肉じゃがなどこんにゃくを料理する時、緑やピンク色に変化している時があります。変色していると果たして食べても問題ないのか・身体に影響はないのかなど気になりますよね。この記事では、
- 変色したこんにゃくは食べられる?
- どうして色が変わってしまうのか
- 色が変わるのを防ぐ方法は?
以上を詳しく解説していきます。こんにゃくが何故、色が変化するのか詳しく知りたい方はこの記事を参考にしてください。
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目次
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変色したこんにゃくは食べられる?
色が変わったこんにゃくは、食べても問題ないのでしょか。また、色を元に戻す方法があるのかも合わせて解説していきます。
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食べられる?
結論から言うと変色したこんにゃくは、食べることができるので安心してください。こんにゃくに色がつく理由は、野菜や金属に含まれる成分に反応するためです。ただし、変色しても身体への影響はありません。
また、一緒に調理すると色が変わりやすい野菜はごぼう・里芋・玉ねぎなどのアクの強い野菜と煮た場合、変色しやすいです。
戻す方法はある?
変色したこんにゃくを戻す方法ですが、残念ながらありません。しかし、色の変化を防ぐ方法はあります。
調理する前にこんにゃくと野菜を別々にアク抜きをしておくことやお酢を少し加えることで変色を防ぐことが出来ますよ。詳しい色の変化を防ぐ方法については、後ほどご紹介しますね。
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どうして変色する?
変色したこんにゃくを食べても身体に問題ないことが分かりましたが、そもそもなぜ変色するのでしょうか。変色する原因はこのような成分によって変色します。
なぜ変色する?
こんにゃくが変色する理由は、野菜や金属に含まれる成分に反応するためです。また、こんにゃくはアルカリ性食品です。野菜に含まれているポリフェノールの一種であるクロロゲン酸とアルカリが反応し、変色します。
また、野菜だけでなく包丁やフライパンの表面層にあるアルマイトに反応して色が変わる場合もありますよ。さらに、使うこんにゃくによっても変色が多くみられるかそれぞれ違います。変色は生いもこんにゃくに多くみられる現象です。
保存後に変色する?
保存後に変色する可能性はあります。こんにゃくは、白色の斑点や茶色のつぶつぶが表面に現れます。これは、凝固剤として使用している水酸化カルシウムが二酸化炭素と反応したことにより浮き出たものです。
しかし、保存方法を少し工夫するだけで防ぐことが出来ますよ。冷蔵庫・冷凍で保存する方法をご紹介します。
冷蔵庫・冷凍で?
こんにゃくの色の変化は、野菜だけでなく空気に触れることでも反応します。冷蔵庫で保存する場合は、ラップで包んでおくかこんにゃく全体を水に浸して保存をしましょう。
冷凍する場合は、冷蔵保存する時と同様にラップで包んで冷凍保存します。その際に、全部を一度にラップに包んで保存するのではなく小分けにして保存をすることで調理する時に便利ですよ。
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変色した色別の原因
しかし、何を一緒に料理することによって変色するか気になりますよね。それでは、色別にこんにゃくが変色した原因を詳しくご紹介します。
緑・青
緑や青色に変色する理由は、ごぼうなどの野菜と一緒に料理をした場合に変色します。アルカリ性であるこんにゃくは、ごぼうに含まれているタンニンの一種であるクロロゲン酸に化学反応し、緑や青色に変色します。
茶色
こんにゃくに茶色のつぶつぶが出てくる原因は、凝固剤によるものです。表面についているつぶつぶは、「炭酸カルシウムの結晶」です。そもそも凝固剤とは、こんにゃくを作る工程の中で水でのばしたこんにゃくいもを固めるために使用します。
また、凝固剤は水酸化カルシウムを使用しており、空気(二酸化炭素)と触れることで炭酸カルシウムになります。この炭酸カルシウムが結晶となり、変色する原因です。
ピンク
ピンク色に変色する原因は、里芋と一緒に料理すると変色します。里芋と一緒に煮ることによって、こんにゃくに含まれるアルカリ成分と里芋に含まれる酸化酵素ポリフェノールオキシターゼが反応します。
このように、調理する野菜や保存方法によって変色する色が違ってきますよ。
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変色を防ぐ方法
色の変化が気になる方は、調理前にしっかりと下準備をすることが大切です。こんにゃくの変色を防ぐ方法は、調理前に野菜と別々に「アク抜き」または「下茹で」によって防ぐことが出来ます。
アク抜きは以下のいずれかの方法で行います
- 水につける
- 熱湯で茹でる
- 米の研ぎ汁や重曹を加えて煮る
また、酢を少量加えることで変色を防ぐことが出来ます。
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まとめ
こんにゃくは、アクの強い野菜と一緒に調理することにより変色します。この記事でご紹介したことをまとめますね。
この記事をまとめると
- 変色したこんにゃくは身体に影響はないため食べても問題はない
- こんにゃくはアルカリ性と野菜に含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が原因で調理することで変色する
- 変色を防ぐ方法は、事前にアク抜きをしておく冷凍・冷蔵でも変色するため空気に触れないようにラップに包むことで変色を防げる
身体に影響はないですが、変色が気になるのであれば事前の下準備をしっかりしておき、調理をしましょう。
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