牡蠣は体に悪い?食べ過ぎで下痢・腹痛に!毎日食べる効果・疲労回復にも!

牡蠣は疲労回復など体への効果が大きい貝ですが、体に悪いと言われることがあるようです。その原因にはアレルギーや食中毒があるようですが、どんなものなのでしょうか?今回は、

  • 牡蠣の栄養 / 効果
  • 牡蠣の食べ過ぎは腹痛や下痢になる?
  • 食あたりの原因 / あたるまでの時間
  • 牡蠣は1日に何個まで?摂取目安量は?

これらのテーマについて紹介いたします。

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牡蠣は体に悪い?

牡蠣は栄養価が高く身が乳白色をしていることから「海のミルク」と言われることがありますが、”体に悪い”という説もあるようです。これは事実なのでしょうか?それには、食べる量が多すぎた時の症状やアレルギーが関係しているようです。まずは、牡蠣の栄養成分について見ていきましょう。

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牡蠣の栄養

牡蠣は栄養満点の食材と言われ、疲労回復に必要なタウリンを豊富に含んでいます。タウリンは栄養ドリンクにも含まれる栄養素として代表的なもので、体の疲労の原因となる乳酸を分解する働きを持っています。

またビタミンB群が多く、ビタミンB1・B2・B12が豊富です。それに加えて亜鉛・鉄分などのミネラル類、旨味成分であるアミノ酸やグリコーゲンも含まれています。

  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
  • タウリン:タウリンは硫黄を含むアミノ酸の一種で、血液の高脂血症を改善する働きを持っています。コレステロールや中性脂肪の抑え、血圧を正常にする働きもあります。肝臓においてはアルコールの分解含めた解毒の働き助け、脂肪肝の予防効果もあります。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。
  • グリコーゲン:グリコーゲンは、動物の体内で作られる多糖類の一種です。動物が食事から取り込んだ糖質を、体内に貯蔵し生きていくためのエネルギーとして再合成し貯蔵されたブドウ糖の多糖類になります。運動の体力や疲れにくさに大きく関係している多糖類です。

牡蠣の効果は?

牡蠣に含まれる豊富な栄養成分によって期待できる効果は様々あります。主な効果をいくつかピックアップしてみました。

疲労回復

牡蠣が持つタウリンには疲労回復効果があり、筋肉に溜まる疲れの原因である乳酸を分解する働きを持っています。栄養ドリンクにもタウリンはよく含まれているもので、食べることで体が軽くスッキリします。

免疫力アップ

牡蠣が持つ亜鉛には免疫力をアップされる働きがあり、風邪予防に効果があります。牡蠣3〜4個で1日に必要な亜鉛の摂取量をクリアすることができます◎

生活習慣病予防 

牡蠣は、動脈硬化や肝臓病・心臓病といった生活習慣病を予防する効果もあります。

女性に嬉しい効果

亜鉛には免疫力を上げる働きやエネルギー代謝を促進させる働きがありますが、美肌作りに欠かせない栄養成分でもあります。細胞分裂を活性化させ皮膚の再生を促進する効果があると言われており、アンチエイジングにも効果的なのです。

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牡蠣の食べ過ぎで下痢・腹痛に?食中毒は?

牡蠣を食べ過ぎると腹痛や下痢になることがあります!その原因はアレルギーや食中毒で、その種類も様々です。

食あたりの原因

牡蠣による主な食中毒は下記になります。

牡蠣の食中毒
  • ノロウイルス
  • 貝毒
  • 腸炎ビブリオ

ノロウイルスは食中毒の中で有名で、症状には激しい下痢・腹痛・嘔吐などがあります。潜伏期間が最大2日と長く、食べてすぐに症状が出ないため、翌日〜翌々日に発症することもあります。

貝毒 牡蠣などの二枚貝が有害なプランクトンを食べ、貝の中にその毒がたまる ことで発生します。貝毒は牡蠣だけではなく、ホタテやアサリ・しじみなどにも起こり得る食中毒です。

海の中で有害なプランクトンが発生すると、二枚貝がそれを餌として食べ、徐々に毒が体内に蓄積することで貝自体が毒化していくのです。症状には、神経筋肉系を刺激して強い麻痺症状や、消化器系への刺激が強く激しい下痢などがあります。

腸炎ビブリオの潜伏期間は12時間前後で、強い腹痛・下痢・嘔吐などが症状となります。

あたるまでの時間

牡蠣を食べてからあたるまでの時間は、食中毒の種類によって異ります。

  • ノロウイルス…食べてから症状が出るまでの時間は12〜48時間後
  • 貝毒……………食後30分以内
  • 腸炎ビブリオ…潜伏期間は11〜18時間が一般的。中には2〜3時間という短時間で発症したケースも

火を通した牡蠣にあたることはある?

牡蠣による食中毒を予防するにはしっかりと加熱することが一番の対策となりますが、加熱した牡蠣でも食中毒を起こすことがあるのはなぜなのでしょうか?その原因として考えられるのは下記になります。

加熱しても食中毒になる原因
  • 体調不良の時
  • 生焼けの時
  • 調理器具に菌が付着していた時

体調不良の時は体の免疫力が下がっているため、普段はなんともなくても体が敏感に反応することがあります。また、生焼けの場合は中心部に菌が残っている可能性が大なので注意です!

調理器具はしっかり洗うことで対策できますが、汚れが残ったまま使用すると食中毒の原因となるので気をつけましょう。

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牡蠣は1日何個まで?摂取目安量

牡蠣の1日の摂取目安量は、亜鉛量を元に計算すると3〜4個となります。これは大人の摂取量なので、免疫力の低いお子様には沢山与えないようにしましょう。

まとめ

「牡蠣は体に悪い?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 牡蠣の食べ過ぎは腹痛や下痢の原因となることも!
  • 牡蠣=海のミルクと呼ばれるほど栄養価や健康効果も高い

牡蠣は適量であれば体に影響はありませんが、食べ過ぎると腹痛や下痢を起こすこともあります。1日3〜4個あ目安量となっているので、あまり食べ過ぎないよう気をつけてくださいね!

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