栗は秋の代表的な味覚として日本人の皆に愛されている食材ですよね。最近では剥いてあって食べるだけの簡単な栗も多いですが、皮付きで下処理しなければいけない栗をもらったりして、結局食べなかったという経験はありませんか?
今回の記事では、乾燥して硬くなった栗を美味しく食べる方法について紹介していきますね!
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目次
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栗が固まる理由は?
でんぷん質の影響!
栗にはサツマイモやジャガイモなどに多く含まれる「でんぷん質」がたくさん含まれています。でんぷん質は収穫してすぐに比べて、時間が経った方が甘く美味しくなるのですがあまり時間を置きすぎると乾燥してカチカチになってしまいます。栗の場合は殻に覆われているから大丈夫だろうというイメージがあると思いますが、実はちゃんと水分が抜けて乾燥してしまうのです。
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乾燥しない保存方法は?
栗は常温保存でおいておくとすぐに水分が抜けて乾燥し始めます。なので冷蔵庫で保管することをおすすめします。冷蔵庫の中でも乾燥はすすむので、新聞紙などに包んでからビニール袋に入れて空気が漏れないようにしておくのが良い方法です。冷蔵保存では1~3カ月ほど保存することができますよ!
冷蔵保存すると甘くなる?
実は冷蔵保存には日持ちを長くするだけではなく、栗の中にある酵素がでんぷんを分解して糖分に変えてくれます。そうすると栗はどんどん甘くなるのです。
聞くところによると、冷蔵保存4日目で甘さがなんと2倍に、1カ月冷蔵保存するとなんと3倍になるそうです!!甘い栗を食べたい方は採ってすぐの栗ではなく、1カ月程度冷蔵庫で寝かせた栗の方がおすすめです!
冷凍保存もOK
栗は冷蔵保存だけでなく、冷凍保存も可能です。この場合は空気が入らないようにフリーザーパックなどに入れしっかり密閉してくださいね。
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栗は栄養も豊富!
栗はナッツの一種
栗の果実は種子が発達したものであり、あのアーモンドやマカダミアナッツと同じく、栗の実はナッツの一種なのです!栗は他のナッツ類より脂質が少なく、でんぷん質が多いのが特徴です。その他にもたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、葉酸が含まれ、食物繊維やミネラル類も豊富です。
酸っぱくないけどビタミンCが豊富!
ビタミンCは美容に効果があり、栗のビタミンCはでんぷん質に包まれる為、熱による損失はあまりありません。ビタミンCはレモンに多く含まれているので、酸っぱいイメージがありますが、酸味のイメージがない栗にも多く含まれているなんて意外ですよね!
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カチカチに乾燥してしまった栗を美味しく食べるには?
ここまでは栗が乾燥しないような方法をお伝えしましたが、ここからは「硬くなってしまった栗をおいしく食べるには?」ということにフォーカスしてお伝えしていきます!
炊き込みご飯にすればホクホクに!
乾燥してカチカチになってしまった栗は、蒸し料理にするとホクホクな食感に戻ってくれます。特に栗の炊き込みご飯は、栗の豊かな風味や甘さがご飯を引き立ててくれて最高ですよ!
蒸し器を使って柔らかく
炊き込みご飯に使わなくても、蒸し器を使用して栗に水分を含ませることが出きればホクホクの栗に戻すことができます。そのあとは柔らかい栗と同じ使い方ができるので甘露煮を作ったり、マロングラッセを作ったりなど様々な栗料理を楽しんでみてくださいね!
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まとめ
この記事をまとめると
- 栗が固くなるのは乾燥してでんぷん質が固まってしまうから!
- 蒸し料理につかえばホクホクの栗に元通り!
- 硬くなった栗には栗の炊き込みご飯がおすすめ!
このように食品についての幅広い知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方はぜひご覧になってください。
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