キウイが固いままで販売されている理由は?追熟を早める方法や食べごろのサイン

果物一つに含まれている栄養価が一番高いと最近注目を集めている「キウイフルーツ」。皆さんはお好きですか?みずみずしい果肉に、程よい酸味のきいたつぶつぶ食感のキウイは大人から子供まで誰もが楽しめるメジャーなフルーツになってきています。

そんなキウイですが、食べごろがいまいちよくわからないという声をよく聞きます。今回の記事ではキウイとはどんな果物なのか、キウイの食べ頃のサイン、追熟の方法について解説していきます。

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キウイフルーツはどんな果物なの?

キウイフルーツはマタタビ科マタタビ属の果物です。1906年にニュージーランドが新しい果樹のキウイフルーツの品種改良に成功し、1934年頃から世界各国で食べられるようになりました。日本では愛媛県、福岡県、和歌山県などで栽培されています。

キウイフルーツは「グリーンキウイ」「ゴールドキウイ」「レインボーレッドキウイ」に大別されます。ビタミンCとビタミンEの含有量が多く強い抗酸化作用が期待できます。また、タンパク質分解酵素アクチニジンが果皮付近にあり、消化促進作用も期待できます。

キウイの主な栄養成分

キウイには食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消したい方にオススメです。また、利尿作用を促すカリウムは、果物の中でもトップクラスです。主な栄養成分はコチラです。

  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。

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買ってきたキウイフルーツが固い!?

元々キウイフルーツは未熟な状態で収穫する果物です。なのでスーパーなどで販売されているキウイは、未熟な状態で販売されている場合もあります。食べ頃になってしまってから店頭に並べると、すぐに傷んでしまうので店側もなるべく未熟な状態で販売したいと考えています。

こんなキウイを選ぶとGOOD

もし買ってきてすぐに家でキウイを食べたいなら、軽く手で握っていて少し柔らかいものを選ぶようにするとよいでしょう。キウイは食べ頃が近くなってくるにつれて徐々に果肉がやわらかくなっていきます。ふわっとした程よい弾力を感じたら食べ頃の合図です。ちなみにキウイは完熟しても見た目が一切変わらない食品なので、色で判断はできないと覚えておきましょう。

ただし少し柔らかい程度では、食べ頃とは言えませんので基本的には買ってすぐに食べるのはお勧めできません。

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キウイを買ってきたら

ではスーパーで固いキウイを買ってきた場合の保存方法について解説します。

固いキウイを追熟させたい場合は「常温保存」が基本です。常温で保存するとキウイがどんどん追熟していくので、数日で食べごろになるでしょう。すぐに冷蔵庫に入れてしまう方も多いですが、追熟させる場合は常温で保存したほうが早く熟すということを覚えておいてください。

より早く完熟させたい時の裏技

なるべく早く食べ頃にしたい時はリンゴやバナナなどと一緒にビニール袋に入れて、常温で2~3日おいてみてください。リンゴやバナナが出す「エチレンガス」と言う成分が、キウイの追熟を早めてくれます。

バナナやりんごと一緒に入れたキウイは、あっという間に完食してしまうので食べ頃を絶対に逃さないように毎日確認するようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事で覚えておいてほしいことは、キウイは食べ頃の状態で販売されていない!ということです。どんなキウイも家で数日寝かせることでより美味しく食べることができます。追熟を早める裏技もぜひ覚えておいてくださいね!

この記事をまとめると

  • キウイは果物の中でもトップクラスに栄養を多く含む
  • 食べ頃の状態では販売されていないので追熟が必要
  • 食べ頃はに切ってみて程良い弾力を感じる時
  • 見た目は変化しないので注意しよう
  • 追熟を早めたいならリンゴやバナナと一緒に袋に入れて室温で保存しよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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