カリカリ梅といえば酸っぱさと食感がとても美味しい梅のお菓子ですが、実は家でも作ることが出来ます。でもなぜあのようなカリカリの食感になるのかはいまいちよくわかりませんよね。また、カリカリ梅を作るとしてもどんな梅をつかったら良いかよくわからない人もおおいと思います。
今回の記事では
- カリカリ梅とは?
- なぜカリカリになるの?
- しわがある梅はカリカリ梅になるの?
- カリカリ梅の栄養
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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カリカリ梅とはどんな食べ物?
カリカリ梅とやわらかい梅干しとの違いを、解説していきます。カリカリ梅と柔らかい梅では使う梅が違うのです。カリカリ梅は固い食感を残すように完熟していない青うめを使い、やわらかい梅は完熟した梅を使います。
作り方の違いはカリカリ梅は調味液に漬け込むだけでできるのに対し、やわらかい梅は天日干しにして塩漬けにするなどの工程があるので手間ひまがかかっています。
使う梅や作り方は違いますが、同じ梅の実を使っているので栄養や効能はほぼ同じです。
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なぜカリカリに?
カリカリ梅は青梅の状態で収穫して、すぐにカルシウムに漬けることで果肉に含まれるペクチンがペクチン酸カルシウムになり柔らかくならないようにしています。
このような工程なので干すことがなく、梅干しとは全く違った美味しさになるのです。ちなみに家で作るときはカルシウム源として卵の殻を使います。
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カリカリ梅はしわしわの梅でも作れるの?
カリカリ梅は材料さえ揃えば家でも簡単に作ることが出来ます。ですがその材料を集めるのが場所によっては少し難しめです。
これはなぜかというとカリカリ梅に使用する梅は「シャキッとした収穫したての青梅」だからです。梅は収穫するとすぐに追熟するのであっというまにシャキシャキではなくシワシワ、グニャグニャになってしまいます。
シワシワ・グニャグニャになってしまうとカリカリ梅を作る工程で作っても、カリカリとした食感ではなくなってしまいます。
カリカリ梅を作ろうとしたけれど、梅がシワシワ・グニャグニャになっていたりすでに黄色く追熟が進んでいた場合はカリカリ梅ではなく梅ジャムや梅エキス、ねり梅に加工して食べるのがおすすめです。
梅ジャムに
ぐにゃぐにゃのカリカリ梅は、梅の栄養がたっぷり残っているので捨てずにジャムにしちゃいましょう!
塩をまぶして冷蔵庫に入れて、少し追熟させながらより柔らかくしていきます。塩をまぶした状態で追熟させると手で簡単に種が取り除ける柔らかさになります。種を取り除いたら果肉だけをわけて、鍋で加熱。お好きな甘味料を入れてゆっくりコトコト煮込むととっても香りの良い梅ジャムになります!
フードプロセッサーでねり梅に
塩に漬けてぐにゃぐにゃになった梅から種を取り除いたらフードプロセッサーにかけてペースト状ちゃいましょう。これで簡単にねり梅が完成です。赤しそのエキスを加えて梅ソースにしてもよいですし、和え物に加えてもとても美味しく食べることが出来ます。
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カリカリ梅の主な栄養成分は?
では、梅に含まれている栄養成分がどんなものなのか見ていきましょう。中には聞いたことのある栄養素がいくつかあるかと思います。効果についても合わせて紹介しているので、必見です!
クエン酸
クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
ビタミンC
ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
ペクチン
ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
ポリフェノール
ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
鉄分
鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
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カリカリ梅を食べると得られる効果
カリカリ梅の効能には下記のようなものがあります。
- 疲労回復:カリカリ梅に含まれるクエン酸には疲労回復効果があります。梅干しを思い出すと酸っぱさで唾液が出る方も多いでしょう。唾液が出ると、食欲がわいてくるので元気がないなと思うときにカリカリ梅をかじってみましょう。
- 骨粗そ症の予防:クエン酸にはカルシウムや鉄分を吸収しやすく効果があります。
- アンチエイジング:梅に含まれるビタミンB郡には健康な肌や髪を作るのに欠かせない成分や脂質の代謝を促す働きがあります。またポリフェノールも含まれるので、アンチエイジングを心がけている方はおやつ代わりに食べるのもいいですね。
- 貧血予防:梅には鉄分が含まれています。貧血が気になる人は、積極的に食べたい食材ですね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- カリカリ梅は食感がとても美味しい梅の加工食品
- カリカリ食感の秘密はカルシウム
- しわしわになってしまった梅はカリカリ梅にすることが出来ない
- シワシワ・グニャグニャになった梅はジャムやねり梅にするのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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