マグロの血合いは生食できる?栄養・効能|鮮度の見分け方や食べ方も!

魚には「血合い」という部分がありますが、みなさんは食べていますか?子供は苦手とすることが多い部位ですが、お刺身など生で食べることはできるのでしょうか?今回は、

  • 血合いってどんな部位?栄養&効能
  • マグロの血合いは生食できる?
  • 血合いの鮮度の見分け方
  • マグロの血合いの美味しい食べ方

これらのテーマについて紹介いたします。

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血合いってどんな部位?

血合いとは、魚のお腹と背中の間にある「赤色線維筋」という部分を指します。他の部位より色味や味が濃いのが特徴で、血の塊という印象がありますが血ではなく筋肉です。

血合いは赤身魚に多く、栄養価も高いので食べられる部分です。血合いの色味によっても魚の鮮度がわかるので、購入時の選ぶポイントにもなります。

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マグロの血合いは生食できる?

マグロにも血合い部分がありますが、生で食べることはできるのでしょうか?血合いは生臭くなりやすいこともあり、 生食できますが加熱した方が美味しく食べることができます 

塩水に漬けるなどの下処理をして、血合いを生で食べる場合もあります。しかし生の血合いは苦手な方も多く、加熱することでより臭みを取ることができるので加熱した料理がオススメです。

マグロの血合いに含まれる栄養と効能

マグロの血合いは筋肉部分ですが、どんな栄養が含まれているのでしょうか?栄養成分と効能について確認してみましょう。

血合いの栄養

血合いは栄養豊富で、鉄分やグリコーゲン・アンセリン・ビタミンA・ビタミンD・ビタミンB6などが含まれています。アンセリンには筋肉痛予防運動の持続力向上効果がある他、ミオグロビンというたんぱく質も多いため、体を使う人には欠かせない栄養に富んでいます。

  • グリコーゲン:グリコーゲンは、動物の体内で作られる多糖類の一種です。動物が食事から取り込んだ糖質を、体内に貯蔵し生きていくためのエネルギーとして再合成し貯蔵されたブドウ糖の多糖類になります。運動の体力や疲れにくさに大きく関係している多糖類です。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
  • ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。

血合いの効能

血合いに含まれる栄養成分の効能として、疲労回復効果や細菌を予防する効果など様々な健康効果を期待することができます。

  • 免疫力アップ / 風邪予防
  • エネルギー源となる
  • 美肌効果

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血合いの鮮度の見分け方

血合いは魚の鮮度を見分ける指標になる部位です。 鮮度が高い魚の血合いは鮮やかな赤色 で、時間が経過するとともに茶色→黒っぽく変色していきます。スーパーなどで魚を選ぶときは、血合い部分にも注目してみましょう。

マグロの血合いの食べ方

マグロの血合いは加熱することで臭みが消え、味も食べやすくなります。栄養豊富で食べないのは絶対にもったいない部分なので、血合いまで美味しく食べましょう!血合いのオススメの食べ方についてご紹介いたします。

血合いステーキ

引用:SnapDish

血合いステーキは、焼いた血合いにこってり醤油で味付けした魚のステーキです。血合い独特の味が濃い味付けをすることで食べやすくなります。血合い部分が苦手なお子様にもオススメの一品です。

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血合い漬け

引用:cookpad

血合い漬けは、血合い部分を含んだマグロを漬けて焼いた、味がしっかり染み込んだ一品です。白ご飯と一緒に食べるとちょうど良い味わいになります。

血合いユッケ

引用:cookpad

血合いユッケは、生で血合いを食べてみたい方にオススメの血合い料理です。細かく刻んだマグロを醤油などで味付けし、卵黄を加えたらよく混ぜて食べます。生で食べるときは塩水に漬けることで臭みが緩和できるので、下処理を忘れないようにしましょう。

まとめ

マグロの血合いは生食できる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • マグロの血合いも生食できるが、臭みもあるので加熱した方が食べやすい
  • 血合いには鉄分やビタミン類が豊富に含まれ栄養価が高い

血合いは栄養価が高い部位なので、ぜひ美味しくアレンジして食べるようにしてみてくださいね。

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