くるみが黒いのは何が原因?空気に触れないようにするべき?正しい保存方法とは?

皆さんはくるみはお好きですか?とても栄養価が高い食材として最近注目を集めているくるみですが、買いだめしていたくるみを久しぶりに見てみたら、真っ黒に変色していたという経験はありませんか?

真っ黒に変色すると言うとなんだか食べづらくなってしまいますが、色が変わってしまったくるみは一体どのような状態になってしまったのでしょうか。

今回の記事ではくるみの酸化の見分け方や、酸化していたらどうするか、酸化の防止方法について解説していきたいと思います。

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 くるみは酸化しやすい食品って本当?

くるみは70%が脂質と言われているくらい、脂肪分がたくさん含まれている食品なのでとても酸化しやすい食品と言われています。ではくるみの酸化の見分け方を解説していきます。

臭いの変化

くるみが酸化しているかどうかをチェックする場合は、まず「臭い」をチェックしてみてください。くるみが酸化しているとまるでペンキのような独特な匂いがすると言われています。普通のくるみはほとんど匂いがしないのですぐに分かるかと思います。

味の変化

匂いに変化がなくても、くるみを食べた時に味がなんとなくおかしい場合は酸化が進んでいるサインです。酸化したくるみは特に脂っぽいような脂臭い味になります。灯油臭さだったり、口に入れた後に胸焼けがするなどと表現する方もいます。

色の変化

くるみは酸化すると黒味を帯びてきます。胡桃の皮はもともと少し黒味があるのですが、酸化することでくるみの皮に含まれるタンニンが黒く変色するのです。その他にも日光に当て続けると真っ黒に変化すると言われています。

渋皮の色の変化に関してはそこまで品質に影響を及ぼさないため、食べるには問題ないとされていますが、少しでも黒くなっているようでしたら収穫してから時間がたちすぎている場合がありますので、食べるかどうかはしっかり判断した方が良いでしょう。

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くるみが酸化していた場合はどうしたらいいの?

くるみはカラカラだして皮を剥いた状態だと、空気に触れるだけで酸化していき鮮度が落ちていきます。酸化すると歯ごたえがなくなり香ばしさも減ってきますし、美味しさをあまり感じられなくなってしまいます。

もちろん酸化しただけでは特に体に悪影響を及ぼす可能性はありませんが、酸化するということはすでに空気に触れてから結構な時間が経っていることの証明でもありますので、以下の状態になっていないかを注意して食べるようにしてください。

湿気を含んでいる場合

くるみは基本的に素焼きにして販売されていますよね。生のくるみのまま販売している所もありますが、身近なところに手に入るくるみは基本的にはローストされたくるみだと思ってください。

素焼きにされたくるみは中の水分を飛ばしているので、カリカリとした食感が特徴的です。ただしローストしたくるみをそのままの状態で外に置いておくと、水分を吸収してしまいカリカリさがなくなってしまっている場合があります。

こうした場合は「オーブンで加熱してみる」とカリカリ感が戻ってまた美味しく食べられるケースがあります。水分が含まれているということはカビも生えやすいので、オーブンで加熱する前にカビが生えていないかしっかり確認してください。

匂いが出てしまっている場合

くるみが酸化すると臭いが変化するという話を行いました。脂臭さが強い場合は酸化がかなり進んでいるので処分した方が良いでしょう。かすかに油臭さが気になるくらいであれば食べても問題ありません。

カビが生えている場合

カビが生えているくるみは、見えているカビだけ取り除けば食べることができると伝えている人もいますが、カビは表面だけでなく食材の内部まで根っこを生やす性質がありますので、少しでもカビが生えていたら食べないようにした方が良いでしょう。

カビを取り除けば食べてもいいの?
食品にカビが生えた場合に、その部分だけを取り除いて食べるという人も少なくないです。しかし、結論から言うとそれは「やめた方が良い」のです。その理由としては、目に見えるカビはカビ全体の氷山の一角でいくらきれいに取り除いたつもりでも、カビから発生したカビ毒や、「菌糸」と呼ばれるカビの一部が食品に残ってしまうからです。

 

なお、食品に発生してしまったカビを誤って食べてしまった場合、少量であれば吐き気や腹痛などの急性中毒が発生することは少ないといわれています。しかし、摂取した量によってはアレルギーの原因となったり、有害なカビやカビ毒を口にしてしまった場合には中毒になってしまいます。※引用:トクバイニュース

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くるみを酸化させない方法とは?

ここまではくるみが酸化するとどのような状態になるのかについて解説してきました。次はくるみをより美味しく長く食べることができる保存方法について解説していきます。

密閉して冷蔵庫に保存するのがおすすめ

くるみは脂質を多く含む食材なので空気に触れると酸化します。ですのでなるべく空気に触れないように密閉できる容器に入れて、温度の低いところに保存しておくのが望ましいでしょう。

おすすめの保存方法は、ジップロックなどのジッパー付きの袋に入れて空気を抜いて「野菜室」などの温度変化の少ない場所に保管して置く方法です。このように保存することができれば冷蔵保存で「1~3カ月」保存することができます。

冷凍庫に入れれば半年も持つ!?

くるみは冷凍保存するとより長く保存することができます。冷凍庫に入れるとカチカチになってしまって食べづらいのではないの?と思う方もいるかもしれませんが、くるみの脂質は冷凍庫に入れてもカチカチに凍らないので、必要な分を取り出して解凍せずに食べることができるのです。

くるみは購入してからだいたい3ヶ月もあれば消費出来ると思いますが、半年以上保存したいなら冷凍庫を活用するようにすれば良いでしょう。

砕かれてないものを選ぼう!

くるみの中で小さく砕いて販売されているものは空気に触れる面積が大きいので、そのままのものよりも酸化しやすい傾向にあります。スーパーなどで購入する際は砕いてないそのままの形のものを購入して、使う時に必要に応じて砕くようにする方が良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?くるみはとても栄養価に優れた素晴らしい食品なので、日常的に食べたい食材でもあります。そんなくるみですが空気に触れてしまうと早く傷んでしまうの、今回紹介した方法で長く美味しく保存できるようにしましょう。 

この記事をまとめると

  • くるみは脂質を多く含む食材なので空気に触れると酸化してしまう
  • 酸化すると食べれないわけではないが美味しさがなくなる
  • 変な臭いやカビが生えていた場合は破棄しよう
  • くるみは密閉できる容器に入れて冷凍保存か冷蔵保存するのがおすすめ

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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