マッシュルームはスープやアヒージョ、炒め物など様々な料理に活用できるきのこですが、どのように保存していますか?一度に使い切れないとカビが生えてしまったり変色してしまったり、傷んでしまうこともありますよね。そこで今回は、
- マッシュルームの賞味期限
- 長持ちさせる保存方法
- 黒く変色したものは食べられる?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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マッシュルームの賞味期限はどれくらい?
マッシュルームの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…2〜3日
- 冷蔵保存…約1週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
マッシュルームは常温だと傷みやすく、季節によっても異なりますが2〜3日しか日持ちしません。購入後は冷蔵庫か野菜室での保存が必須です。
腐るとどうなる?
マッシュルームは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったマッシュルームの特徴・まだ食べられるマッシュルームの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 軸や表面が黒っぽく変色している
- 表面がぬるぬるとして水が出ている
- 酸っぱい臭いがする
マッシュルームはカサの部分が茶色くなっているのが通常の色ですが、傷み始めると 濃い茶色や黒に変色 していきます。
また、 カサの表面がぬるぬるしてぬめりがあったり、水気が出る こともあります。ぬめりは腐っていることが原因の時もあれば、食物繊維のペクチンが原因の時もあります。
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黒く変色したマッシュルームは食べられる?
マッシュルームを切ると、カサの内側部分が黒くなっていることがあります。「この黒い部分は食べられるの?」と思うかもしれませんが、黒くなっていたからと言って捨てる必要はありません!
食べても問題ないものなので、そのまま料理に使いましょう◎ その原因には3つのパターンがあります。
- 成熟
- 加熱
- 空気に触れた
成熟が原因
マッシュルームのカサの内側が黒いのは、傷んだり腐ったりしているわけではなく、 マッシュルームが成熟したことによる変色 です。
日本ではカサが開いたマッシュルームを食べる習慣はないが、海外では成熟してカサが全開になり黒くなった方が美味しいとも言われる
加熱が原因
マッシュルームは加熱することで黒く変色することがあります。火が通ったことによるものなので、こちらも食べても問題はないものです◎
空気に触れたことが原因
マッシュルームの変色は、空気に触れたことによって酸化し、ポリフェノールが増えたことによるものです。これには 「レモン汁」が効果的◎ カットした断面や表面にレモン汁をかけることで酸化を防止し、変色を防ぐことができます。
まだ食べられる見た目とその理由
マッシュルームが腐っているのかどうなのか、わかりにくいマッシュルームを見分けるポイントを見てみましょう。
- 断面がピンク色っぽく変色している
- 乾燥してパサパサ気味になっている
❶チロシンという成分原因:マッシュルームは 傷み始めると断面がピンク色に変色 していることがあります。
これは「チロシン」という成分によるもので、酸化したことによりピンク色や赤色っぽく変色します。チロシンに毒性はなく、赤カビではありませんので食べても問題はありません◎
❸水分が抜けていることが原因:マッシュルームの90%は水分でできているので、 日数が経つごとに蒸発して乾燥 していきます。表面がカサカサになっていても食べられますが、風味や味は通常時と比べて落ちている証拠です。食べても問題はありませんので早めに消費しましょう。
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マッシュルームを長持ちさせる保存方法
マッシュルームを長持ちさせる常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
常温保存でも2〜3日日持ちしますが、長持ちさせるためには冷蔵保存をオススメします。
冷蔵保存
マッシュルームをはじめとするきのこ類は、冷凍することで旨味がアップします。長期保存もできるので、一度に使い切れない時は冷凍保存しておくのもオススメです。
- カットせずラップに包む
- 密閉袋に入れて冷凍庫へ
できれば冷凍する際は、カットしていないそのままの状態で冷凍庫に入れましょう。解凍時間は設けず、そのまま料理に入れてOKです。冷凍の保存期限は約1ヶ月となっています。
丸ごと冷凍保存
マッシュルームは冷凍することで旨味がアップするので、購入後すぐに冷凍してもOKです!
- マッシュルームの軸を切り落とす
- 切らずに丸ごと密閉袋に入れる
- 金属バットにのせて冷凍庫へ入れる→早く凍らせる小技!
冷凍マッシュルームは解凍時間を設けず、そのまま料理に入れましょう。解凍すると水が出る原因となるほか、苦味成分もでてくるので味が悪くなってしまうことがあります。
マッシュルームは生食できる?
「マッシュルームは生で食べられるの?」と疑問に思ったことがあるかもしれませんが、「マッシュルームは生食することができます」!
椎茸やしめじなど、その他のきのこ類には食中毒となり得るが付着しているため生で食べることはできませんが、唯一 マッシュルームと高級きのこのトリュフは生で食べても大丈夫なきのこ とされています。
日本でマッシュルームを生で食べる文化はあまり浸透していませんが、海外ではスライスしてサラダに入れたり、パスタにかけたりと一般的に食べられています。
食中毒菌の有無や危険性、食べ過ぎた時の副作用について下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
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まとめ
この記事をまとめると
- マッシュルームの日持ちは、冷蔵:1週間 / 冷凍:1ヶ月 / 常温:2〜3日
- 長持ちさせたい時は冷凍保存がオススメ→旨味アップ
- マッシュルームが黒く変色するのは成熟・加熱・空気に触れたことが原因
- 上記の場合はまだ食べられる!
マッシュルームは保存していると黒く変色することがありますが、たいていの場合は食べられる状態です。腐っていないことが多いので、よく見分けてみましょう。すぐに消費できない時は冷凍もできるので、上手く保存して長持ちさせましょう。
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