琥珀糖が固まらない理由は冷たいジュースを一気に入れたから?対処法も

琥珀糖は日本の伝統的な和菓子の一つで、その特徴は外はシャリっと中はプルっとした食感が特徴的です。琥珀色はもちろんの事、水色や黄色など、原料によって様々な色があり、まさに宝石のような見た目です。

今回は、琥珀糖を手作りする際のポイントについて解説していきます。和菓子というと難しいイメージがあり、とても手作りできるものではないように思えますが、実は意外とシンプルです。

しかし固まらない・綺麗に作れないなど、シンプルだからと言って簡単とは言えません。琥珀等をうまく作るためのコツはあるのでしょうか。今回紹介していくテーマは、

  • 琥珀糖が固まらない理由は?
  • 琥珀糖が固まらない時の対処法は?
  • 琥珀糖を乾燥させる方法は?何日かかる?
  • 琥珀糖の乾燥を早める方法

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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琥珀糖が固まらない理由は?

琥珀等を手作りした際、「うまく固まらない」事があります。固まらない原因はどこにあるのでしょうか。いくつか要点を見ていきましょう。

冷たいジュースを一気に入れたから

琥珀糖をきれいに作るためには着色が必要ですが、砂糖と着色の両方を担えるため「カラフルなジュース」を使用する方もいます。しかしジュースを使用する場合は、水分と糖分の比率を把握することが難しく、失敗しやすくなるため注意が必要です。

寒天が溶けていない

琥珀糖には棒寒天や糸寒天、粉寒天などを使用しますが、どれを使用するにしてもしっかりと溶かす必要があります。寒天をしっかり溶かすためには1日程度水に浸してふやかしておき、そこからさらに水と寒天だけで煮詰めて溶かす必要があります。

酸味の強いものを使った

琥珀糖の味付けに、爽やかなオレンジジュースやレモン汁などを使用しようと考える方も多いでしょうが、実は寒天は酸に弱いという特徴があります。そのため、寒天を溶かした液体に酸味のあるジュースや果汁を入れると固まらなくなってしまいます。

アガーを沸騰させたため

琥珀等を固める為には寒天を使用することが多いですが、「アガー」で固める場合もあります。アガーとは海藻やマメ科の種子から抽出した成分で、主にゼリーなどを固める際に使用します。透明な仕上がりになるため、好んでアガーを使用する方も多いです。

アガーを使用する場合は温度管理が重要で、沸騰させてしまうと固まる力が弱まってしまうため、沸騰直前の温度管理が重要です。

砂糖の問題

琥珀糖に甘味を加えるために砂糖を多く使用しますが、実は想像しているよりもかなりの量の砂糖やグラニュー糖を使用します。

スイーツなどを作る際によくあることですが、「健康の為に少し砂糖を減らそう」といったことを考えては琥珀糖はうまく作れません。また、上白糖よりもグラニュー糖の方が綺麗に結晶化しやすいと言われています。

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琥珀糖が固まらない時の対処法は?

琥珀糖が固まらなかった場合はどうすればよいのでしょうか?対処方法について解説していきます。

水分が多い時

寒天を溶かして材料を混ぜ合わせ、冷蔵庫へしまうと固まりますが、3時間以上経過しても固まらないということもあります。この場合はどんなに待っても固まりませんから、寒天を足してから再度固める必要があります。

砂糖が足りないとき

砂糖が少ないことが原因で固まらないという場合は、上からグラニュー糖やザラメをまぶすことで結晶化が進みます。

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琥珀糖を乾燥させる方法は?何日かかる?

材料を混ぜて冷やし固め、好みの大きさにカット、その後は乾燥の工程に移ります。乾燥にかける日数は人によってまちまちで、どの情報が良いのかわかりません。大体どれくらい乾燥させればよいのでしょうか。

目安は3日〜10日

琥珀糖を乾燥させるためにはかなりの日数が必要で、今日作って明日食べるといったことはできません。最低でも3日、長くて10日程度は乾燥させる必要があります。

乾燥に適した場所

乾燥させるためには場所選びも重要です。琥珀糖は温度や湿度に敏感に反応するため、部屋の環境を整えることが大切です。部屋の温度が高すぎても低すぎてもよくありませんし、湿度が高いのもよくありません。風通しが良い涼しい場所がよいでしょう。

自然乾燥の方法

琥珀糖をじっくり自然乾燥させる場合は、風通しの管理や調湿、温度管理が重要です。その日の天気のコンディションによって、扇風機を使用したり、場所を移動させるなどの工夫が必要です。

ほこり対策は?

自然乾燥させると、どうしても空気中のほこりなどが気になります。その場合はフードカバーをかぶせると良いでしょう。100均などで購入することもできて、琥珀糖づくり以外でも使用できるため、1つ持っておくと便利です。

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琥珀糖の乾燥を早める方法

琥珀糖を乾燥させるためにはかなりの日数がかかるということがわかりましたが、できるだけ早く食べたいものですよね。乾燥を早めるための方法などはないのでしょうか。

グラニュー糖を使う

琥珀糖の結晶化を早めるためには「グラニュー糖」を使用する方法がおススメです。グラニュー糖は他の砂糖よりも結晶化しやすいため、切り分けた琥珀糖にサラサラと振りかけると良いでしょう。

冷蔵庫で冷やす

冷蔵庫の中は低温低湿のため、食材を乾燥させるためにはもってこいの場所と言えます。早く固めたい場合は、寒天液の粗熱を冷ましてから冷蔵庫へしまいましょう。

ドライヤーで乾かす

早く固めるための力技として「ドライヤーで乾燥させる方法」もあります。熱風を当てて強制的に乾燥させる方法です。あまり近すぎると温度が高すぎて溶けてしまうため、大体40℃くらいの温度を感じる距離で温風を当て続けましょう。

まとめ

今回は、琥珀糖が固まらない原因について解説していきました。

この記事をまとめると

  • 琥珀糖は和菓子の一つで、「食べる宝石」と呼ばれる
  • 琥珀糖が固まらない原因は様々あるため、レシピをよく読んで作り方を守る
  • 琥珀糖を早く固めるためには冷蔵庫で冷やしたりグラニュー糖を振りかけるなどの方法がある

いかがでしたか?琥珀糖を作る際のポイントについて、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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