カマスは味どんな味?一夜干しって家で作れるの?オススメの食べ方を紹介します!

皆さんはカマスを食べたことはありますか?カマスは海釣りだと比較的簡単に釣ることのできる魚としてとても有名ですし、干物にして食べるととっても美味しいので人気が高い食材でもあります。

今回はカマスの生態や特徴、カマスはどんな味なのか、どんな食べ方がオススメなのかについて紹介していきます。

スポンサードリンク

カマスとは?

カマス(魳)は太平洋・インド洋・大西洋の熱帯・亜熱帯地域に分布するスズキ目サバ亜目カマス科に分類される魚類の総称です。海水魚でサンゴ礁や岩礁に回遊し群れで行動します。攻撃性が高く地域によってはサメよりも危険な存在とされているのが印象的です。

全長20cm~30cm程のものから、2mに達するカマスもあります。食用のカマスとしては「アカカマス」「ミナミカゴカマス」「ヤマトカマス」などが一般的です。干物、塩焼き、から揚げなどがおすすめ料理です。

カマスの生態

カマスは日本では北海道から九州まで、様々な場所に生息しています。成長するにつれて深い場所に移動する傾向があり、基本的に群れで移動しながら鋭い歯で小魚を捕食して生活しています。

スポンサードリンク

匂いは臭い?

カマスの身は脂が乗ってジューシーでとても美味しいのですが、皮の部分がかなり「魚臭い」のです。この魚臭さ(生臭い、磯臭い)が苦手な人が多いようです。しかも水揚げされて時間が経つにつれてどんどん魚臭さは増してくるらしく・・・。なんとなく高級魚と言われる所以がわかったような気がしますね。

カマスの栄養素

カマス1尾(160g)の栄養成分を以下の表にてまとめました。是非、チェックしてみてくださいね。

塩分 0.3g
たんぱく質 18.3g
脂質 6.9g
炭水化物 0.1g
カリウム 307㎎
カルシウム 41㎎
0.3㎎
亜鉛 0.6㎎
ビタミンA 12μg
ビタミンD 11.0μg
ビタミンE 1.1㎎
ビタミンB2 0.31㎎
ビタミンB12 2.3μg
コレステロール 58㎎
n-3系多価不飽和 1.49g
n-6系多価不飽和 0.28g
EPA 326㎎
DHA 895㎎

スポンサードリンク

カマスの味は?

カマスは淡泊な白身のお魚で、クセがなくとても美味しいとされています。身は水分を多く含んでいるため非常に柔らかいのも特徴的です。カマスは干物にすると程よく水分が抜けて、旨味が濃くなるのでとても人気のある食べ方です。

カマスの旬

カマスの旬は6~8月、11月前後と2回シーズンがあります。これはなぜかというと、カマスの種類の違いによって変わるからです。ヤマトカマスは6~8月に、アカカマスは11月前後に美味しさがピークになります。

ヤマトカマスはアカカマスに比べると味は少し劣りますが、旬の時はアカカマスに負けないくらい美味しいといわれています。

カロリー・糖質量は?

カマス1尾(95g)のカロリー・糖質量はこちらです。

  • カロリー 144kcal
  • 糖質 0.1g

ちなみにカマス100g当たりだとカロリーは152kcalとなります。

スポンサードリンク

カマスの美味しい食べ方

カマスの一夜干し

カマス料理のなかで一番有名なのが「カマスの一夜干し」です。カマスの一夜干しはカマスをさばいた後に、塩水に1時間ほど浸けておいて、浸け終わったら水気を切って風通しの良い場所か冷蔵庫に入れて乾燥させます。一夜干しというと自宅で作るのは難しそうなイメージがありますが、実は家でも簡単に作ることができるのです。

一夜干しすると、カマスの中の水分が程よく抜けるので、旨味成分が凝縮されてとても美味しくなります。

カマスの塩焼き

カマスの一夜干しはカマスの旨みが凝縮してとても美味しいということを伝えしましたが、新鮮なカマスの塩焼きもとてもおススメです。一夜干しするとカマスの中に含まれる水分が抜けて身がしっかり硬くなるのですが、釣ったばかりのカマスをそのまま塩焼きにすると、しっとりほくほくジューシーなカマスの美味しさを味わうことができます。カマスは皮まで美味しく食べられることで有名で、香ばしく焼くととても上品な味わいが口に広がります。

さばいた後に塩を振って、余分な水分を少しだけ飛ばしてあげるとよいでしょう。

カマスの炙り

カマスは火を通した料理がとても美味しく、特に炙りを入れると格段に美味しくなると言われています。皮目をしっかり炙って香ばしさとカマスの脂身を感じながら食べてみてください。

カマスのムニエル

カマスは塩を使った和風の食べ方も出来ますし、小麦粉を使って焼いたムニエルなどの洋風の調理法もとても相性が良いのです。これはカマスにはクセがないので、どんな味付けでも合わせることができることが理由です。

ガーリックパウダーやオリーブオイル、その他お好きなスパイスをかけて小麦粉をふりしっかり火を通したらとってもおいしいカマスのムニエルになります。家でも簡単に作ることができるのでぜひお試しください!

カマスの煮付け

カマスは焼く調理法だけでなく、煮る調理法もとても相性が良いです。生姜をたっぷり入れてお好みの味に仕上げた甘辛い煮汁でカマスをゆっくり煮込んでみてください。カマスは水分が多いのでしっかり味が染み込み、とってもおいしくなります。少し濃いめの味付けにしてお酒に合わせると最高です!

お刺身はアニサキスに注意!

カマスは他の魚介類に比べてアニサキスの報告は少ないです。そもそも近年までは「塩焼き」としてしか食べることができなかった魚なので、アニサキスの報告の多い「刺身」で食べられることが少なかったためだと考えられます。

カマスにはアニサキスが比較的少ないといっても、注意するべき点があります。特に自分で捌いて刺身として食べるとき。なかなかそんな機会はないかもしれませんが、カマスの内臓にはアニサキスがいる可能性が十分にあります。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?カマスは海の中の魚でも本当に様々な使い方ができるお魚だということがわかりましたね。癖がなくとても扱いやすいので、初心者向けの魚といってよいでしょう。ぜひカマスを手に入れる機会がありましたら、カマス料理にチャレンジしてみてください。

この記事をまとめると

  • カマスは淡白なお魚でクセが無くどんな料理にも合わせることが出来る
  • 海釣りでは初心者でも簡単に釣ることができる
  • カマスの一夜干しは自宅でも簡単に作ることができる
  • カマスは皮まで美味しく食べられる魚!
  • ムニエルなどの洋風の調理法にも!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク