豚ロースを柔らかくする方法5選!知っておきたい裏技を解説!

豚のロースといえば、厚みによって生姜焼きやとんかつ、トンテキなど、様々な料理で使用される人気の部位です。お肉らしい食感と豚の脂の甘みを感じることができますよね!今回は、豚ロースを柔らかくする方法について紹介していきます。

豚ロースはとても便利な部位ではありますが、「パサつく・硬い」といった意見をお持ちになられる方も多いですよね。特にとんかつやトンテキなど、厚みのあるロース肉を使用した場合は気になりますよね。そこで今回は、

  • 豚ロースが硬い理由は?
  • 柔らかくする方法5選

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてください。

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豚ロースが硬い理由は?

そもそも豚ロースはどうして硬いのでしょうか?豚ロースが固い理由を詳しく見ていきましょう。

筋繊維

豚ロースは赤身の部分が多い部位でもありますよね。赤身のお肉は無数の筋繊維からできており、この繊維は加熱しても残るため、食べたときに嚙み切れずに硬いと感じます

生姜焼き用などのように薄くスライスされている商品であれば、筋繊維が短くカットされているため歯切れがよいのですが、とんかつ用などの厚みのあるロース肉の場合は硬さを感じやすいです。

タンパク質

ロース肉に限ることではありませんが、お肉全般の主成分はタンパク質です。タンパク質はお肉に含まれる水分などを保持していますが、加熱によって水分が「肉汁」として流出し、急激に収縮します

特に炒め物や焼肉など、短時間で加熱する調理の場合はお肉が縮まりやすく、硬くなりやすいのです。長時間かけて煮込む料理の場合は、筋繊維がほぐれるためお肉を柔らかく保ちやすいです。

水分

豚ロースを柔らかく調理するためには水分の含有量が重要になってきます。肉汁をいかに豚肉内部にとどめたまま調理できるかによって、お肉の堅さは上下してきます。そこで重要になってくるポイントは「pHの調整」です。

どうしてpHが重要になってくるかといいますと、pHの数値によってお肉の保水力が変化するのだとか。豚肉のpHは通常5~5.5程度ですが、お肉が固くなってしまうpHは5前後と言われていますので、何もしないで調理すると硬くなりやすくなります。

pHを上下させる方法については続いての項目で紹介していきます♪

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柔らかくする方法5選

レシピ

豚ロースを柔らかくする具体的な方法について紹介していきます。今回は5つの方法について紹介していきますので、どのご家庭でもお試しいただけるのではないかと思います。是非お試しくださいね♪

筋繊維を切る

1つ目の方法は「筋繊維を切る方法」です。肉叩きをご利用されると一番良いのですが、無いご家庭は包丁のミネ部分で叩く方法でも大丈夫です。表面を軽くたたくだけで変化を感じることができますよ♪

叩く以外にも、脂身と赤身の境目の筋を断ち切ることでもお肉を柔らかくできます。筋に対して直角になるように少しだけ切り込みを入れていきましょう。切り込みの幅が広すぎると、切り口から肉汁が流出しやすくなりますので注意しましょう。

パイナップルやキウイを使う

2つ目の方法は「酵素の力で柔らかくする方法」です。酸味のあるパイナップルやキウイフルーツなどの果物がとても有名で、驚くほど柔らかくなりますよ♪

玉ねぎにもタンパク質分解酵素が含まれており、すりおろしたりみじん切りにした状態の玉ねぎと一緒にしておくと柔らかくなりますよ♪

薄切りのお肉の場合は、酵素の力が強力すぎてお肉がボロボロになってしまう場合もあるので、少し厚みのあるお肉で試したほうがよいでしょう。

炭酸水に漬ける

3つ目の方法は「炭酸水でpHを調整する方法」です。炭酸水に付け込んだり、炭酸水でお肉を煮込むことで、お肉のpHが酸性に傾くため保水力がアップしてジューシーに仕上がります。

炭酸水のほかに、コーラやビールなどでも効果が得られますが、使用する量によってはお肉にニオイが移ってしまう可能性もあります。使用する分量や、入れるタイミングなどに注意しながら使用しましょう。

はちみつに漬ける

4つ目の方法は「はちみつを使用して保水力をアップさせる方法」です。焼く前にはちみつをお肉の表面に塗ることで、焼いたときの肉汁の流出を防ぐことができます。はちみつがないご家庭は砂糖で代用することもできますよ♪

使用する料理によって甘さを調整する必要がありますので、塗りすぎには注意しましょう。また、糖分は焦げやすいのでその点にも注意しましょう。

弱火でじっくり焼く

5つ目の方法は「弱火でじっくり焼く方法」です。タンパク質は急激な温度変化によって変性し、繊維の収縮を招きます。アツアツのフライパンでジュワーッと焼いてしまうと、硬くなりやすくなります

ただ、しっかりと焼き色を付けるためには高温で表面だけ焼いたほうがおいしくなりますので、料理によって火加減は調節するとよいかもしれませんね。

まとめ

今回は、豚ロース肉を柔らかくする方法や硬くなってしまう原因について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 豚ロースが固くなる原因は、繊維が多いことや、調理時の急激な温度変化によるもの。
  • できるだけ柔らかくするためには、保水力をアップさせることや酵素を使うとよい。
  • パイナップルやキウイフルーツの果汁、はちみつなどに漬け込むと柔らかくなる。

いかがでしたか?豚ロースを柔らかくする方法について、少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました♪

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