金平糖みたいな実の正体は?食べれる?金平糖の作り方とは関係ない?

皆さん住宅地の生け垣などで、金平糖みたいな実を見たことはありませんか?可愛い実だけど「何の実だろう?」と思いますよね。

この実は「コノテガシワ」という実なのです。この実は食べられるのでしょうか?金平糖の作り方と関係あるのでしょうか?

今回は

  • 金平糖みたいな実の正体は?
  • 金平糖の作り方は?
  • 通販でも色々な金平糖が…

これらのテーマでご紹介いたします。

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金平糖みたいな実の正体は?

コノテガシワ

住宅の生け垣などでみられる金平糖みたいな実の正体は「コノテガシワ」です。ヒノキ科コノテガシワ属の中国原産の植物です。

コノテガシワという名前はコノテガシワの枝の様子が子供が手を挙げる様子に似ていることから、この名前になったそうです。

コノテガシワの実(球果)は、長さ1〜2.5cmの 長楕円形で角がある独特の形 をしています。色は淡灰青色で、秋には褐色に熟し、黒褐色の種子が4個入っています。

食べれる?

コノテガシワは、薬として葉や種子が利用されているという話があります。薬ですから逆に毒にもなりえるということですね。 食べるのは避けたほうが無難でしょう。 

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金平糖の作り方は?

金平糖は砂糖で作られる、デコボコの突起をもつ、小さな玉状のお菓子です。基本の色は白ですが、色や香り、フレーバーが加えられ豊かなバリエーションをもっています。

金平糖と言えば、昔ながらの日本の和菓子の代表格ですよね。そんな金平糖は、実は元々はポルトガルから来た外来洋菓子だったのです。

17世紀頃、まだ織田信長がいた時代に、 ポルトガルより日本への献上品 として持ち込まれました。当時は、非常に貴重な品物で幕府や皇室など特別な人のみが食べられたお菓子でした。

そして、当時の金平糖は透明感のない原色だったのです。その後、金平糖は日本独自の技術を活かし、透明感で突起のある現在の形に進化しました。

金平糖には決まったレシピがなく、職人がその日の天候や気温によって、作る釜の温度・角度・糖蜜の濃度を変えながら五感を頼りに作っています。

金平糖職人が一人前になるには「コテ入れ10年、蜜掛け10年」と言われるほど長い年月が必要で、品質を保ちながら金平糖を作るのは大変難しいと言われています。

作り方を知っているからと言って、他のお菓子のように個人で簡単に作るのは難しいです。

金平糖の作り方をご紹介いたしましょう。

グラニュー糖を溶かす

大きな鍋にグラニュー糖を入れて水で溶かします。鍋に火をかけて、グラニュー糖が焦げないように慎重にかき混ぜながら溶かして、砂糖の液体である「糖蜜」を作ります。

この糖蜜は、金平糖作りにはとても大切な材料です。

糖蜜を振りかける

ザラメに糖蜜を振りかけかき混ぜます。金平糖作りには、銅鑼(どら)と呼ばれる 斜めに傾いた大きな回転釜を使用 します。

銅鑼が回転しながら熱せられているところに、金平糖の核となる小さなザラメを投入します。

投入されたザラメに1で作った糖蜜を全体に振りかけ、火でじっくりとあぶりながら、鍬のような器具を使って丁寧にかき混ぜます。

ザラメは回転しながら、次第に糖蜜がついて少しずつ大きくなっていきます。

角が出るまで繰り返す

「糖蜜を振りかけてかき混ぜ、乾いたらまた糖蜜を振りかけてかき混ぜる」という作業を、何日もかけて行います。

すると、当初は丸かったザラメの核が、徐々に糖蜜をまとって大きくなっていき 「角」と呼ばれる金平糖特有の突起 ができてきます。

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通販でも色々な金平糖が…

可愛い金平糖も

amazonなどのネット通販で、色々な金平糖を購入することが出来ます。可愛い金平糖もたくさんあります。可愛い金平糖の主な種類は以下の通りです。

  • カラフルにいろいろな色がミックスされて詰め合わせになっているもの
  • ビンに入っているもの
  • 単色の金平糖だけを詰め合わせたもの
  • 金平糖の色にグラデーションをつけてビンなどに入っているもの
  • 粒が大きさも大小それぞれ
  • 突起の大きさも色々
  • 不織布のパッケージに入ったもの

美味しい金平糖は?

明治二十五年創業で、「京の老舗」受賞されている「青木光悦堂」さんの金平糖が美味しいと評判です。金平糖の形になるまで、 1日1㎜程度しかできないものを、時間をかけて作っています。  京都で販売されています。通販でも購入することが可能ですよ。

明治二十五年創業 「京の老舗」受賞 青木光悦堂のHP

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この記事をまとめると

  • 金平糖みたいな実の正体は、住宅の生け垣などでみられる「コノテガシワ」で、ヒノキ科コノテガシワ属の中国原産の植物です。
  • 金平糖の作り方は以下の通りです。

    ・グラニュー糖を溶かします

    ・糖蜜を振りかけます

    ・かき混ぜ乾いたらまた糖蜜を振りかけてかき混ぜるという作業を何日もかけて角が出るまで繰り返します

    ・当初は丸かったザラメの核が、徐々に糖蜜をまとって大きくなっていき「角」と呼ばれる金平糖特有の突起ができてきて出来上がります
  • 通販でも色々な金平糖を購入することが出来、可愛い金平糖や美味しい金平糖があります。

「コノテガシラ」と「金平糖」の関係は、見た目が似ていることだけだったことがわかりました。金平糖は見た目も可愛くて、見ているだけでも楽しくなりますよね。

また食べたら甘くて美味しくて思わず微笑んでしまいますよね。贈り物にしても皆さん喜んでくれそうなので、贈り物に選ぶのも良いですね。

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