家庭の料理の大定番といえば「唐揚げ」ですよね。ですが、一般的に鶏肉を使うことが多いため、生焼けには注意しなければなりません。
そこで今回は、
- 唐揚げの生焼けの見分け方
- 唐揚げの生焼けを食べてしまった場合は?
- 生焼けの対処法・上手な揚げ方
コチラについて紹介していきます。
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目次
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唐揚げの生焼けの見分け方
揚げ物は揚げ加減が難しく、「慣れている・失敗したことはない」という人は少ないかもしれません。唐揚げを作る場合は、これから紹介する生焼けの見分け方をしっかりと覚えておきましょう。
生焼けの唐揚げの特徴
家庭で作った唐揚げが少し心配なときは、かじって断面などを確認する必要があります。
そのときもし、「柔らかい・ヌメリがある・赤っぽい」など、加熱前のような状態である場合は、生焼けである可能性が高いでしょう。
唐揚げがしっかりと焼けている場合は、色が白くなり身が固くなって引き締まっています。
中身がうっすらピンクだと?
既述のように、まだ赤っぽい唐揚げは注意が必要です。一方で、中身がうっすらピンクの場合はどうでしょうか。
少し心配になってしまいますが、 この場合は、既に火が通っていると思って結構です。
ただし、やや透き通ったようなピンク色であれば、生焼けの可能性があるので、再加熱の必要があります。
生焼けの見分け方
唐揚げの生焼けはかじって確認できますが、できれば その前に確認できた方がいいですよね。
唐揚げの生焼けは、調理中でも次のような方法でチェックできます。
- 揚げ油の泡が小さくなり軽い音になる
- 油から取り出したときわずかに振動を感じる
さらに慎重になるなら、途中で取り出して身を切ってみましょう。生焼けの場合、赤い肉汁が出てきます。特に大きめのものは火が通るのに時間が掛かるので注意が必要です。
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唐揚げの生焼けを食べてしまった場合は?
「ちょっとぐらいの生焼けなら気にならない!」「生焼けぐらいの方がおいしい」という人もいるかもしれません。ですが、唐揚げの生焼けには人の体への健康リスクがあることも覚えておかなければなりません。
食中毒のリスク
唐揚げの生焼けには、食中毒の症状を引き起こす可能性があります。
食中毒に繋がる菌には種類がありますが、唐揚げが生焼けの場合、次のような細菌の発生が考えられます。
- サルモネラ菌
- カンピロバクター(病原体)
必ず発症するわけではない
食中毒に繋がる可能性がある唐揚げの生焼けですが、必ず発症するわけではありません。
特に、既述のように「うっすらピンク色」であるような場合でも、焼け目がついているようであれば、よぼど心配ないでしょう。
症状が発症した場合は病院へ
もし、生焼けの唐揚げを食べて食中毒になったら、速やかに病院を受診しましょう。
生焼けの唐揚げによる食中毒の主な症状がコチラです。
- 吐き気や嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- 発熱
潜伏期間・症状の期間は?
腹痛や下痢であれば、単なる食べ過ぎと勘違いしてしまう場合もあります。
食事後の不調がサルモネラ菌やカンピロバクターによる食中毒かどうかは、潜伏期間を目安に判断できます。
潜伏期間
- サルモネラ菌:3〜4日
- カンピロバクター(病原体):2〜7日
このように、食中毒は食べてからすぐに発症するものではありません。
最初は問題がなかったのに、数日後に症状が出たのであれば、食中毒の可能性が高いでしょう。また、症状が続く期間は個人差があります。
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生焼けの対処法・上手な揚げ方
唐揚げの生焼けの見分け方が分かったら、唐揚げ作りに挑戦しましょう。最後に、生焼け時の対処法と上手な揚げ方を紹介します。
揚げ直し
調理中に生焼けに気付いたら、揚げ直しましょう。すぐに揚げ直せば、食感を残しておくこともでき、おいしく食べられます。
注意:揚げ直す場合は、通常よりも油を多く吸ってしまいます。キッチンペーパーで抜き取るなどして、油を落とすのがおすすめです。レンジやトースターで加熱
残りの油をすでに処理してしまった場合は、レンジやトースターで再加熱してもOKです。電子レンジでは揚げ直した時よりも、やや水っぽくなってしまいますが、確実に火を通すことができます。
電子レンジでの加熱時間の目安は、20秒~1分程度です。
生焼けを防ぐ揚げ方
再加熱も可能ですが、唐揚げの生焼けは事前に防ぐ方法もあります。
その方法は、次の3つです。
- 冷蔵庫から出し鶏肉を室温に戻しておく
- 大きさを均等にして揚げムラをなくす
- 小さめに切って火を通りやすくする
- 油の温度を下げないように一気に揚げない
まとめ
「唐揚げの生焼けの見分け方は?うっすらピンクは大丈夫?レンジで何分加熱?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 唐揚げが加熱前のような状態であれば注意
- 唐揚げがうっすらピンクの場合は要確認
- 唐揚げの生焼けは調理時の音や振動で確認できる
- 唐揚げの生焼けは食中毒になる危険性がある
- 唐揚げの生焼けは揚げ直しやレンジで再加熱
せっかく作った唐揚げが、生焼けなんて悲しいですよね。リスクを背負ったまま食べるのではなく、適切な方法で再加し、安全に唐揚げを楽しんでくださいね。
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