[歌舞伎]髙麗屋の家紋「四つ花菱」を解説!代表的な主な名跡・役者まとめ


二代目 松本白鸚さんです。

引用:https://ja.wikipedia.org/

髙麗屋の由来

初代松本幸四郎が若い頃、江戸神田の「高麗屋」という商店(下総国佐原の小間物屋だった説もあり)で丁稚奉公していたことがその名の由来となっています。

 

髙麗屋の主な名跡

松本幸四郎、松本白鸚、市川染五郎、松本金太郎

二代目 松本白鸚

1942年8月19日 –

前名の九代目 松本 幸四郎(まつもと こうしろう)としてなじみがあるかも知れません。本名、藤間 昭曉(ふじま てるあき)。俳名に錦升(きんしょう)があります。また舞台演出家としての名に九代 琴松(くだい きんしょう)があります。

1942年(昭和17年)、東京生まれ。暁星中学校・高等学校卒業。早稲田大学第一文学部文学科演劇専修中退。歌舞伎ではお家の高麗屋の芸を継承し、外祖父の播磨屋の重厚な演目も受け継ぐ一方で、現代劇やミュージカルでの活躍が目覚しく、日本国外ではニューヨーク・ブロードウェイで『ラ・マンチャの男』の主役を、ロンドン・ウエストエンドで『王様と私』の主役をそれぞれ英語でこなしています。

また演劇企画集団 「シアター・ナインス」や、歌舞伎企画集団 「梨苑座」を発足させるなど、舞台芸能の創造者としての存在も大きく、九代琴松(くだい きんしょう)の名で舞台演出も行っています。さらにテレビでは大河ドラマや連続ドラマなどで主演することも多く、いわゆる万能型の俳優さんです。また、六代目染五郎時代の1967年には『野バラ咲く路』を自ら作詞・作曲・歌唱し、東芝音楽工業からレコードを出すほか、同曲の別アレンジを『ザ・ベストテン』にて歌唱したこともあります。趣味はギター演奏、絵画、競馬など、多岐にわたります。

 

十代目 松本幸四郎

1973年(昭和48年)1月8日 –

市川染五郎の名前での馴染みがあるかも知れません。豊かな演技力で古典から復活狂言、新作歌舞伎まで挑戦し、二枚目から実悪、色悪、女方までつとめます。また『アマデウス』や劇団☆新感線の舞台など、歌舞伎以外の演劇でも幅広い活躍を見せ、テレビ俳優としても知られています。2008年(平成20年)には江戸川乱歩の推理小説『人間豹』の歌舞伎化を企画。父・九代琴松(=九代目幸四郎)演出のもとで『江戸宵闇妖鉤爪(えどの やみ あやしの かぎつめ)』を国立劇場で上演した。原作の時代背景である昭和初期の東京を幕末の江戸に置き換えたこの新作歌舞伎で、染五郎は神谷芳之助と「人間豹」こと恩田乱学の二役を演じました。隠密廻り同心・明智小五郎は父・九代目幸四郎が演じています。

若手の歌舞伎役者を中心とした草野球チームを結成しており、幸四郎は投手を務めています。このチームのメンバーには幸四郎のほか、二代目中村獅童、十一代目市川海老蔵、二代目尾上松也などが名を連ねています。2003年に、高校時代からの友人である関園子と結婚しました。2005年に長男の齋(いつき)、2007年には長女の薫子(かおるこ)が生まれています。2009年に長男・齋は四代目松本金太郎を襲名して歌舞伎座で初舞台を踏み、2012年には長女・薫子が芸名・松田美瑠(まつだ みる)として舞踊の初舞台を踏みました。

なお、美瑠の初舞台の公演(日本舞踊松本流「第十回松鸚会」宗家松本幸四郎古希記念舞踊公演、東京・国立劇場大劇場、2012年8月)で、舞踊劇に出演中の幸四郎が舞台の迫(せり)から奈落に転落し、右手首複雑骨折などの大けがを負った。この負傷により、しばらく休業を余儀なくされたが、同年10月には復帰会見を行い、翌2013年2月に日生劇場で行われた2月公演で歌舞伎舞台に復帰しました。

2016年12月、2018年1月に父が二代目松本白鸚を襲名することに伴い、自らも松本幸四郎を十代目として襲名し、同時に長男に染五郎の名を譲ることを発表しました。2018年1月2日、高麗屋三代襲名披露公演『壽 初春大歌舞伎』(歌舞伎座)初日にて、十代目松本幸四郎を襲名しました。

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髙麗屋の家紋について


 

家紋:四つ花菱

読み方:よつはなびし

花菱(はなびし)とは、日本の家紋である花菱紋の一種です。唐花紋の特に4弁の菱形のものをいいます。また、唐花菱ともいいます。

菱の葉に似た文様の弁を4つ並べて花びらに見立てた形から花菱と付けられたといわれています。花菱は、大陸由来の連続文様です。平安時代には、有識文様として公家の調度品や衣装の文様として用いられました。家紋としては、甲斐武田家が始めに使用したといわれ、標準的な図案の武田花菱は武田家の定紋(じょうもん)として武田菱と同じように使用されました。

なお、日本には「花菱」を屋号とする企業が複数存在します。和家具の金具などの装飾にも用いられています。

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