もつ鍋のもつはどこの部位?牛・豚どっち?カロリーは高い?太る?

もつ鍋は九州料理の一つですが、寒い時期になると食べたくなる料理でもありますよね。もつ=内臓ですが、どこの部位が使われているのでしょうか?今回は、

  • もつ鍋のモツはどこの部位?
  • モツの栄養成分と効果
  • もつは食べると太る?カロリーは?

こちらのテーマについて紹介いたします。

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もつ鍋とはどんな食べ物?

もつとは、牛や豚の内臓のことで「ホルモン」とも呼ばれています。主に小腸・大腸のことで、焼肉の部位としても人気です。牛や豚の内臓に限った言葉で、鶏の内臓はホルモンと呼びません。

もつ鍋は福岡県の博多を代表とする鍋料理で、ニラやキャベツなどの野菜と一緒に食べるのが定番です。

もつ鍋のモツはどこの部位?

もつ鍋のもつはどこの部位?という疑問についてですが、もつ鍋によく使われているのは『マルチョウ』と呼ばれる部位です。焼肉のメニューにもあるマルチョウは、小腸の部分にあたります。柔らかくプルプル食感が特徴で、噛むとじゅわっと脂が滲み出る部位です。

もつ鍋に使う部位として一番有名なのはマルチョウですが、他にもこのような部位が使われることがあります。

  • ハツ…心臓付近の部位でコリコリ食感
  • シマチョウ…大腸の部分で脂が少なくあっさりしている
  • センマイ…牛の第三の胃袋でさっぱりした味が特徴
  • ハチノス…牛の第二の胃で蜂の巣ような見た目が特徴。味は淡白で柔らかい
  • ギアラ…牛の第四の胃袋で噛むほどに味が滲み出る

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モツに含まれる栄養素とカロリー

モツは脂質が多く高カロリーなので食べ過ぎ注意ですが、ビタミンB12やマンガンを豊富に含んでいます。また、ナイアシンやパントテン酸も含んでいます。ホルモンに含まれているコレステロール値が高いので、過度な摂取は体に負担を掛けてしまいます。

  • パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
  • ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
  • マンガン:マンガンは、食事によって取り込んだ食べ物の炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を助ける必須ミネラルです。加えて、骨形成に関わり、丈夫な骨と軟骨を維持を助けます。加えて、体内のホルモンの合成も担うミネラルです。
  • 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。

妊娠中(妊婦)でも食べられる?

もつ鍋は、妊娠中でも食べることができる料理ですが、『食べ過ぎない方が良い』とされています。その理由には、モツが含む脂質の多さにあります。

また、妊娠中にあまり摂らない方が良いビタミンAについて心配されることもあります。動物性ビタミンAは体に必要な栄養素ではあるものの、妊娠中の過剰摂取は禁物です。

“動物性ビタミンA”を妊娠初期(妊娠1ヶ月〜4ヶ月まで)に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。しかし、モツに含まれるビタミンA量は100gあたり2μgとごく少量です。ビタミンAに関しては、影響が出る量ではありません。

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もつ鍋は食べると太る?

モツ100gあたりのカロリーは、牛ホルモンが162kacal豚ホルモンが179kcalとなっています。かなり高カロリーなのがわかります。

また、ホルモン100gあたりに含まれる脂質量は26.1gとかなり高めです。 脂質の理想的な摂取量は1日50g とされているので、ホルモン100gを食べるだけでその半分を占めてしまいます。

まとめ

この記事をまとめると

  • もつ鍋のもつにはマルチョウという小腸の部分が使われることが多い
  • 他にも牛の胃や心臓付近の部位が使われることも
  • もつには脂質が多いので食べ過ぎは肥満の原因に
  • 妊娠中でも食べられるが適度な量に抑えて!

もつ鍋に使われているモツは、焼肉でも人気のマルチョウという部位がメインです。柔らかく脂質が多いので、食べ過ぎると太る原因にもなります。もつ鍋を食べる際は量に注意しましょう‥!

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