山芋と言えばネバネバが特徴の夏バテ防止野菜の一つですよね。スタミナ野菜などとも言われ、オクラやモロヘイヤなどのネバネバ野菜の中の一つです。茶色くて細長い見た目をしていますよね。
そんな山芋ですが、通常断面は淡い黄色のような白色に近い色をしていますが、なんと断面が紫色の山芋もあるようですよ。沖縄県の宮古島などの極一部でしか生産されておらず、稀少な野菜と言われています。
今回は、そんな紫山芋の変色について紹介していきます。購入した時と色が違う、腐るとどうなるの?といったことについて詳しく解説していきます。今回紹介していくテーマは、
- 紫山芋が変色しているけど食べれる?
- 腐った紫山芋を食べたらどうなる?
- 山芋の変色にはレモンがおすすめ
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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紫山芋が変色しているけど食べれる?
通常の山芋が腐敗すると、茶色や黒色っぽく変色してきて、触るとぐじゅっと崩れるほど柔らかくなってきます。紫山芋が腐敗するとどのような状態となるのでしょうか?詳しく解説していきます。
何色に変色する?
通常の山芋類と同様、紫山芋が傷むと黒色に近い色へ変色していきます。外皮も光を浴びることによって色が変色していきます。山芋類は外皮に傷ができてしまうと、そこから細菌が侵入し腐敗が進みます。
部分的に腐敗が進行している場合は、取り除くことで食べることが可能です。
腐ったらどうなる?
山芋類は外皮に傷ができることで、そこから細菌が侵入し増殖します。するとキズの周辺が細菌により分解され、その部分が茶色っぽくなりグジュッとした柔らかい状態となります。
その部分は当然食べられませんが、周辺を摂りのそくことで食べることは可能です。どこまで腐敗しているかはわかりませんから、少し広めに取り除くと良いです。
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腐った紫山芋を食べたらどうなる?
腐っている紫山芋を食べてしまった場合は、細菌性の食中毒症状を発生する可能性が高くなるでしょう。具体的な食中毒の症状や原因などについて確認していきましょう。
食中毒
紫山芋に限らず腐敗した食品を食べれば、腐敗の原因となっている細菌によって様々な食中毒症状が見られます。食中毒には様々な種類があり、
- 細菌性の食中毒
- ウィルス性の食中毒
- 科学性の食中毒
- 自然毒による食中毒
- 寄生虫による食中毒
食あたりを詳しく見ていくとこれらの原因が考えられます。症状によって原因を特定することが可能ですが、腐敗した食品を食べてしまった場合は細菌性の食中毒が疑われるでしょう。
症状
腐敗した食品には、様々な食中毒菌が多く潜んでいます。間違って食べてしまえば、ご自身の体調によっては食中毒を引き起こす可能性が高いでしょう。
食中毒の原因菌によって症状は違いますが、腹痛や嘔吐、発熱や下痢といった様々な食中毒症状がみられるでしょう。多くの場合は7日以内に症状が見られますから、症状が見られた場合は速やかに医療機関に受診しましょう。
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山芋の変色にはレモンがおすすめ
山芋は普段外皮に守られていますが、調理する際に皮をむくと含まれているポリフェノールが空気中の酸素と反応して変色します。すりおろした山芋が黒っぽい色に変色した経験もあることでしょう。
これは酸化と呼ばれる化学反応が原因で、ある方法を使うだけで酸化を簡単に防ぐことができます。いったいどのような方法でしょうか?
レモンの使い方
山芋の変色を抑えるためにはレモンやお酢などの食品に触れさせると良いとされています。そもそも山芋が黒っぽい色に変色する原因は、山芋に含まれている、「ポリフェノールオキシダーゼ」と呼ばれる酵素と空気中の酸素が結びつくからです。
お酢やレモン汁を混ぜた水に山芋の断面を浸したり、すりおろしたとろろに数滴加えることで、とろろが酸性の性質に傾き、ポリフェノールオキシダーゼの酵素が働きにくくなります。
効果は?
すりおろした山芋にお酢やレモン汁を数滴加えるだけでもかなり効果は実感できます。入れすぎると味が変わってしまうため、量の調節は必要です。
通常すりおろすとすぐに変色してしまう事が多い山芋ですが、レモン汁やお酢を加えることでかなり変色を抑えられます。冷蔵保存しておくことで翌日くらいまで変色せずに食べられる場合もあります。
変色したからといって食べられなくなるわけではありませんが、やはり見た目の悪い料理は食が進みませんよね。お酢やレモン汁を使うことで、山芋の変色を防止しましょう。
まとめ
今回は、紫山芋の変色についてや、山芋の変色を防ぐ方法などについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 紫山芋は沖縄県などのごく一部で作られている稀少性の高い野菜
- 変色すると黒っぽい見た目になったり、トロけなどの腐敗症状がみられる
- すりおろした山芋類の変色は山芋類に含まれるポリフェノールが酸化することによって起こる現象
- すりおろした山芋にレモン汁やお酢を数滴入れるだけでしばらく酸化を防げる
いかがでしたか?山芋類の変色は、山芋に含まれる酵素が酸素と結びつくことによって起きる現象だということがわかりました。酸化の対策方法は、山芋に数滴のレモン汁やお酢を入れ、性質を酸性に傾けることです。
完全に防ぐことはできないということ、入れすぎると味が酸っぱくなるという注意点を意識し、実践してみてくださいね。
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