最近販売されているお米は精米されているお米ばかりなので、お米屋さんから玄米を買ってきて近くの精米機で精米すると言うことがほとんど無くなってしまいましたよね。お米は複数の層に分かれており、私たちが普段食べている白米というのは、外側の層を取り除いたものになります。
精米していないお米を玄米と言いますが、綺麗に精米した白米と玄米ではどちらの方が長持ちするのでしょうか?今回の記事ではお米は精米前と精米後のどちらの方が長持ちするのか、精米後のお米はどれくらい食べることができるのかついて解説していきます。
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目次
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精米前と精米後どちらの方が長い?
まずは精米する前と精米した後ではどちらのお米の方が、より長持ちするのか理由と共に詳しく解説していきますね。
長持ちするのは「精米前」
精米前と精米後の米で、より長持ちするのは「精米前」のお米です。精米した後のお米よりも約1年程度長持ちすると言われています。精米してしまうだけで1年も賞味期限が短縮してしまうというのは驚きですよね。もし長期保存したい場合は精米前の米を買った方が良いということがわかりますね。
精米前の方が長持ちするのはなぜ?
お米は精米してしまうと外側の「ぬか層」と呼ばれる層が除去されます。そうすると中身の白米の部分が直接空気に触れることになります。白米の部分は空気に触れれば触れるほど酸化してしまいます。
ぬか層には白米を守るための栄養分が含まれていますので、それを精米することによって取り除いてしまうと日持ちしなくなってしまうということです。
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お米の賞味期限ってそもそもどれくらい?
精米前と精米後で賞味期限の長さの違いが出るということをお伝えしましたが、そもそもお米の賞味期限はどれくらいなのか気になりますよね。次はお米の賞味期限はどれくらいなのかについて解説していきます。
お米に賞味期限は記載されていない
お米は野菜などと同じように生きているものなので「生もの」に該当するのですが、精製食品の中でもフルーツなどと同じ「農産物」になるので、肉や魚のような消費期限や、他の加工食品のように賞味期限が記載されません。
ですがその代わり、精米した日付を表示することが義務づけられています。これはなぜかと言うと先ほども説明した通り、精米してから鮮度がどんどん落ちてしまうからです。精米した後から徐々に酸化がすすみ、風味や栄養が落ちてしまうので、必ず精米した日が分かるようになっています。
精米後の米は大体どれくらいで食べ切るべき?
賞味期限が記載されていないからと言って、いつまでも食べることができるというわけではありません。お米は酸化していく事によって徐々に味が落ちてしまいますので、購入したら早めに食べ切る必要があります。 精米後のお米は「1カ月程度」で食べきるようにしましょう。
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お米を長持ちさせるポイントとは?
精米後の米は意外と日持ちがしないということが分かっていただけたと思います。では精米後の米をより長持ちさせる保存方法を解説していきます。保存方法、保存場所、保存容器などの工夫を行うことでより長く美味しいお米を楽しむことができます。
冷蔵庫に入れて保管するのがおすすめ
お米は温度や湿度の変化に弱い特徴を持ちます。その他にも虫が発生しやすかったり、水分を吸収しやすいのでカビが発生したりする可能性もあります。
これらの状態を防ぐために、なるべく温度や湿度が低い所に保管しておくことが望ましいとされています。そこでオススメなのが「冷蔵庫の中」です。冷蔵庫の中でも野菜室は温度の変化が少ないためおすすめです。
注意した方が良いのは「お米はニオイを吸収しやすい」ので匂いの強い食材を近くに置かないようにしましょう。
おすすめの保存容器は?
酸化は空気に触れることによって促進されますので、お米を保存する容器は「密閉容器」が良いでしょう。冷蔵庫の中は湿度が低くなりやすいので、乾燥しやすいのですが密閉容器に入れておくことで湿度を保つことができます。
真空パックやタッパーなど、密閉できる保存方法はたくさんありますが、お米を保存するなら密閉できる袋やペットボトルなどの少量ずつ取り出せる容器がおすすめです。計量カップに出すのが簡単だけでなく、冷蔵庫の隙間などに収納することができるのもメリットですね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?日本人ならほとんど毎日口にするといってもおかしくはないお米ですが、意外と精米した後の米は日持ちしないということがわかりましたね。適切な保存方法を活用することによって、お米の豊かなおいしさを長く楽しむことができるようになります。是非こちらの記事を参考にしてお米を保存してみてくださいね。
この記事をまとめると
- お米は精米しない方が長持ちする!
- 精米した後のお米は1ヶ月以内に消費しよう
- お米は温度の変化や湿度の変化に敏感なので、冷蔵庫で保存しよう
- ペットボトルや密閉できる袋に入れて保管するのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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