レモングラスとレモンバームの違いとは?特徴・効果・効能を解説

レモングラスといえばレモンのような香りがするハーブのことを言いますが、それと似たレモンバームという種類のハーブもあり、それぞれの違いっていまいちよくわかりませんよね。

今回の記事ではレモングラスとはどのようなものなのか、レモンバームはどのようなものなのか、それぞれの栄養と効果について解説していきたいと思います。 

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レモングラスとレモンバームは違うもの!

まず結論から申し上げるとレモンバームとレモングラスは全く違うものです。レモングラスはイネ科のハーブで、レモンバームはシソ科のハーブです。

それぞれ全く特徴も栄養も異なるので、一つずつ解説していきますね!

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レモングラスってどんなもの?

レモングラスはインドが原産で、イネ科だけあって稲のような葉をしています。

レモングラスは数千年前から食用や薬用として用いられていたとされ、日本では1914年に温室栽培されていたことが確認されています。

レモングラスの効果として特徴的なのは殺菌・抗菌効果です。風邪予防になったり腹痛予防・下痢にも効果的なハーブです。レモングラスの香りは虫が嫌いなので、虫除けとしても活用できます。

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レモングラスの栄養素

レモングラスは「アジアの薬草」とも呼ばれ、インドや中国では薬としてかつてから利用されてきました。お湯を注いでハーブティーとして飲んだり、精油にしてアロマのように取り入れたりと活用の幅は広いのです。

  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。
  • :銅はヘモグロビンを合成する時に不可欠なミネラルです。抗酸化作用も強く、体内の老化の抑制の働きもあります。体内酵素の働きを維持し、骨の形成にも関わるミネラルです。体の代謝や血液生成に関わるため、体の不調解消効果が高いのが特徴です。
  • マンガン:マンガンは、食事によって取り込んだ食べ物の炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を助ける必須ミネラルです。加え
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。

レモングラスの効果

レモングラスには以下のような効果が期待できます。

  • 気持ちのリフレッシュ効果
  • 消化促進
  • 胃もたれの改善
  • 鎮痛効果
  • 殺菌効果

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レモンバームってどんなもの?

レモンバームはその名の通り、レモンによく似た香りが特徴のハーブです。南ヨーロッパが原産地とされ、古代ギリシャや古代ローマの時代から薬用や食用として用いられてきました。

レモンバームは「メリッサ」という名前でも呼ばれています。「シトロネラール」や「シトラール」という精油成分が含まれており、神経を落ち着かせて心をリラックスさせる効果を持っています。現在ではハーブティーとして使用されることの多いハーブです。

レモンバームの栄養素

レモンバームにはロスマリン酸やクロロゲン酸といったポリフェノールが含まれており、強い抗酸化作用を持っています。抗酸化作用が強い食材はがんなどの生活習慣病に効果があり、体にとって重要な栄養素です。

  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • クロロゲン酸:クロロゲン酸は抗酸化作用で活性酸素を除去し、がん細胞の発生の抑制や、体内に入ると脂肪の吸収を抑えてくれます。そのため、ダイエット効果が高く、摂った後に運動することでより効果を上げることができます。血糖値の上昇を抑制する栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • タンニン:タンニンはポリフェノールの一種で、植物の渋みの味を持つ物質です。ワインやお茶、柿に含まれており、人間の体内の細菌の増殖を抑え駆除をする力があるので、食中毒の予防や風邪の予防に役立ちます。便を硬くして下痢を改善する効果もある栄養分です。

レモンバームの効果

レモンバームには以下の様な効果があります。

  • 記憶力や学習力低下の予防
  • 脳の血流改善
  • 認知症予防
  • リラックス効果
  • 消化促進効果
  • 風邪症状の改善効果
  • 抗菌・抗ウイルス

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • レモングラスとレモンバームは全く別の植物
  • レモングラスは抗菌殺菌作用が強い
  • レモングラスは鎮痛作用やリラックス効果なども期待することができる
  • レモンバームはメリッサという名前でも親しまれる植物
  • リラックス作用や脳の血流を促進する効果が高い 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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