地域によって呼び方の違う食材や特徴的な見た目などから名付けられて珍しい名前の食材など、日々食卓に並ぶ野菜には知られていないことが沢山あります。
必要の無い知識かもしれませんが実際に知り始めると、更に食材への関心が高まり栄養価などの高さや健康への影響だけでなく美味しく頂けるコツや生産地の特色などで食材の掛け合わせなども工夫できますよ。何気なく手に取る食材でも、旬の時期に鮮度の高いものを積極的に摂りたいものですね。
今回は、山芋の中でも比較的馴染みのある「いちょう芋」について詳しく見ていきますよ。
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目次
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いちょういも(銀杏芋)ってどんなやまいも?
読み方 | いちょういも |
旬の時期 | 10月頃~3月頃・出荷は通年 |
主な生産地 | 群馬県・千葉県・埼玉県などの関東地方 |
種類 | ヤマノイモ科イチョウイモ群・関東地方では大和芋とも呼ばれる |
読み方
銀杏芋(いちょういも)と読みます。地域によって呼び方が異なり、関東地方では「大和芋(やまといも)」と呼ばれることもあります。関東地方を中心に人気のある品種で、ヤマノイモ科のイチョウイモ群に分類されています。
名前にもあるようにイチョウの葉に形状が似ていることからいちょう芋と呼ばれていますが、近年では長芋のような形状のものも主流になってきています。
特徴(サイズ、味、形状など)
いちょう芋は根の先端がイチョウの葉のように平べったく末広がりの形状で、表皮の皮はとても柔らかいです。近年では、平べったい形状のものだけでなく長芋のように棒状のものやバチ状のものも販売されています。
肉質は長芋に近く、生食ではシャキシャキとした食感があります。粘り気は長芋より強めで、アクは少なく食べやすい味わいです。切ったり、とろろ状にすりおろしても変色しにくいです。
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いちょういも(銀杏芋)の旬の時期と主な生産地
ここからはいちょう芋の主な生産地や旬の時期を詳しく見ていきます。いちょう芋は関東地方では大和芋と呼ばれ、関東地方を中心に馴染みのある山芋です。いちょう芋は貯蔵性が高いことや、近年では真空パックも行われて販売されていることもあり、出荷が安定している山芋です。
旬の時期はいつ?
いちょう芋の旬は10月頃~3月頃です。本来は11月~1月頃が収穫時期でしたが、貯蔵性の高さなどから収穫時期を長くすることが可能になりました。そのため出荷は通年で行われており、お手軽に購入できる品種です。
家庭菜園でもいちょう芋は人気の品種で、関東~東海などのエリアでは親しみのある方も多いでしょう。
主な生産地はどこ?
いちょう芋は群馬県・千葉県・埼玉県などの関東地方で主に栽培されています。火山灰土土壌での成育が良いため、関東~東海地方にかけて栽培されています。
家庭菜園でもいちょう芋は選ばれている品種で、小さめの種芋の場合はプランター栽培も可能です。日当たりのよく、気温20~25度程度の環境で栽培するようにしましょう。
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いちょういも(銀杏芋)の価格相場ってどのくらい?
ここからはいちょう芋の価格相場について詳しく見ていきます。旬の時期だけでなく通年で安定的に出荷されているいちょう芋は、関東地方を中心にお手軽に購入できる山芋の1つです。近年では調理しやすい棒状のいちょう芋の販売も増えており、長芋の様な使い勝手なのに粘り気の強さがあるいちょう芋の人気は高まっています。
スーパーだと
いちょう芋は通年出荷されていますが、あまりスーパーなどで見かけられることはなさそうです。旬の時期になると並んでいることがある程度で、長芋などの主流な山芋に比べると購入は難しくなるようです。
群馬県・千葉県・埼玉県などの生産されている地域の道の駅・野菜マルシェ・農家さん直売所・地元のスーパーなどで探してみると良いでしょう。
ネット通販だと
いちょう芋はネット通販では購入が可能です。いちょう芋などを栽培されている農園などのHPなどから購入できます。
また、家庭菜園用のいちょう芋の種芋の販売もされています。販売されている時期が限られている場合もありますが、家庭菜園にご興味ある方は一度ネット通販で調べてみてくださいね。
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おすすめの食べ方
ここからはいちょう芋を美味しく頂けるおススメレシピをご紹介していきます。イチョウ芋は長芋のような形状もあり、アクが少なく粘り気が強いことからとろろ状にして食べられることが多いようです。生食でもシャキシャキとした食感があり、長芋よりもファンな方もいらっしゃるようです。
いちょう芋の磯部揚げ
いちょう芋はクセの無い味わいと粘り気の強さが特徴的なので、すりおろして加熱すると食感もよく美味しいですよ。
- いちょう芋をすりおろし、卵・醤油とよく混ぜ合わせます。
- フライパンに油を少し多めに入れ、混ぜ合わせたいちょう芋をスプーンなどですくい落としていきます。
- カットした海苔をいちょう芋に乗せます。中火で片面が焼けたら形が崩れない様にひっくり返し、もう片面も焼きます。両面がきつね色に焼けたら完成です。
シンプルにとろろとしても粘り気が強く美味しく頂けますが、加熱しても粘り気が強いので形も崩れにくく調理しやすいですよ。
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まとめ
今回はいちょう芋について詳しく見ていきました。銀杏(いちょう)芋は名前にもあるように、イチョウの葉に形状が似ていることからいちょう芋と呼ばれています。ヤマノイモ科のイチョウイモ群に分類され、関東地方では「大和芋(やまといも)」と呼ばれることもあります。
形状が根の先端がイチョウの葉のように平べったく末広がりで表皮の皮はとても柔らかく、生食すると長芋に似たシャキシャキとした食感・長芋より強い粘り気・アクが少なく食べやすい味わいです。近年では長芋のような形状のものも主流になってきています。
旬は10月頃~3月頃で、貯蔵性の高さなどから収穫時期を長くすることが可能なため出荷は通年で行われています。主に群馬県・千葉県・埼玉県などの関東地方で栽培されており、家庭菜園でも選ばれている品種です。最近では、真空パックされえて販売されているものもあります。
購入は可能ですが長芋ほどスーパーなどで見かけられる機会は少ないため、生産地の道の駅・野菜マルシェ・農家さん直売所・地元のスーパー・農家さんのネット通販などで探すと良いでしょう。家庭菜園用の種芋もネット販売されています。
いちょう芋はすりおろして加熱しても粘り気が強いので形も崩れにくく調理しやすいので、是非一度食べてみてくださいね。
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