妊娠中は何かと食べるものに注意しなければならないのが少し大変なところですよね。特にアルコール成分が入っているものはおなかの中にいる赤ちゃんの発達を阻害してしまうとされており、気をつけるべきものの代表的なものにあげられていますよね。ではアルコールが含まれている調味料のみりんは妊娠中食べても良いのでしょうか?今回の記事ではみりんは妊娠中や授乳中に使うと危険なのかどうかについて紹介していきたいと思います。
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目次
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みりんは種類によってアルコール度数が違う
本みりん
みりんは種類によってアルコール度数が違います。そもそもみりんに種類があるということをご存知ない人も多いと思いますのでまずそれを説明していきます。みりんには原材料やアルコール度数の違いで本みりんとみりん風調味料の二つに分類されています。
本みりんの場合はアルコール度数が約14%であり、区分が酒類調味料として扱われています。
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みりん風調味料
みりん風調味料の場合はみりんと似たような味わいを持ちますが、アルコール度数が1%未満のものとなっています。同じみりんという名前が入っているにも関わらずこのようにアルコール度数が10%以上も差があるなんて知りませんでしたよね。これだけでも使い方が大きく異なってくると想像できますよね。
アルコールが胎児や与える影響とは?
胎児性アルコール症候群
どうしてアルコールは妊娠中に摂取してはいけないのかをご存知ですか?それは胎児アルコール症候群という怖い病気につながるからです。
どのくらい摂取すると危険?
胎児アルコール症候群の子供を産んだ母親は、妊娠中継続して大量の飲酒を行っていると言われています。 1日のアルコール摂取量15ml未満であれば胎児への影響は少ないと言われています。このアルコール摂取量15mlというのはビール缶1本分のアルコール量に相当します。ですがビール一缶なら飲んでもいいということではなく、体の小さな日本人はもっとアルコールが少ない量でも胎児に影響が出てしまう場合もありますので注意しましょう。
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授乳中の子どもに影響はある?
母乳にアルコールが混じる?
では妊娠中はアルコールを飲むのがダメでも、授乳中は良いのではないのという疑問を持つ方もいるかと思います。ですが結論から言うと授乳中もアルコールは控えたほうが良いです。調べてみると母乳にアルコールが入ってしまうので、授乳中もお酒を飲んではいけないという情報がありました。しかしこれには科学的根拠はありません。それよりもアルコールは体内に入るとプロラクチンという母乳を分泌するホルモンの出が悪くなってしまうと言われています。これを踏まえても授乳中にアルコールを飲むのは控えたほうが良さそうですね。
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みりんのアルコールを飛ばすのに必要な時間
1〜2分煮立たせる
ではアルコールが入っているみりんも妊娠中や授乳中に摂取してはいけないのでしょうか?これにつきましては「加熱調理に使い、アルコールを飛ばした状態であれば食べてもOK」 とされています。みりんのアルコールを飛ばすには沸騰させてから1~2分程煮だたせる必要があります。
料理酒も同じ方法で使える?
料理酒に関してもアルコール分をしっかり飛ばした状態であれば、問題なく料理に使うことができます。 こちらもみりんと同じく1~2分程度沸騰させればアルコールが飛んでくれます。
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まとめ
この記事をまとめると
- みりんは種類によってアルコール量が変わる
- 妊娠中や授乳中はアルコールを摂取しない方が良い!
- 料理に使うときには1~2分沸騰させればアルコールが完全に飛んでくれるので問題なし!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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