紅玉のコンポートをしゃきしゃきに!煮崩れしにくい方法とおすすめレシピも

リンゴの中でも特に真っ赤な色が特徴の紅玉は、毎年10月から11月頃が一番の旬の時期と言われています。強い酸味と煮崩れしにくい紅玉を美味しく食べるには、なんといってもコンポートがおすすめです。

紅玉のコンポートの作り方は?

紅玉のコンポートをに崩れさせずに作る方法

紅玉のコンポートのおすすめレシピ

今回はこちらについて解説します。

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紅玉とはどんなりんご?

特徴

“紅玉”は、180〜200gと小さいサイズのりんごの品種です。100年以上の歴史があり、別名で「千成(せんなり)」や「満紅(まんこう)」とも呼ばれています。

紅玉は煮崩れしにくく実がしまっていて加工に適しているので、お菓子になどに多く利用されています。

ちなみに、りんごは4000年前からヨーロッパで栽培されていた果物で、日本へは明治初期に政府によってアメリカやフランスから導入されたことが本格的な普及のきっかけです。

寒い地域を好むりんごは全国に配布された後、北海道や青森県・長野県などに定着しました。世界中で1万5,000種類以上もの品種があり、日本では約2,000種類が栽培されています。

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紅玉のコンポートってどうやって作る?

まずは紅玉のコンポートのレシピを見ていきましょう

材料

紅玉1個(200g)、水400㏄、グラニュー糖50g、レモン汁10滴程度、ブランデー大さじ1

<作り方>

  1. 紅玉の皮と芯を取り8等分に切ったら調味料とともに皮を剥いた紅玉を鍋に入れます。
  2. 落とし蓋をして弱火で10分くらい紅玉を煮ます。
  3. 紅玉が煮えて柔らかくなったら火を止めて粗熱を取ります。
  4. 粗熱が取れたら一晩冷蔵庫で寝かせて出来上がりです。

レシピには複雑な工程がないため、紅玉のコンポートは誰でも比較的簡単に作ることが出来ます。

皮付き?なし?

レシピでは皮を剥きましたが、紅玉のコンポートは皮が付いたままでも作ることが出来ます。リンゴの皮には果肉以上に食物繊維やビタミンCなどの栄養素が詰まっています。

  • リンゴの皮から得られる主な健康効
  • 生活習慣病の改善
  • 高血圧の予防
  • 便秘改善
  • 整腸作用
  • 貧血防止
  • 太りすぎ防止
 皮付きの紅玉を使ってコンポートを作ると様々な健康効果が得られる反面、食べた際にどうしても皮が口に残ることがあります。気になる場合は皮を剥いてから作ると良いでしょう。 

しゃきしゃきの紅玉のコンポートの作り方

食感がしゃきしゃきとしたコンポートを作る場合は、まずはリンゴの選び方と鮮度に注目しましょう。

新鮮なリンゴを選ぶ際は、 お尻の部分までしっかりと紅くなっているものを選ぶと良いでしょう。また、枝が干からびておらず持った際に十分な重みを感じることが出来るリンゴを選ぶと果汁がたっぷり詰まっていることの証拠になりますよ。 

コンポートに使用するリンゴは、煮ることを考えるとなるべく固いものを使用し、煮る時間を最小限にするとしゃきしゃきとした食感を残すことが出来ます。紅玉は、一般的に煮崩れしにくい品種のリンゴであると言われていますが、加熱時間が長くなればなるほど食感は柔らかくなっていきます。

また、鍋でリンゴを煮る際に、過度にヘラでリンゴに触れないようにしましょう。ヘラで触れた部分から食感がどんどん柔らかくなってしまいます。焦げを防止するためにどうしてもリンゴをかき混ぜたい場合は、軽くフライパンを揺らす程度にすると良いでしょう。

作り置きする方法

紅玉のコンポートを大量に作った場合は、作り置きが可能です。

冷蔵保存
冷蔵保存をする場合は、出来上がったコンポートをシロップ共に清潔な容器に移し替えて蓋をします。この状態であれば3日~4日程度保存することが可能です。
冷凍保存
冷凍保存をする場合は、コンポート1食分を小分けにしてラップに包んで冷凍庫で保存します。この状態であれば1か月程度であれば保存が可能です。

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 紅玉のコンポート煮崩れしにくい方法

料理

リンゴの品種の中でも特に煮崩れがしにくいと言われている紅玉ですが、煮る際のポイントをいくつか紹介します。

赤く煮る方法

コンポートを赤く仕上げるには、下準備で剥いた紅玉の皮を果肉部分と一緒に鍋に入れて煮ることがポイントです。皮を入れると色鮮やかな赤色に、皮を入れないと仕上がりは白っぽいコンポートが出来上がります。好みによって、使い分けると良いでしょう。

砂糖の割合

 コンポートに入れる砂糖の量は材料となる紅玉の量によって変化します。目安としては、紅玉の総重量の20%~40%になるように砂糖の量を調整するとよいでしょう。 

皮の色は?

紅玉の特徴でもある真っ赤な皮には赤色の色素である「アントシアニン」、緑色の色素「クロロフィル」、黄色の色素「キトサントフィル」が含まれています。リンゴの品種によって、含まれる色素の量が異なるため赤や黄色など様々な色をしたリンゴが存在するということですね、

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 紅玉のコンポートおすすめレシピ

レシピ

ここでは、紅玉のコンポートを作る際に少しアレンジを加えたレシピの紹介です。

シナモン

引用:クックパッド

コンポートは、あらかじめ作り置きをしておけば忙しい朝食にも使用することが出来ます。パンに乗せたコンポートにシナモンパウダーを振りかけて食べるとまるで出来立てのアップルパイのようになりますよ。

ワイン

引用:クックパッド

コンポートを作る際に使用する水の半分を白ワインに変えると、大人のスイーツに早変わりです。ポイントはリンゴを煮るのにマルチ圧力クッカーを使用していること。鍋で煮るよりも圧倒的に短い時間でコンポートが出来上がります。

ジャム

引用:クックパッド

細かく刻んだ紅玉を煮ることでコンポートをジャムのような仕上がりにすることが出来ます。出来上がったコンポートにはラムレーズンを入れて混ぜるとラム酒と紅玉、2つの香りを楽しむことが出来ます。パンに塗って食べたりアイスクリームのトッピングにしても美味しいですよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 紅玉のコンポートはレシピに従うことで誰でも簡単に作ることが出来る
  • 出来上がりに色を付けたい場合は、剥いた皮を一緒に鍋で煮ると鮮やかな紅色になる
  • 保存方法を守れば、冷蔵で約4日間、冷凍で約1か月間保存することが出来る
  • 鮮度の良い紅玉を選び、煮る時間を短くすることでシャキシャキとした食感を残すことが出来る


いかがだったでしょうか。紅玉の鮮やかな赤色は、まさに秋を彷彿とさせますよね。食欲の秋を紅玉のコンポートと共に過ごすのも楽しいですよ。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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