梨のカロリーはダイエット向き?栄養価や食べるタイミングを解説

梨は、夏から秋にかけて収穫される果物です。品種が多いので、季節ごとに違った味を楽しめます。酸味があるものや甘味の強いものなど、同じ梨でもバリエーションを楽しめます。今回は、

  • 梨ってどんな果物?
  • 梨の栄養価や効果効能
  • 梨はダイエットに最適?
といったテーマでご紹介します。

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梨ってどんな果物?

味と香りが自慢!ジューシーな「伊万里梨」(前編) | 株式会社まつの梨は、日本ではなんと弥生時代から食べられていた果物で、奈良時代に書かれた日本書紀にも梨の栽培の記述があるそうです。ただ、現在食べているような甘味が強く果肉も柔らかい梨は、明治時代以降に品種改良で作られたものだそうです。

特徴

梨はバラ科ナシ属の木になる果実で中国が原産、日本には弥生時代に入ってきたと言われています。現在では様々な品種改良が行われ、その種類も多く、現在は沖縄を除いて日本全国で栽培されています。

種類

梨の種類は大きく分けて3つあります。

  1. 日本で主に栽培・販売されているのが和梨」です。和梨のなかにも「赤梨」「青梨」という2つの種類があります。
  2. 「中国梨」という種類もあります。中国梨は日本ではあまり浸透しておらず、ごく一部の地域で少ししか栽培されていません。「慈梨(ツーリー)」という品種が人気です。
  3. 「洋梨」は、ひょうたんのような独特な形が特徴の梨で、アメリカやヨーロッパ、日本でも多く栽培されています。特に「ラ・フランス」は有名で、日本ではタルトやコンポートなどのお菓子に使われていることが多いです。栽培の際に、「追熟」というさらに甘さを強くする期間があるのも特徴です。

みずみずしくて甘く、他の果物にはない特徴的な食感とシャリシャリ感があります。好みが分かれますが、梨がお好きな方は、口に入れて噛んだ時のこのざらつきがたまらないという方も少なくありません。

海外ではサンドペア(砂を食べているような梨)として和梨は敬遠されていますがこのシャリシャリ感こそ日本の和梨の良い点ではないでしょうか。

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梨の栄養価や効果効能

カロリー

カロリー・糖質

梨100gあたりのカロリーは38kcalで、糖質は8.3gです。果物の中ではカロリー・糖質ともに低めです。りんごよりも梨の方が甘みを強く感じる方がいるかもしれませんが、りんごは100gあたり54kcalですので、りんごよりも梨の方がカロリーが少ないのです。

MEMO
カロリーを気にされている方は、小腹が空いたらりんごではなく梨に変えてみてはいかがでしょうか?

栄養素

梨には、ソルビトール・アスパラギン酸・カリウム・食物繊維・ポリフェノール・クエン酸など、体にとって嬉しい栄養素が含まれています。このうちのソルビトールは整腸作用が期待できる果糖の一種です。

しかし、果糖と聞くと糖分だから太るのでは?と心配の声が聞かれますが、一般的な砂糖と比べ、果糖は血糖値の上昇が穏やかなため太りにくい糖分と言えます。

ただし、食べ過ぎには注意が必要です。ソルビトールも摂取しすぎると下痢の原因になることもありますので、必ず適量を食べるようしてください。

効果・効能

水分が多く含まれる梨は、夏場に汗をかいて失った水分やカリウムなどのミネラル類を補給するのに最適です! また、梨に豊富に含まれるアスパラギン酸には疲労回復効果があり、水分とともに栄養補給ができます。

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梨はダイエットに最適?

梨はとても甘いですが、食べると太るのでしょうか。

カリウムがむくみを除去

梨はカリウムを比較的多く含みます。 カリウムは利尿作用もあり体内の余計な塩分(ナトリウム)を体外に排出してくれます。体内から余計なナトリウムが排出されると、体のむくみ解消やデトックス効果に繋がるでしょう。むくみが気になる方は、ぜひ梨を食べるようにしてみてはいかがでしょうか。

食物繊維で腸内環境を改善

果物の中で一番多く含まれているのがソルビトールですが、実は果物の中で一番ソルビトールを多く含んでいるのが梨なのです。ソルビトールは果糖の一種と言われています。整腸作用があるため、便通に悩まされている方は積極的に食べると良いですね。ただし、食べ過ぎには注意してください。

アスパラギン酸が疲れを改善

アスパラギン酸はご存知の方も多いかもしれませんが、栄養ドリンクにも含まれている栄養素です。アスパラギン酸は、エネルギー代謝を促進し、タンパク質の合成を助け、疲労回復効果をもたらしてくれます。

MEMO
アスパラギン酸は、梨の実にも含まれていますが、実はの方が多く含まれています

食べるベストタイミングは?

梨はカロリーや糖質が低いので、ダイエット中に甘いものを食べたくなった時や小腹がすいたときでも安心して食べられます。ただし、食べる時間帯は活動時間の多い朝や昼が良いでしょう。なぜなら、夜は活動時間が少なくエネルギー消費も少ないので、余分なカロリーが体に脂肪として蓄積されてしまうからです。

特にダイエット中の方は、活動時間帯である朝や昼に梨を食べましょう。

注意
食べ過ぎると太る原因になります。1日2/3個(200g)程度を目安にすると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 梨は中国が原産、日本には弥生時代に入ってきた。「和梨」「中国梨」「洋梨」の3種類ある
  • 梨にはソルビトール・カリウム・食物繊維・ポリフェノール・クエン酸などが含まれている
  • 梨はカロリーや糖質が低く脂質もほとんどない為、食べても太りにくいのでダイエットに最適

梨には、整腸作用やむくみ解消だけでなく美肌効果など、嬉しい効果がたくさんあります。ただし、食べ過ぎてしまうとお腹を壊す原因になりますので注意しましょう。

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