ミントでくしゃみが出るのはアレルギー?原因と症状•喘息が出る可能性も解説!

皆さんはミントガムを食べた時にくしゃみが出ることはありませんか?それ実はあなただけの問題ではなくいろんな人が同じ悩みを持っているかもしれません。今回はミントでくしゃみが出るのはどのような原因なのかについて紹介していきたいと思います。

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ミントでくしゃみが出るのは香料が原因?

コショウでくしゃみと同じく、ただの刺激が原因の可能性かも

ミントに含まれるメントールという刺激性の物質が、鼻の粘膜を刺激するとくしゃみが誘発されてしまうという人もいるといいます。この点ではコショウを吸うとくしゃみが出てしまうのと同じ原理です。

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ミント味のガムや歯磨き粉でも発症する

実はミントにもアレルギーもあります。そのようなミントのアレルギーを持った人はミント味のガムだけではなく歯磨き粉やミント入りのリップクリームで唇が荒れたり口内が腫れたりするのです。ただくしゃみだけしか出ない人はミントのアレルギーである可能性は少ないでしょう。

ミントそのものより香料が原因かも

ミントだけでなく使われている香料に体の免疫反応が過敏に反応してしまう香料アレルギーという症状もあります。香料アレルギーは特定の臭いを吸うと息苦しさやめまいなどの症状が出て体調が悪くなる過敏症の一種です。これは香料に含まれる化学物質へのアレルギー反応であると言われています。 

香料が原因で起こるアレルギー症状

アレルギー

特定の匂いを吸い込むことで症状が出る香料アレルギーですが、その症状は多岐にわたります。

香料アレルギーの症状

  • 湿疹
  • 蕁麻疹
  • めまい
  • 吐き気
  • 手足のしびれ
  • 頭痛
  • くしゃみ

このようにいろいろな症状が出てくるのがアレルギーの特徴です。ミント製品だけではなく香りの良い香料は様々なものに含まれています。シャンプーやリンス、洗剤、柔軟剤など私たちの身近にある製品には必ずと言っていいほど香料が使われていますので、病院に行くほどじゃないけどなんだか咳やくしゃみがひどいなぁというときに、もしかしたら原因は日々使っている日用品の香料が原因だったということもあり得るのです。

アレルギーの診察は何科に行くと良いの?

アレルギーの影響を疑った場合は、何科に行けばいいのか分かりづらいですよね。基本的には症状に合わせた診療科の受診を行えばよいのですが、それぞれの特徴をお伝えしますね!

耳鼻科/耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は、鼻、耳、のどを専門的に診る診療科です。「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」という鼻炎症状がとくに気になる場合は、耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。症状を伝えると、基本的にアレルギーの検査を受けることができます。

小児科

子どものアレルギー症状、花粉症なら小児科で診てもらうのがベストです。薬の選び方や、対応の方法、緊急時の対応も大人と異なる場合が多いので、子どもの場合は専門医に診てもらいましょう。長く診てくれているかかりつけの小児科があるなら、まずそこに相談してみましょう。

内科

内科は15歳以上の人が対象で、「ケガの治療や手術などの外科的な治療が必要ない病気のほとんど」を診療します。内科、外科という言葉ななんとも分かりづらさがありますよね。体を切ったり縫ったりせずに治してくれそうだなぁと思ったら、内科でOKです。風邪や体内の不調の治療などが内科の領域ですが、アレルギーの一種である花粉症も範囲内なので、内科でアレルギー症や花粉症の治療を行っている人はたくさんいます。

眼科

眼科は目とその周辺のまぶた、目の筋肉、涙に関する器官を専門的に治療します。食物アレルギーで、「目」に異常が出てきた方は眼科での受診がおすすめです。例を挙げるとしたら「目のかゆみ、充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど」の症状がある場合ですね。アレルギーの処方薬でステロイド点眼薬を使用する場合は、眼圧が弱くなってしまうケースもあるようです。定期的に眼科に受診し眼圧検査をおこなってチェックしてもらいながら治療していくのが良いでしょう。

アレルギー科

あまり聞き馴染みのない診療科目ですが、「重篤な場合」はアレルギー科の受診がおすすめです。文字通りアレルギー性疾患を専門的に盛る診療科なので、アレルギー専門医が常駐しているのが特徴です。クリニックの名前に「~アレルギークリニック」とあったり、診療科目に「アレルギー科」と掲げているところの多くはアレルギー専門医が診療を行っています。アレルギーや花粉症に対する治療は、「診療ガイドライン」という、治療の流れややり方のルールブックがありますので、どの診療科でも大きく変わることはありませんが、症状が重い場合などは、アレルギー専門医がいるアレルギー科を受診するという選択もあります。

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ミントで気管支喘息が発症する場合もある

アスピリンとは

アレルギー

香料アレルギーの他にもミントは気管支喘息を発症させてしまう恐れがあります。 ミントはアスピリンと言う喘息を引き起こす可能性のある物質と化学式が似ていることからミントガムで喘息を引き起こしてしまったという症例が過去に報告されています。

アスピリン喘息とは?
アスピリン喘息(AIA : aspirin induced asthma)とは、アスピリンやアスピリンと同様な作用をもつ薬の「解熱鎮痛剤(解熱剤、鎮痛剤、風邪薬、坐薬、湿布など)」などによって誘発されることのある喘息のことです。最近では、アスピリンだけに対する過敏症と間違われて診断されることが多いため、NSAIDs過敏喘息と呼ぶ方が良いといわれています。NSAIDsとはステロイドという副作用を持つ成分を含まない、同様の作用のある薬を言います。アスピリン喘息は喘息を持っている人の「約5~10%」にみられるもので、解熱鎮痛剤だけではなく様々な食品や薬剤に含まれる色素、防腐剤などによって誘発されることがあります。

喉から「ヒューヒュー」「ゼーゼー」鳴ると要注意

喘息の特徴として息をした時に喉からヒューヒューやゼーゼーという音が鳴るというものがあります。ミントガムを口に入れてからなんだか調子が悪い、呼吸がしづらいなどの症状があった場合はすぐに病院で受診することをお勧めします。

喘息の特徴は?
喘息とは気管支という肺と口、鼻をつなぐ空気の通り道が敏感になって狭くなる発作のことをいいます。小児も大人も、喘息の原因は気道の炎症です。喘息症状の特徴は喉から「ぜーぜー、ヒューヒュー」といった喘鳴が聞こえる、呼吸困難感が強く表れる、急に動けなくなる、胸が痛くなる、動悸や息切れがある、背中が以上に張る、激しい咳がでてくる、などの症状が現れます。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ミントでくしゃみが出る人は少なくない!
  • もしかしたら香料アレルギーの可能性があるかも?
  • ミントは喘息を引き起こす可能性のあるアスピリンと似ているため、喘息になることもある

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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