カワハギの肝の保存方法は?保存期間や保存するときのポイントを解説します

皆さんはカワハギというお魚をご存知ですか?カワハギは見た目や加工するときの方法が特徴的な魚ですが、味がとてもよくどんな料理にも合わせることが出来るとして非常に有名です。その中でもカワハギの肝は絶品であると言われており、肝醤油などの加工品は一度食べたらやみつきになってしまうと言われています。

今回の記事ではカワハギとはどのような食材なのか、カワハギの肝や取扱いについて、正しい保存方法を解説していきます。

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カワハギってどんな魚?

英名 Threadsail filefish
別名・和名 皮剥
エネルギー(100gあたり) 83kcal
糖質量(100gあたり) 微量

カワハギはカワハギ科カワハギ属の魚で、漢字では「皮剥」と書きます。「皮剥」という名前は、皮がすぐに剥がれることに由来し、「マルハゲ」「バクチウオ」「ハゲ」などの別名を持っています。

日本各地に生息していますが、特に西日本で多く獲ることができます。旬の時期は11〜2月の秋から冬にかけた時期です。

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カワハギの栄養とは

カワハギには脂質がほとんど含まれていないので、非常にヘルシーな食材といえます。ただヘルシーなだけではなく、ミネラル成分をたくさん含んでいる素晴らしい食材なのです。カワハギに特に多く含まれている成分をピックアップして紹介していきますね。

  • ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。

カワハギを食べて期待できる効果

カワハギに含まれているミネラル類には、このような効果を期待することができます。

<カワハギを食べることで期待できる効果>

  • 冷え性予防・改善
  • むくみ改善
  • 血圧の調整
  • 利尿作用
  • デトックス効果

 

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カワハギの保存方法について

カワハギの保存方法は基本的には「一般的な魚の保存方法」でOKです。早めに食べるのであれば冷蔵保存で、長期保存したいのであれば冷凍保存を活用するとよいでしょう。

カワハギの肝も冷凍保存できる?

カワハギの肝も鮮度が良い状態であれば冷凍保存が可能です。新鮮なカワハギを捌いたら取り出した肝を丸ごとラップでしっかり包み、フリーザーバッグなどに入れて冷凍庫に入れましょう。冷凍保存すること「約一週間」保存することができるといわれていますが、なまものなので、早めに消費することが大事です。

カワハギの肝をすぐ食べるなら冷蔵保存

カワハギの肝を冷蔵保存する際は、なるべく空気に触れさせないようにする工夫をしてください。空気に触れれば触れるほど品質が劣化するので、なるべく手早く行うようにしましょう。

肝を取り出したらしっかりラップで密閉して、冷蔵庫に入れます。冷蔵庫で保存する場合は必ず「その日のうちに消費」する意識をもっておきましょう。カワハギの肝はかなり傷みが早いので、少しでも長く保存したいなら冷凍保存がおすすめです。

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美味しく解凍する方法

冷凍したカワハギを解凍するときに電子レンジなどを使っていませんか?または流水解凍をしている方はいませんか?実はカワハギの美味しさを決めるポイントは解凍方法と言っても過言ではないくらいに解凍方法はかなり意識しておく必要があります。

おすすめの解凍方法は自然解凍

カワハギを解凍するときに電子レンジの解凍や流水解凍はお勧めしません。この二つの解凍方法は、カワハギの中に含まれている旨味を持った水分まで流れ出てしまうのでカワハギのおいしさを感じられなくなってしまう可能性があります。

おすすめの解凍方法は使う半日~1日前に冷蔵庫に移しておくだけの自然解凍です。冷蔵庫内での自然解凍では、余分な水分が漏れ出すことなく旨味を保ったまま解凍することができます。

これはカワハギの身だけでなく、カワハギの肝も同じです。解凍時間を早めたいなら、凍った状態のものを包丁で小さく切り分ければ少し時間が早まります。

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保存するのもいいけれど

ここまではカワハギの保存方法について解説してきましたが、オススメなのはやはり新鮮な状態で調理することです。もちろん冷凍保存を用いれば美味しい状態のままカワハギを保存することができますが、なるべく手に入れたその日のうちに消費するレシピを考えておきましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?カワハギは肝までおいしく食べることができる素晴らしい食材です。もし手に入りましたら様々な調理法がありますので、なるべく早くに調理して美味しいカワハギを召し上がってみてください。また大量に手に入った場合は上記で説明した冷凍保存をうまく駆使して、カワハギを美味しく食べてみてくださいね。

この記事をまとめると

  • カワハギにはミネラル類が特に多く含まれている
  • カワハギの肝は非常に傷みやすい食材
  • カワハギの身は他の生魚と同じ保存方法でOK
  • 1日以上保存したい場合は冷凍保存すること!
  • 冷凍保存すれば一週間程度保存可能だが、早めに食べることに越したことはない!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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