料理のトロミ付けなどに欠かせない片栗粉ですが、冷凍保存は可能なのでしょうか?片栗粉の保存方法や、保存する際の注意点などについて詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、
- 片栗粉の特徴・賞味期限
- 片栗粉の保存が悪いとどうなる?
- 片栗粉の正しい保存方法
- 冷凍片栗粉の解凍・活用例
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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片栗粉の特徴・賞味期限
片栗粉とはどのような食品なのでしょうか・特徴や賞味期限について紹介していきます。
原料は?
片栗粉は、ジャガイモなどのでんぷんを粉状にした食品で、通常はお料理のトロミ付けなどに使われます。
中華料理などの餡の原料となることはもちろん、唐揚げや竜田揚げなどの「衣」としての役割もあります。日本の家庭では、小麦粉と同様にとても使用頻度の高い食品です。
本来の片栗粉は、カタクリの根っこから採取したデンプンを粉にしますが、ジャガイモの方が安価に大量生産できることから、市販されている片栗粉のほとんどはじゃがいもデンプンを原料とした片栗粉です。
小麦粉との違い
小麦粉と片栗粉は原料が違います。小麦粉は小麦、片栗粉はカタクリやじゃがいものデンプンが原料です。そのため、使用した時の食感などが大きく変わるという特徴がありますよ。
賞味期限(開封前)
未開封の片栗粉の賞味期限は、製造日から2年と設定されているメーカーが多いようです。記載されている保存方法を守って保管しましょう。
賞味期限(開封後)
開封後の片栗粉の場合、保存方法に注意していれば半年~1年程度は日持ちするでしょう。湿度や温度といった環境面に左右されるので、適切な場所に保管しましょう。
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片栗粉の保存が悪いとどうなる?
片栗粉の保存方法は様々ありますが、保存方法が悪い場合は腐ってしまうのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
片栗粉は腐る?
片栗粉はじゃがいもなどのデンプンを乾燥させて作るため、空気中の水分などを吸収しやすいです。水分を吸収すれば水っぽくなり、腐ってしまうでしょう。
使ってはいけない片栗粉の特徴
腐ってしまっている片栗粉の特徴は、
- 固まっている
- カビが生えている
- 色が変色している
- ダニが動いているのが見える
これらの変化が見られたら廃棄しましょう。
害虫被害に注意
先ほども紹介しましたが、片栗粉はダニが住み着く事があります。1匹住み着くと繫殖してしまうので危険です。開封後はしっかりと封をして、冷蔵庫で保管しましょう。
害虫被害によるリスクは?
ダニが繁殖した片栗粉を食べてしまった場合、アレルギー反応がみられることが多いです。最悪の場合はアナフィラキシーショックによる窒息死なども考えられますから注意したい所です。蕁麻疹や体の赤みなどが見られた場合はアレルギー反応の可能性が高いです。
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片栗粉の正しい保存方法
片栗粉の正しい保存方法について紹介していきます。
袋のまま保存する場合(常温)
未開封の片栗粉は常温保存も可能です。冷暗所・直射日光を避けるといった点に注意して保管しましょう。
開封後の保存方法(常温)
開封後に常温保存する場合は、しっかりと封をする必要があります。チャック付きの保存袋なのでに入れて冷暗所で保管しましょう。
冷蔵庫で保存方法
開封後の片栗粉は冷蔵保存がおススメです。輪ゴムなどで封をしたり、100均などで販売している「袋留めクリップ」もおススメです。
冷凍保存の方法
片栗粉は冷凍保存しても固まらないので、保存方法としてはおすすめです。漏れないようにしっかりと封をして、冷凍庫へしまいましょう。
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冷凍片栗粉の解凍・活用例
冷凍保存した片栗粉の活用例を紹介していきます。
冷凍片栗粉の解凍方法
冷凍保存した片栗粉は、解凍方法などを気にせずそのままいつも通り使用できます。水に溶かして料理に使用しましょう。少し固まっている場合は、手でモミモミするとまたパラパラになります。
肉・魚の下ごしらえに
片栗粉は肉や魚の下処理に使用できます。水溶き片栗粉にお肉や魚を入れ、揉んでから洗い流しましょう。汚れや臭みを吸着してくれるのでおススメです。
離乳食のとろみに使える?
片栗粉は離乳食のトロミ付けなどにもおすすめです。小麦粉よりも消化に良いので試してみてください。片栗粉はそのまま食べることもできますが、離乳食に使用する場合はしっかりと加熱した方が無難です。
調理済みのものを解凍するには?
片栗粉でとろみをつけた料理を冷凍した場合、解凍後に水っぽくなってしまうことは避けられません。これは片栗粉の性質上仕方のないことです。冷蔵保存しても同じです。再度とろみをつけたい場合は、また水溶き片栗粉でトロミをつけるしか方法はありません。
もしくはコーンスターチ―などでトロミをつける方法もありますから、「トロミ付け=片栗粉」と思わないことです。それぞれの粉によって性質が違うので、色々試してみて覚えましょう。
まとめ
今回は、片栗粉の保存方法や賞味期限について紹介していきました。
この記事をまとめると
- 片栗粉は冷凍保存しても固まらない。
- 開封後はダニが繫殖する可能性があるので、冷蔵庫か冷凍庫に保管。
- 片栗粉でトロミを付けた料理を冷やすと水っぽくなる。
いかがでしたか?片栗粉について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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