にんにくは栄養がない?デメリットは?加熱後の栄養は?食べ過ぎはどの位?

にんにくは健康に良い食材として有名ですが、一方で調理の仕方によって栄養成分が変化するということもよく言われていますよね。

特に、加熱調理後の栄養について、効果がなくなるのでは?と気にされている方も多いようです。そこで今回は、

  • にんにくに含まれている栄養素
  • 加熱することで成分が変化する
  • デメリットはないのか
  • 加熱するときの注意ポイントは?
  • 1日の摂取量の目安
についてご紹介いたします。

スポンサードリンク

にんにくに含まれている栄養素

にんにくは、疲労回復や免疫力アップ、美肌効果、老化防止、冷え改善、がん予防などたくさんの健康効果があると言われていますよね。

では、どんな成分が含まれているのか、まずはにんにくの栄養についてご紹介いたします。

にんにくに含まれている栄養

にんにくにはさまざまな栄養が含まれています。

代表的なものはこちらになります。

  • アリシン
  • アリイン
  • アリナーゼ
  • アミノ酸
  • ビタミンB1
  • 他ビタミン類
  • マグネシウム
  • 他ミネラル類
このように、たくさんの栄養が含まれています。

スポンサードリンク

加熱することで成分が変化する

多くの方が気にされているのは、加熱調理後の栄養についてです。

特に、にんにくは加熱することによって、にんにく独特の匂いを抑えることができます。

そのときに、栄養も一緒に失われてしまうのでは?と気になる方が多いようなのです。

そこで、加熱することでどのように栄養成分が変化するのか、解説いたします。

生のにんにくの特徴

加熱後のにんにくについて解説する前に、生のにんにくについて解説いたします。

生のにんにくには、主に「アリイン」という成分が含まれています。

MEMO
にんにくを食べるとスタミナが出ると言われていますが、これはアリインの効果であるといわれています。

また、「アリイン」はカットしたりすりおろしたりすることによって、酵素と反応し「アリシン」という成分に変化します。

MEMO
この「アリシン」には、強い殺菌作用があるのが特徴です。

加熱するとどうなるのか

では、にんにくを加熱すると栄養価は失われてしまうのでしょうか。

実はにんにくは、もともと加熱しても栄養が失われにくい食材なのです。

つまり、加熱しても栄養は失われにくいので安心して加熱調理して良いと言えるでしょう。

MEMO
ちなみに、にんにくを加熱すると「アリシン」は「アホエン」という成分に変わります。

この「アホエン」、抗がん作用も期待されているのです。

加熱調理すると栄養価がなくなる、という訳ではないのですね!

スポンサードリンク

デメリットはないのか?

はてな

にんにくはもともと加熱しても栄養が失われにくい食材だとお伝えしましたが、デメリットはないのでしょうか?

にんにくの特徴から、デメリットについてもご紹介したいと思います。

食べ過ぎると副作用がある

にんにくを食べ過ぎてしまうと、胃痛や腹痛などの副作用を起こしてしまう可能性があります。

注意
特に、にんにくを生で食べる場合、その強い殺菌作用が原因となり、場合によっては腸内細菌の働きを抑制してしまうこともあるのです。

食べ過ぎには注意が必要だといえるでしょう。

ビタミンB1が失われやすい

にんにくは、加熱調理するとアリシンがアホエンという成分に変化するので、抗がん作用が期待できるとお伝えしましたよね。

もちろんその効果は期待できるのですが、一方でビタミン類は失われやすくなってしまいます。

注意
特に、にんにくに含まれているビタミンB1は、熱に弱いという特徴があるのです。

にんにくを加熱すると、抗がん作用は期待できるがビタミンB1は失われやすくなってしまうといえるでしょう。

スポンサードリンク

加熱するときの注意ポイントは?

ポイント

加熱する際に注意した方がいいポイントはあるのでしょうか?

にんにくを加熱する際のポイントについてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください!

油と一緒に加熱すると良い!

にんにくを加熱する際には、油と一緒に加熱することをおすすめします。

MEMO
というのも、にんにくを油と一緒に加熱することで、にんにくは油という膜にコーティングされます。

これによって、にんにくがもともと持っている成分が失われにくくなるのです。

なるべく空気に触れさせない

にんにくは、空気と結びつきやすいという性質を持っています。

ただ、空気に触れることで、にんにくは風味や栄養を失いやすくなってしまうのです。

MEMO
ですので、にんにくを空気に触れさせないためにも、先程お伝えしたように油と一緒に調理するといいでしょう。

にんにくの風味をしっかり楽しみたいときは、加熱する前に!にんにくをしっかり油と慣らし、空気に触れさせないようにすることをおすすめします!

温度に注意!

にんにくは加熱しても栄養が失われにくいとお伝えしましたが、温度が高すぎると栄養が失われてしまう可能性があります。

中でも、にんにくに含まれているビタミンB1は熱に弱いという特徴があるのです。

MEMO
なるべく栄養を失わないようにするには、高温(100度以下がおすすめ!)で加熱することは避けるようにしましょう。

スポンサードリンク

1日の摂取量の目安

にんにくを食べるときは、1日の摂取量を守ることが大切です。

生の場合は1日1片程度、加熱した場合は2~3片程度に抑えておいた方がいいでしょう。

MEMO
また、それでも腹痛などがある人は、少し量を減らした方がいいかもしれませんね。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか。

にんにくの栄養の変化について、またデメリットや加熱する際の注意点などについてご紹介いたしました。

この記事をまとめると

  • にんにくは調理方法によって成分が変化する
  • 基本的には加熱しても栄養は失われにくいが、ビタミンB1は失われやすくなる
  • 油でコーティングすることによって栄養が失われにくくなる
  • 食べ過ぎると胃痛や腹痛を起こすので摂取量を守ることが大切

にんにくは、ポイントを押さえておけば、なるべく栄養を失わずに食べることができるといえるでしょう。

にんにくを食べるときには、期待する効果によって調理方法を変えてみるのもいいかもしれませんね!

ぜひ試してみてください!

スポンサードリンク