。納豆の原料は、

  • 大豆
  • 納豆菌

の2つみです。大豆は蒸すことによってやわらかくなり、消化が良くなります。また、納豆には大豆由来のタンパク質、ビタミン(B1・B2・E・K)、カリウム、カルシウム、ミネラル、食物繊維、大豆イソフラボン、オリゴ糖などが含まれていて、とても健康にいい食品なのです。

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納豆が消化に良い理由

納豆の消化時間

納豆が作られる過程は、以下の6工程です。

  1. 大豆の選定
  2. 浸漬(大豆を水に漬けて、やわらかくする)
  3. 蒸し煮
  4. 納豆菌(ナットウキナーゼ)噴霧
  5. 発酵
  6. 熟成

浸漬と蒸し煮にする工程で大豆がやわらかくなり、大豆をそのまま食べるよりもずっと消化に良くなります。また、納豆に含まれるナットウキナーゼは消化酵素の1種で、大豆のタンパク質を小さな分子に分解する働きがあるので、消化時間を短縮してくれる効果があります。納豆が消化にいいと言われるのは、作る工程と、ナットウキナーゼの働きのためですね。

納豆が消化されない時の原因

夜食べた納豆が、朝そのままの形で便に交じって出てきた・・・という経験がありますか?消化にいい納豆のはずなのに、一体なぜでしょうか。それはズバリ、体が「消化不良」を起こしているからです。いくら消化にいいといっても、体本来の消化活動がきちんと行われていなければ、納豆であっても消化することなく便と一緒に排出されてしまいます。

きちんと消化するためには、よく噛んで食べることと、夜寝る2~3時間前までに食事を済ますこと、食物繊維の多すぎる食事はしない、などを心がけるようにしましょう。

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ひきわり納豆などどんな納豆でも消化に良い?

スーパー

納豆は多種多様です。少し大きめのスーパーだと納豆だけの陳列で1コーナーあるほどですよね。納豆と一口に言っても、ひきわり納豆や乾燥納豆、黒豆納豆などなど・・・これだけの種類がある納豆は、全て消化にいいのでしょうか?一つずつ解説していきます。

  • ひきわり納豆:普通の納豆とちがい、煮る前に大豆を砕き、皮を取り除いてから作ります。そのため、より食感はやわらかく、砕いた納豆に納豆菌を噴霧するため、よりうまみや栄養価が高まっています
  • 乾燥納豆:納豆を水洗いしてぬめりを取ったものを乾燥させたもの。匂いが少なく食べやすいです。こちらもナットウキナーゼが含まれていますので、消化にいいです。ただし、通常の納豆と比べて硬いので、よく噛んで食べる方がいいでしょう
  • 黒豆納豆:黒豆も大豆の一種ですので、よく見る黄大豆の納豆と同じように、大豆の栄養素も含みます。また、黒豆にはポリフェノールが豊富で、黒豆納豆は消化にいいだけでなく、高血圧・高血糖・肥満の予防・改善の効果が期待できる食品です

納豆の効果は他に何がある?

納豆の原料となる大豆に含まれる栄養素は冒頭でも触れましたが、

  • タンパク質 
  • 脂質
  • ビタミンE
  • ビタミンB6、B2
  • ミネラル
  • カルシウム
  • カリウム
  • 食物繊維
  • 大豆イソフラボン

などです。大豆は、「畑の肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富です。しかも、大豆のタンパク質は、タンパク質の栄養評価方法において、100に近いほど良質なたんぱく質とされるアミノ酸スコアが100なのです!ですので、お肉がちょっと苦手・・・という方はタンパク質摂取のためにも毎日納豆を食べることをおススメします。

更に、大豆にはビタミンも豊富で、美肌効果のあるビタミンBや女性のホルモンバランスを整えるイソフラボンも含まれています。そのまま大豆を食べるよりも、消化の良い納豆を食べることで、大豆の栄養素を効率よく吸収することができますよ。

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消化に良いその他の食べ物

風邪などを引いたときに、納豆の他に消化にいい食べ物は他にあるのでしょうか?納豆と一緒に食べることで消化時間を短縮させることができます。おススメの食べ合わせは、

  • 納豆+とろろ(山芋)
  • 納豆+キムチ
  • 納豆+ぬか漬け

納豆ととろろを一緒に食べると、ナットウキナーゼの他に、とろろに含まれる「アミラーゼ」という酵素が消化を助けるので、とても消化しやすい組み合わせです。また、納豆と乳酸菌を一緒に食べるのもおススメ。キムチやぬか漬けは腸内環境を整える乳酸菌が豊富ですので、お腹にやさしい食べ合わせです。

消化不良を起こしているときなどは、硬い食べ物や食物・繊維の多い食べ物・脂っこい食べ物などは避ける方がいいでしょう。ヨーグルトや豆腐、白身魚の煮つけなどを献立にするとより消化にいい食事となります。

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まとめ

いかがでしたか?納豆が消化にいいと言われる理由や栄養素について詳しく解説してきました。今回わかったことをまとめると、

この記事をまとめると

  • 納豆は作る工程で柔らかくなるので消化にいい

  • ナットウキナーゼの働きで消化時間が短縮される

  • ひきわり納豆はより消化に良く、うまみを感じる

  • 納豆は食べ合わせによってより健康的に食べられる

ということがわかりましたね!毎日の健康のためにも、納豆を積極的に食べていきたいですね。