壬生菜の漬物の保存方法は?水菜との違い・日持ちや栄養素・効果効能

皆さんは壬生菜(みぶな)という野菜をご存知ですか?漢字を読むのもだいぶ難しい食材ですが、それ以前に壬生菜という名前を聞いたことがない人も多いのではないでしょうか?

ここ最近で少しずつ生産量が増えていると言われている壬生菜は「京野菜の一つ」です。今回の記事では壬生菜とはどのような食材なのか、特徴や食べ方、保存方法などについて解説していきたいと思います。

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壬生菜ってどんな野菜?

みぶなは日本の京都府が原産の葉物野菜です。水菜の一種で1800年頃に京都府の壬生町で発見されたことから「壬生菜」と名付けられました。

壬生菜の特徴は水菜と違い葉にギザギザとした切れ込みがないことです。細長くヘラのような形をしているのが特徴で、シャキシャキとした食感で冬に旬を迎えます。

壬生菜の味

さっぱりとした味の水菜に比べて、壬生菜はピリピリとした辛さと苦味を持っています。この辛味の成分はアリルイソチオシアネートといい、非常に優秀な健康効果を保つため医療業界で注目を集めている成分でもあります。

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壬生菜の栄養素

βカロテンとビタミンCが豊富

壬生菜は皮膚や粘膜の健康を保ち、免疫力を高める作用があると言われているβカロテンやビタミンCが豊富に含まれているのが特徴的です。

これらの栄養素を摂ることで風邪予防や美肌効果、肝臓の解毒に役立つと言われています。その他にも強い抗酸化作用を持つと言われており、体に発生する老化を進める活性酸素と言われる酸素を無力化してくれる作用があると言われています。活性酸素を無力化できると、細胞の老化や様々な病気の原因を根本から防いでくれるので非常に効果が高いと言われています。

カルシウムやクエン酸も豊富

壬生菜にはカルシウムやクエン酸が多く含まれていることが分かっています。カルシウムはそのままでは吸収しづらいのですが、クエン酸と一緒に摂取することで体に吸収されやすくなるという特性を持っており、壬生菜を食べるだけでカルシウムを効率よく吸収できるといったメリットがあります。

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アリルイソチオシアネートが凄い

壬生菜の独特の辛味成分であるアリルイソチオシアネートは、非常に優秀な効果を持つと言われている成分です。いくつかピックアップしてその効果を解説していきます。

動脈硬化を防ぐ

辛味成分アリルイソチオシアネートは、血液中の血小板の凝集を抑制し、血液凝固を強力に防ぐので血液がサラサラになり、動脈硬化を防ぐ効果があります。

がん予防

辛味成分アリルイソチオシアネートの効果で最も注目されているのは抗がん作用です。アリルイソチオシアネートには発がんや腫瘍化を防ぎ、発がん物質を分解する効果もあるとされており、がん予防成分としても注目されています。

生活習慣病予防

近年増加傾向にあるのが、脳卒中・高血圧・糖尿病などの生活習慣病です。辛味成分アリルイソチオシアネートには、抗酸化性ビタミンなどが多く含まれています。それらの抗炎症および抗酸化作用が生活習慣病の予防に寄与していると考えられています。

殺菌・抗菌効果

辛味成分アリルイソチオシアネートには「殺菌・抗菌効果」もあると言われています。血液中の白血球を活発化させるともいわれるもので、風邪をひき始めてのどに炎症を起こしたときなどに摂取すると風邪予防になります。

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壬生菜の保存方法

壬生菜はあまり日持ちのしない野菜ですので、2~3日のうちに食べ切らなければなりません。乾燥を防ぐために新聞紙に包んでからビニール袋に入れて冷蔵保存しましょう。出来る限り立てて保存しておく事をお勧めします。

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壬生菜の下処理方法

壬生菜は基本的な葉物野菜の下処理と同じようにすれば問題なく食べることができます。葉物野菜は根元に汚れが多いので表面だけ洗うのではなく、根元を水に浸して流水にさらしてから洗うと良いでしょう。もし使う前の水菜がしんなりしている場合は冷静に浸すことでパリッと復活させることができますよ。

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壬生菜の調理方法

壬生菜は主に「漬物」として利用されることがほとんどです。千枚漬けに添えられているのを見たことがあるかと思います。壬生菜はなぜ漬物として使われるかと言うと、ビタミンが加熱してしまうと壊れてしまうので漬物のようにして生で食べることが推奨されているからです。

だからといって火を通してはいけないというわけでありません。もし火を通す場合はあまり煮込まずにさっと湯がく程度にしてシャキシャキとした歯ざわりを残すようにするとよいでしょう。

壬生菜の漬物の保存方法 

壬生菜の漬物はシャキシャキとした食感が特徴的なお漬物で、壬生菜を長く保存するための調理法として開発されました。壬生菜の漬物を保存する場合は空気に触れないように蓋のついた容器に入れて冷蔵庫に入れると良いでしょう。作った日から大体一週間程度日持ちさせることができますよ!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 壬生菜は京都府が原産の京野菜
  • 水菜の一種であるが水菜にはない辛味が特徴的
  • ビタミンやカロテン、カルシウム、クエン酸が豊富に含まれている
  • 辛味成分であるアリルイソチオシアネートがとても優秀
  • 生のままでは2~3日で傷んでしまうので、漬物にすることで長持ちさせることができる

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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