カビの生えたパンの対処法|焼けば食べられる?使い道は?症状・毒性は?

あなたは自宅に保管しておいたパンに、カビが生えたという経験はないでしょうか?また、今保管しているパンにカビは生えていませんか?今回は、カビの生えたパンについて、以下のような事を解説していきます。

  • カビが生えたパンは食べられないのか?
  • カビが生える原因って何?食中毒の症状は?
  • パンってどうやって保管すればいいのか?

こんな内容になっています。記事を最後まで読んで、カビの生えたパンについて、徹底理解を深めていきましょう。

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カビの生えたパンは食べられる?

カビが生えてしまったパンは、もう食べられないのでしょうか?まずは、カビが生えてしまったパンに対しての対処法を解説します。

カビの部分を削れば食べられる?

カビの生えたパンは「カビ部分を除けば食べられるのでは?」と思いがちです。しかし、結論から言うと「カビが生えたパンは食べられません」。なぜなら、人間の目に見えるカビは、かなりカビ菌が繁殖したもので、目に見えない菌糸はパン全体に広がっているためです。

なので、カビの生えた部分を取り除いても、目に見えないカビは体の中に入ってしまいます。少量なので、すぐに食中毒になることは考えられませんが、体にいい物ではないので、カビが生えていない部分でも食べるのはやめましょう。

焼けば食べられる?

カビが生えたパンは「焼いたら食べられるのでは?」と考える人もいます。こちらも結論を言うと「焼いても食べない方がいい」ということです。確かに、パンに着いたカビ菌は、加熱することで死滅させることが出来ます。

ただ、問題なのはカビ菌が発生させている「カビ毒」という毒素です。カビ菌はパンに付着して、カビ毒を発生させ続けています。一度カビが繁殖したパンには、カビ毒が満載なのです。そして、このカビ毒は加熱しても消えません。

そのため、一度カビが生えたパンは、焼いても食べない方がいいでしょう。

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カビが生える原因・カビ毒の症状

では、どうしてパンなどにカビが生えてしまうのでしょうか?また、カビ毒で食中毒になった時の症状とはどんな症状なのでしょうか?

カビが生える原因

カビが生えてしまう原因は、以下のような条件が揃った時です。

  • 栄養がある
  • 水分がある
  • 温度が0℃から40℃の間である
  • 酸素がある

こういった条件が揃った場合、カビはいくらでも繁殖します。パンには十分な栄養素があり、水分含有量も38%を超えていたりするので、カビは簡単に繁殖しやすいのです。また、常温にパンを保存しておくと大体25℃くらいの温度にはなります。

25℃くらいの温度だと、カビは猛烈に増殖していくので、どんどんカビは広がっていくでしょう。また、当り前ですがパンは保管しておくとどうしても空気に触れてしまいます。その空気も、カビ繁殖の条件なのです。

カビによる食中毒の症状

では、カビ毒を摂取してしまい発症する食中毒の症状とは、どんな症状なのか?考えられるものを挙げておきます。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛

カビを大量に摂取してしまい、こういった症状が出たのであれば、高確率で食中毒だと言えるでしょう。とはいえ、少量のカビを食べてしまったからと言って、こういった症状がすぐに出ることは考えにくいです。

ただ、カビ毒は知らない間に口の中に沢山入ってしまうため、出来るだけカビは体に入れないようにしましょう。

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パンの正しい保存方法

パンは非常にカビが生えやすい食べ物です。一体どうやって保存すれば、カビからパンを守れるのでしょうか?保存方法の際の注意点などを解説しておきます。

常温保存の期間

パンは「3日以内に食べるのであれば」常温保存がベストです。パンは冷蔵庫に入れると保管温度も下げられるため、長持ちしやすいです。ただ、冷蔵庫に入れるとパンの水分が飛んでしまい、パサパサなじょうたいになります。

また、含まれるたんぱく質も劣化して味が落ちてしまうので、冷蔵保存はあまりおすすめしません。常温で保存して3日以内に食べきりましょう。

常温保存の注意点

パンを常温で保存する際には、以下のような事に気を付けるといいです。

  • 密閉状態にして空気に触れないようにする
  • 調理パンなどは、記載された保存方法を徹底する

前述した通り、カビは「空気に触れると繁殖しやすい」です。なので、どんなパンでも常温保存する時は、出来るだけ空気に触れないようにして保存しましょう。また、調理パンなどは事前に保存方法をお店の方に聞いておくといいです。

冷凍保存・解凍方法

パンを長期保存したいのであれば、冷凍保存がいいです。パンを1枚ずつラップやホイルにくるみ、ジップロックに入れて冷凍しましょう。解凍する時は、凍ったままのパンをオーブントースターに入れ、一気に焼き上げると冷凍前のパンに戻るので、美味しく食べられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「カビの生えたパンは食べられるのか?」ということについて、詳しく解説してきました。最後に記事内容をざっくりと振り返っておきましょう。

この記事をまとめると

  • カビの生えたパンは食べられない
  • カビの部分を取り除いても食べない方がいい
  • パンを長期保存したいのであれば、冷凍がいい

こんな内容になっていました。あなたもパンを長期間保存したいのであれば、冷凍保存をして美味しく食べきってしまいましょう。

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