南国フルーツの一つに「マンゴスチン」がありますが、どんな味か知っていますか?日本ではあまり見かけない果物ですが、栄養や効能はいろいろあるようです。今回は、
- マンゴスチンはどんな果物?
- マンゴスチンの栄養&効能
- 皮は食べる?効能や副作用は?
- 食べ過ぎに注意した方がいい人とは
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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マンゴスチンとはどんな果物?
英名 | AvocadoMangosteen |
別名・和名 | マンギス |
エネルギー(100gあたり) | 67kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.2g |
マンゴスチンは、マレー半島を原産とする果物です。皮は赤紫色で熱く、果実は真っ白いのが特徴で、「果物の女王」とも言われています。
香りが良く甘みがあり、現在ではフィリピンやタイ、ハワイ、カリブ海諸島や中南米などの熱帯地方で栽培されています。
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どんな味?まずい?
マンゴスチンは南国フルーツだけあって、 しっかりとした甘みを持つのが特徴 です。その糖度は16〜20%で、さっぱり系の甘さをしています。
味はライチに似ていると表現されることが多く、 食感はとろけるような柔らかさ です。「まずい」と感じる人もいるかもしれませんが、比較的クセがなく食べやすい果物です。
どんな匂い?
マンゴスチンの匂いは、南国フルーツのような香りですが強すぎずふんわりと香る程度です。濃厚な匂いではありません。
日本産はある?
国内に流通するマンゴスチンは、タイ産やフィリピン産などアジアの国を生産地とするものが多いですが、 日本では沖縄県で栽培されています 。しかし生産量は少ないので、国産のマンゴスチンはあまり流通していません。
マンゴスチンは通販でも購入できる
マンゴスチンはなかなか身近で手に入る果物ではありませんが、ネットでお取り寄せすることも可能です。通販でも国内産よりタイ産のものがメインとなっています。
値段
マンゴスチンの値段は販売元によっても異なりますが、1kg(12〜16個)4,500円、2kg(24〜36個)7,980年と少々お高めです。国内生産が少ないので希少性が高いゆえの価格ですね。6月中旬から販売する通販サイトが多いようなので、気になる方は是非チェックしてみてください。
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マンゴスチンの栄養と効能
マンゴスチンにはどんな栄養が含まれているのでしょうか?栄養成分とそれによる効能についてチェックしてみましょう!美容効果もあるので女性必見ですよ。
栄養
マンゴスチンは、ビタミンCやビタミンE・ビタミンB5と呼ばれるパントテン酸、カリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
効能
マンゴスチンに含まれるビタミン類やミネラル類によって美容効果に加え、がん予防などの生活習慣病予防を期待できます。
- 美肌効果
- がん予防
- 風邪予防・免疫力アップ
- むくみ改善
- 血液サラサラ効果
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マンゴスチンの皮は食べられる?
マンゴスチンの皮は赤紫色でそれなりに厚みがあり、「皮は食べることができません」!甘みもなく美味しくないので食べる部位ではありませんが、マンゴスチンの皮にも様々な栄養が含まれています。食べられはしませんが、その栄養と効能をみてみましょう。
マンゴスチンの皮の効能
マンゴスチンの皮の赤紫色にはキサントンという強い抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれています。抗酸化作用はがん予防や体の老化の原因となる活性酸素と戦う働きがあるため、アンチエイジングにも効果があります。
生で食べるのは難しいですが、果皮を含む加工品などで摂取することができますよ。
マンゴスチンに副作用はない?
「マンゴスチンに副作用はないの?」と不安になる方もいるかもしれませんが、人によっては副作用の症状が出ることがあります。食べ過ぎには注意した方がいい人の特徴を見てみましょう。
食べ過ぎに注意した方がいい人
マンゴスチンの食べ過ぎに注意した方がいい人の特徴には、このようなものがあります。
- 糖尿病の人 / 化学療法治療中の人
- 過敏性腸症候群の人
- 真性多血症の人
- フルーツアレルギーの人
それぞれの理由ですが、マンゴスチンには化学療法の効果を阻害することや、血糖値をコントロールする薬の効果を阻害することがわかっています。そのため、どちらかに当てはまる方はマンゴスチンを食べない方が安全です。
また、下痢や便秘、あるいはそれを繰り返す「過敏性腸症候群」の人は腸が敏感なので、食べると腹痛や下痢を起こす可能性があります。
真性多血症(:赤血球細胞を多く作りすぎてしまう病気)の人も、マンゴスチンに赤血球細胞を沢山作り出す働きがあるのでオススメできません。
フルーツアレルギーの方は、いろいろな果物でアレルギー症状を発症しやすいので注意しましょう。花粉症やゴムアレルギーを持っている人は特にフルーツアレルギーを発症しやすいと言われています。
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マンゴスチンの食べ方
最後にマンゴスチンのか食べ方をご紹介します。皮は厚く食べることができませんので、まずは皮を剥きます。マンゴスチンの真ん中に切り込みを入れるように包丁を入れたら。上下を持ってクルクルと回します。すると、写真のように果肉を傷つけることなく皮を剥がすことができますよ。果肉には甘みが十分あるので、生のまま食べることができます。
マンゴスチンを長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
マンゴスチンってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 向いていません
- 冷蔵: 約1週間
- 冷凍: 約1ヶ月
常温保存
マンゴスチンは常温保存すると、皮の色が悪くなったり味が落ちることがあります。そのため常温保存はオススメできません。
冷蔵保存
マンゴスチンは冷蔵保存で約1週間日持ちすることができます。
冷蔵保存のポイント
- 皮が傷付きやすいので優しくビニール袋に入れる
- 新聞紙などの紙に包んでから入れると尚◎
冷凍保存
より長くマンゴスチンを保存したい場合は、冷凍保存で約1ヶ月日持ちします。
冷凍保存のポイント
- 皮を剥いて果肉をラップに包んでビニール袋に入れる
- 解凍する時は自然解凍でるとどうなる?茶色く変色・酸っぱい|正しい保存方法と賞味期限は?
詳しくはこの記事をチェック!
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まとめ
「マンゴスチンの味や栄養と効能」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- マンゴスチンはさっぱりとした甘みで味はライチに似ている
- マンゴスチンは栄養豊富で美容効果・がん予防などに効果がある
マンゴスチンは日本では珍しい果物ですが、その南国テイストの味がクセになるので機会があれば是非食べてみてくださいね。
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