マグロの食べ過ぎは下痢になる?寄生虫クドアの食中毒症状・水銀の危険性!

マグロを食べ過ぎると下痢になる」と聞いたことはありますか?水銀や寄生虫など原因は様々ですが、マグロにも危険性があるようです。今回は、

  • マグロの水銀の危険性!妊婦は要注意
  • マグロは食べ過ぎると下痢になる?
  • マグロの寄生虫の種類と症状
  • 摂取目安量はどのくらい?

これらのテーマについて紹介いたします。

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マグロの食べ過ぎには注意!

マグロはお刺身を中心に人気の魚ですが、食べ過ぎには注意した方が良いと知っていますか?特に妊娠中はマグロを食べ過ぎない方が良いとされています。その理由はきっと一度は聞いたことのある「水銀」にありました。

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水銀

水銀とは金や銀などの仲間で、蛍光灯や水銀体温計に使用されています。電気などに含まれる水銀がマグロにも含まれているの?と不思議かもしれませんが、マグロ類を中心とする魚に多く含まれています。水銀を含んだマグロを食べると、どんな危険性があるのでしょうか?

なぜ水銀は危険?症状は?

水銀が体内に入ると、手の痺れや顔の痺れなどの神経障害になることがわかっています。自分の意思によらない震えや、言葉が出にくい症状などもあり、水銀を含んだ食べ物の過剰摂取は危険なのです。これらは「水銀中毒」と呼ばれています。

妊婦さんは水銀の取りすぎに要注意!

どんな人でも水銀中毒は危険なものですが、特に妊娠中の方は胎児への影響が考えられるため、水銀を含んだマグロなどの食材はあまり食べない方が良いとされています。

胎児は水銀を分解することができないため、そのまま体内に蓄積されてしまいます。胎児の水銀量が多いと、神経発達障害などの脳障害をもたらす可能性があります。完全に食べてはいけないわけではありませんが、できるだけ摂らない方が安全でしょう。

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マグロの食べ過ぎは下痢になる?

体質によっても異なりますが、マグロを食べることで下痢をするのも水銀中毒の一つとされています。マグロが水銀を多く含んでいるのはプランクトンから始まる食物連鎖によるものなので、食物連鎖ピラミットの一番上にいる大型魚類の水銀量が多くなっています。

水銀中毒による脳障害や神経障害に至ることはないけれど、下痢という形で症状が出ることがあるようです。また、マグロによる下痢の原因には「寄生虫」が関係している場合もあります。

マグロに潜む寄生虫の種類

マグロには寄生虫の危険性もありますが、冷凍処理や加熱処理をすることで死滅するので、一度冷凍したお刺身であれば心配はありません。どんな寄生虫が潜んでいるのでしょうか?

クドア

マグロに高確率で寄生している「クドア」という寄生虫があります。目に見えない小さな寄生虫のため取り除くことが難しく、冷凍すれば死滅しますが一度も冷凍処理・加熱処理していないマグロでは生き続けるので危険です。クドアはマグロ以外にも、ヒラメに寄生していることが多くあります。

アニサキス

アニサキスは寄生虫の中でも有名なもので、白い糸状で長さ2〜3mm・幅0.5〜1mm程度の小さな寄生虫です。生きた魚の内臓に寄生し、魚が死ぬと私たちが食用としている魚の筋肉部分に移動します。

そのため、内臓を取り除いた魚をさばく際はアニサキスいないかどうか目を凝らさないといけません。しかし、アニサキスが危険なのは一度も冷凍・加熱せずに生の状態で食べた場合に限ります

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マグロの摂取目安量はどのくらい?

マグロには加熱処理などで消すことのできない水銀が含まれているため、1日の摂取目安量を守ることが中毒にならない方法の一つです。マグロの目安量について確認しましょう。

  • 1回の食事で80gまで(週に2回までOK)→南鮪(インドマグロ) / マカジキ/ ユメカサゴ(ノドクロ) / 黒ムツ
  • 1回の食事で80gまで(週に1回までOK)→黒鮪(クロマグロ) / 目鉢鮪(メバチ) / 金目鯛 / メカジキ

魚の種類によって制限量が変わってきます。1度に80gまでで週に1〜2回までは食べても問題ありませんが、妊娠中の方はあまり食べない方が良いので注意してください。

まとめ

マグロの食べすぎで下痢・寄生虫や水銀の危険」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • マグロには水銀が含まれ、神経障害や脳障害の原因となるため食べ過ぎはNG
  • マグロによる下痢の原因は軽い水銀中毒や寄生虫が原因

マグロは美味しい魚ですが、水銀という危険物質が含まれていることを覚えておきましょう。特に妊娠中の方は胎児に影響が出る可能性もあるので注意してくださいね。

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