皆さんはもち米を使った料理を作ったことはありますか?通常のご飯に使う米と違って、炊き上げるともちもちして非常に美味しいもち米ですが、意外と扱いに困ってしまう食品ではないでしょうか?最近では家でもち米を使うことも少なくなってきて、なかなか馴染みのない食材に替わってきましたがぜひこの機会にもち米の特徴をおさらいしてみてくださいね!今回はもち米の賞味期限や活用方法など紹介していきたいと思います。
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目次
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もち米とは?
どうして他の米に比べてもちもちになるの?
もち米がどうして、他の白米(うるち米)に比べてもちもちになるのか疑問に思ったことはありませんか?実はこの答えを握っているのが「デンプン」です。デンプンには「アミロペクチン」と「アミロース」という2種類があります。それぞれ特徴があり、アミロペクチンは水に溶けない性質を持つデンプンですが、一方のアミロースは水に溶けやすい性質を持つデンプンです。うるち米のデンプン比率はアミロペクチン:アミロース=8:2なのに対して、もち米はそのほとんどがアミロペクチンで構成されているという違いがあります。
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アミロペクチンの割合が増えるほど粘りが出てくる!
アミロペクチンが多いほど、お餅に近いもちもちとした食感となり、粘りがぐんぐん強くなります。もち米のデンプンを構成しているのはほとんどがアミロペクチンですので、もち米を炊くことであのお餅のもちもち感が出てくるのです。お米農家の方は日々、デンプン量を調整しながら、粘り気とふっくら感の丁度いい品種を作り出すために努力しています。
もち米の賞味期限はどのくらい?
未開封
もち米の賞味期限は通常の白米として食べられるうるち米よりも少し長めに設定されており、大体1年から1年半とされています。未開封で保存状態が良ければ3~4年過ぎていても食べることができるとのことです。どうでしょうか?想像よりもずっと長いですよね。こうした特徴からも、昔からお米は大事に扱われていたということがわかりますよね。
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開封後
実は他の食品と違ってもち米やうるち米は開封後と未開封の賞味期限が同じなんです。そこまで空気による品質劣化がないということですね。そもそも元々お米が入ってる袋には小さな穴がたくさん開いてるのをご存じでしょうか?スーパーで買ってきた米の袋をよく見てみると、小さい針で開けたような穴がたくさん確認できると思いますよ。
古いもち米の活用方法
白米と一緒に炊く
古いもち米を使う場合は新鮮な白米と一緒に炊くと、品質の劣化を感じることなく食べることができますよ!白米にもち米のモチモチな食感が加わり、白米だけで食べるよりも食感の変化がとても面白くて、それが美味しさにつながります。
水加減に気をつけて炊く
もち米は通常の白米を炊くよりも水につけておく時間や水の量を注意する必要があります。水につけておく時間は白米よりも1~2時間ながめに、水加減は白米を炊く時よりも1~2割少な目にすることが重要です。
主な活用方法はおはぎ
古いもち米の主な活用方法はおはぎが良いでしょう。おはぎと言うと自分で作るのが大変そうと思ってしまうかもしれませんが、実は炊飯器で手軽に炊けて簡単に作れてしまう方法があるんです。この場合も水加減や浸水時間をしっかり守ってくださいね。
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もち米の処分した方がいい状態は?
もち米はかなり保存が効く食品だということを伝えしましたが、今度は賞味期限以内でも処分した方が良い「食べることのできないもち米の状態」を紹介していきますね。もち米は保存がきく食材だからこそ、保存方法に気を付けないと様々な状態変化をしてしまうので、ここでおさらいしていきましょう。
カビ
水分はたくさん含まれている場所に置いておくと米にカビが生えることがあります。白いふわふわした毛を持つ白カビや、青カビ、黒カビなど様々な種類のカビが生えるケースがあります。一部にカビが生えていたとして、その部分だけを取り除けば食べることができるんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、カビ菌の根っこは意外と深くまで張り巡らせますのでカビの生えてしまったもち米は、まるっと全部破棄してしまうのがおすすめです。
変色
もち米は通常真っ白の色をしていますが、腐敗してしまうと茶色や黄色に変色します。時には赤く変色することもあるので、明らかに色が変わっている場合は食べないようにしてください。またお米特有の香りが消えてカビ臭い匂いがしてしまっていたら、目には見えないようなカビ菌が繁殖している証拠です。カビはその根っこを口に入れただけでも、反応しやすい人はアレルギー反応を引き起こしてしまうケースがあるので、残念ですが破棄してしまった方が賢明です。
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まとめ
この記事をまとめると
- もち米は1年から1年半の賞味期限があり、未開封でも開封後でも変化はない
- もち米は簡単に炊飯器でおはぎを作ることが可能
- カビが生えていたり変色していたら食べない方が良い
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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