みかんの薄皮を剥く方法!重曹以外は包丁や流水でも!実は栄養も

みかんを食べている時に薄皮が口の中に残って気になったことはありませんか?薄皮にも栄養があると聞きますが、味や食べやすさだけで言うと薄皮がない方が良いですよね。でもひとつひとつ薄皮を向いていくのはとても面倒なので諦めて食べてしまっている人が多いかも知れません。でも、みかんの薄皮はある方法を使えば簡単に剥くことができます。そのまま食べるだけでなく、ゼリーやケーキのトッピングに使うときにもとても便利です。そこで、今回は

  •  重曹でみかんの薄皮を剥く方法!
  •  みかんの薄皮を剥く方法!重曹意外
  •  みかんの薄皮に栄養はある?
についてご紹介いたします。

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重曹でみかんの薄皮を剥く方法!

 

みかんの果肉を包んでいる薄皮を 『じょうのう』 と言います。じょうのうは食べられるのですが、口の中に残って食べづらいと感じる人もいると思います。でも手でじょうのうを剥がそうとすると実がボロボロになったり、手が果汁でベタベタになってしまうので苦労の割にあまり良い結果になりません。みかんの缶詰のようにツルンとじょうのうが剥けたらうれしいですよね。みかんの缶詰の場合には塩酸を希釈したものを使ってじょうのうを溶かしています。人体に害がないように極めて薄く希釈しているそうですが、自宅で塩酸を使うのは危険です。塩酸を使わなくてもキッチンにあるもので同じようにじょうのうを溶かすことができます。

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方法  

自宅でみかんのじょうのうを剥きたい場合には『重曹』を使うのがおすすめです。

材料

  • みかん・・・好きな量
  • 水・・・みかんがすべて浸かる量
  • 重曹・・・水500mlに対して小さじ1
重曹でみかんの薄皮を剥く方法
  1. みかんの外皮を剥き、バラバラにする
  2. 鍋に水と重曹を入れて沸騰させる
  3. 弱火にしてみかんを入れ2分程度加熱する(煮詰めすぎると薄皮だけでなく中身まで溶けてしまうので注意)
  4. ボウルに水を溜めておく
  5. 薄皮が浮いてきたらみかんを鍋から取り出し水を張ったボウルに入れて冷やす
  6. 水を3回程度入れ替えながら優しく水を混ぜるようにして重曹を洗い流す
  7. みかんの表面を優しく撫でるようにして薄皮を取る

重曹は安全?  

重曹は掃除用と食品用があります。みかんのじょうのうを剥くために使うので食品用の重曹を使いましょう。みかんの薄皮を溶かしてしまうので食品とは言え体に害があるのではないかと不安に思う人がいるかもしれませんね。でも重曹は化学名は 『銃炭酸ソーダ』 と言い、食塩を電気分解して二酸化炭素を入れて作られるものなので安全性が高い物質です。弱いアルカリ性で酸を中和させる作用があり、ベーキングパウダーの主成分でもあります。

重曹で皮が剥けるのはなぜ?

なぜ重曹でじょうのうが溶けるのかと言うと、じょうのうの主成分がペクチンだからです。ペクチンは酸性多糖類なので、アルカリ性の重曹水に浸けると分解されて溶けてしまいます。

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みかんの薄皮を剥く方法!重曹以外  

重曹を使わなくてもみかんの薄皮を剥くことは可能です。

①包丁で  

みかんの薄皮を包丁で剥く場合は、ヘタの部分に切れ込みを入れて白い皮と実の部分に包丁を入れるように回しながら外皮を剥きます。外皮が剥けたら、房ごとには分けず丸いままで持ち、薄皮と実の境目に包丁を入れて中心まで切り込みを入れます。2回め以降は薄皮と実の間に包丁を入れて中心まで切り込みを入れたら包丁を倒すようにして実を剥がします。これをくりかえすときれいに薄皮のない果肉だけになります。

②流水で  

外皮を剥いたら、水を流しながら白いスジや薄皮を剥がして行きます。水に濡れることで湿って剥がれやすくなります。手でやりにくいときには爪楊枝やフォークなどを使うと取りやすいです。

一番きれいに剥けるのは?

みかんの薄皮が1番きれいに剥けるのは『重曹』を使った方法です。包丁や手で剥くとどうしても果肉がボロボロになるところができてしまいますが、 重曹は薄皮を溶かすので果肉へのダメージがなくツルンとした仕上がり になります。

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みかんの薄皮に栄養はある?  

食べやすさやゼリーやケーキのトッピングとして見た目を重視したいときには薄皮を剥いたほうが良いですが、薄皮の主成分であるペクチンは水溶性食物繊維なので、お腹の調子を整える働きをしてくれます。また薄皮に付く白いスジにも栄養があるので、栄養面から考えると薄皮は食べたほうが良いでしょう。

薄皮の栄養  

みかんの薄皮にはペクチンが含まれています。ペクチンは水溶性の食物繊維で、お腹の調子を整え、下痢や便秘を解消する効果が期待できます。また、脂質の吸収を穏やかにする効果や食物繊維は水で膨らむため満腹感を感じやすく、ダイエットにも効果的です。みかんの薄皮に付いている白いスジにはヘスペリジンというポリフェノールの1種が含まれています。抗酸化作用が高いので、生活習慣病の予防に効果が期待できます。

薄皮がない方が美味しい  

薄皮に栄養があることはわかりましたが、やはり薄皮なないほうが食べやすいですし、みかんの甘酸っぱい果汁をダイレクトに感じられるのでおいしいです。

薄皮を剥いてスイーツに

薄皮を剥いたみかんはゼリーやケーキなどスイーツ作りのトッピングにおすすめです。オレンジ色で見た目を華やかにすることができます。

まとめ

『みかんの薄皮を剥く方法!重曹以外は包丁や流水でもできる』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • みかんの薄皮は重曹で溶ける
  • 包丁や流水でもみかんの薄皮は剥ける
  • みかんの薄皮にはペクチンやヘスペリジンが含まれるので食べたほうが良い

みかんの薄皮は酸性なのでアルカリ性の重曹に反応して溶かすことができます。重曹はベーキングパウダーの主原料なので、安全性が高く安心です。ただし、重曹は掃除用ではなく食品用のものを使ってくださいね。

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