昆布は私たちの生活の中でなくてはならない食材のひとつですよね。そんな日本人と共に歩んできた昆布ですが、様々な悪い噂があるというのはご存知ですか?今回の記事では昆布を食べ過ぎるとどんな影響があるのかについて紹介していきます。
目次
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昆布の食べ過ぎで体調不良になる理由は?
ヨウ素が原因?
ヨウ素とは主に昆布やワカメ海苔などに含まれている、体になくてはならないミネラルのことを言います。人体に欠かすことができない成分ですので、健康食品などに含まれている栄養成分です。そんなヨウ素ですが少量の摂取でも非常に効果が強いと言われています。効果が強い栄養成分に必ずと言っていいほど付いてくるのが過剰摂取です。昆布やとろろ昆布のようにヨウ素を多く含む食品は食べ過ぎに注意が必要になってきます。
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ヨウ素の過剰摂取は甲状腺に悪影響を及ぼす可能性がある!
ヨウ素は甲状腺ホルモンと直接関係のある成分です。甲状腺とは喉仏の下に位置する体の臓器であり、 そこから体中にとても重要なホルモンを分泌します。ヨウ素を過剰に摂取してしまうことによって甲状腺のホルモンが過剰に作られてしまうことで体調不良が引き起こされるのです。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによる症状
ヨウ素の過剰摂取によって甲状腺ホルモンが必要以上に作り出されてしまうと様々な健康被害が出てきます。
<甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると引き起こされる症状>
- 多量の発汗
- イライラして落ち着かなくなる
- 動悸や息切れ
- 体のだるさ
- 集中力が続かない
- 物忘れが多くなる
- うつ病に似た症状がでてくる
このようにたくさんの症状が出てきてしまい、生活に支障が出ることがあるのです。もし昆布を大量に食べる機会があって、上記のような症状が気になるのであれば、医療機関に相談してみましょう。
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甲状腺以外にもこんな症状が出る可能性がある
吐き気や嘔吐
昆布にはヨウ素意外にも食物繊維が豊富に含まれている食品です。 そのため食べ過ぎによる消化不良を引き起こしてしまうと、吐き気や嘔吐の症状が出てくる場合があります。特に食べ過ぎや飲み過ぎで胃の不調を感じている時に昆布を食べ過ぎてしまうと症状が出やすいと言われています。ストレスで胃の働きが弱っている方も注意が必要です。
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下痢や腹痛を引き起こす
吐き気や嘔吐以外にも食物繊維過剰に摂取してしまうことで下痢や腹痛を引き起こしてしまう可能性も考えられます。昆布に含まれている食物繊維は不溶性の食物繊維です。不溶性の食物繊維は腸を活発にする働きがあり、摂取すると排便を促してくれます。普段からお腹のゆるい人や下痢しがちな人が摂取してしまうと、より腸を活性化させてしまい下痢や腹痛をひどくしてしまう可能性があるので注意が必要です。
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どれくらいなら食べ過ぎにならないの?
昆布に含まれるヨウ素の量は私たちが想像しているよりも遥かに多いといわれています。成人の男女ともに1日の平均摂取量は130μgとされており上限は3000μgです。実は昆布だしであっても100gあたりのヨウ素の含有量は5400μgも含まれます。 一度に100gは使用しないと思われますが、無意識に摂取量が増えてしまっていることも十分にありえます。 昆布出汁をとったお味噌汁は1日一杯まで、その他の昆布だしが入った調味料も過剰に摂取しないように注意しましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 昆布に含まれるヨウ素をとりすぎると甲状腺機能を悪くしてしまう可能性がある!
- 食物繊維を摂りすぎると吐き気や下痢腹痛を引き起こす可能性がある!
- 昆布だしであってもヨウ素の量が多いので摂取量には注意しよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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