レモンでアレルギー症状が出ることがあるって本当?症状や対処法

世界的に有名な果物であるレモンは私たち日本人にとってもなじみ深い果物ですよね。レモンはそのまま食べることは少ないかもしれませんが、調味料として加えることがあったり、料理のアクセントとして使うことがあります。

ですが実はレモンでもアレルギー反応が出てしまう人もいます。

今回の記事ではレモンのアレルギーはどのような症状が出るのか、注意するポイント、アレルギー症状が出たときの相談方法について解説していきたいと思います。

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レモンでもアレルギーが出ることがある?

レモンによるアレルギー症状が出たという声はあまり聞きませんが、ごく稀に生じる方がいます。これはレモンだけでなく食品であればどんな食品であってもアレルギーの症状がでることがあるので、アレルギーの症状が出ない食品はないということを覚えておく必要があります。

ちなみにレモンでアレルギーが出る人はミカン科アレルギーの可能性がありますので、レモンだけでなくオレンジ、グレープフルーツなどでも体調が悪くなる人が多いと言われています。

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ミカン科アレルギーの症状

みかんアレルギーで多い症状は、直接触れた唇や舌、喉の奥がかゆくなるなどの「口腔アレルギー症候群」です。

その他にも蕁麻疹が出たり、目や鼻の花粉症のような症状、吐き気、腹痛や下痢、気管支喘息などの発作を起こしたり、最悪の場合アナフィラキシーを起こして救急車で病院に行かなければならないレベルになることもあります。

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ミカン科アレルギーが出やすいのはどんな人?

ミカン科アレルギーが出やすいのは年少児の子供です。子供はみかんを果物に含まれるタンパク質をうまく分解して吸収することができないのでアレルギーを引き起こしやすいとされています。

年長児や大人では比較的ミカン科のアレルギーは起こしにくいとされていますが花粉症を起こした後に、口の中が痒くなったり晴れたりする口腔内アレルギー症候群を起こすことが多いとされています。

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熱を加えればアレルギーが出にくくなる

アレルギーを引き起こす食品でも熱を加えるとアレルギーが出にくくなるという噂がありますよね。それは本当です。

熱を加えるとアレルギーの原因となるタンパク質が変性し大きくなるので、腸壁を通って体内に入りにくくなります。その結果アレルギーが発生しにくくなるのです。

もし離乳食や子供の食事として果物を与える場合には、まずはしっかりよく煮てから与えるようにするとよいでしょう。

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アレルギーの診察は何科に行くと良いの?

食物アレルギーが出た場合って何科に行けばいいのか困った経験はありませんか?基本的には「症状に合わせた診療科の受診」を行えばよいのですが、それぞれの特徴をお伝えしますね!

耳鼻科/耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は、鼻、耳、のどを専門的に診る診療科です。

食べ物を食べた後に「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」という鼻炎症状がとくに気になる場合は、耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。症状を伝えると、基本的にアレルギーの検査を受けることができます。

小児科

子どものアレルギー症状、花粉症なら小児科で診てもらうのがベストです。薬の選び方や、対応の方法、緊急時の対応も大人と異なる場合が多いので、子どもの場合は専門医に診てもらいましょう。長く診てくれているかかりつけの小児科があるなら、まずそこに相談してみましょう。

内科

内科は15歳以上の人が対象で、「ケガの治療や手術などの外科的な治療が必要ない病気のほとんど」を診療します。内科、外科という言葉にはなんとも分かりづらさがありますよね。体を切ったり縫ったりせずに治してくれそうだなぁと思ったら、内科でOKです

風邪や体内の不調の治療などが内科の領域ですが、アレルギーの一種である花粉症も範囲内なので、内科でアレルギー症や花粉症の治療を行っている人はたくさんいます。

眼科

眼科は目とその周辺のまぶた、目の筋肉、涙に関する器官を専門的に治療します。食物アレルギーで、「目」に異常が出てきた方は眼科での受診がおすすめです。

例を挙げるとしたら「目のかゆみ、充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど」の症状がある場合ですね。

アレルギーの処方薬でステロイド点眼薬を使用する場合は、眼圧が弱くなってしまうケースもあるようです。定期的に眼科に受診し眼圧検査をおこなってチェックしてもらいながら治療していくのが良いでしょう。

アレルギー科

あまり聞き馴染みのない診療科目ですが、「重篤な場合」はアレルギー科の受診がおすすめです。文字通りアレルギー性疾患を専門的に盛る診療科なので、アレルギー専門医が常駐しているのが特徴です。

クリニックの名前に「~アレルギークリニック」とあったり、診療科目に「アレルギー科」と掲げているところの多くはアレルギー専門医が診療を行っています。

アレルギーや花粉症に対する治療は、「診療ガイドライン」という、治療の流れややり方のルールブックがありますので、どの診療科でも大きく変わることはありませんが、症状が重い場合などは、アレルギー専門医がいるアレルギー科を受診するという選択もあります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • レモンでアレルギー反応が出る人も稀にいる
  • 子供の時はミカン科のアレルギーを引き起こしやすいので注意
  • 加熱することでアレルギー症状が出るリスクを下げることができる
  • 医療機関に相談するなら症状別で受診する科目を選ぼう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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