しじみ汁が二日酔いに効果があるのはなぜ?飲むタイミング・具なしもOK?

しじみは二日酔いに効果がある」と言われますが、それには何の栄養成分が関係しているのでしょうか?また、インスタントや具なしのしじみ汁でも効果はあるのでしょうか?今回は、お酒を飲む方必見です!

  • しじみの栄養とは?オルニチンのパワー
  • しじみは本当に二日酔いに効くの?
  • インスタント/具なしでも効果はある?
  • 二日酔いにしじみ汁を飲むタイミング
  • しじみ以外で二日酔いに効く味噌汁

これらのテーマについて紹介いたします。

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しじみの栄養には何がある?

しじみの旨み成分はアミノ酸でできており、中でもグルタミン酸・コハク酸・グリシンを豊富に含んでいます。アルコールを分解するアラニンも含まれているので、二日酔いで弱った肝臓をいたわるのに最適な食材です。

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  • ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
  • グリシン:グリシンは、人間の肌の材料のコラーゲンの原料となり、肌の弾力に大きく関わっています。加えて、人間の脊椎や脳幹と言った神経系と骨の間に含まれ、情報伝達の働きを担います。人間の活動を抑制する働きを伝達し、不眠症の改善に重要なアミノ酸です。血圧を下げる効果もあります。
  • アラニン:アラニンは、肝機能に関わるアミノ酸で、アルコールの解毒を助ける作用があります。肝機能を向上させるため、老廃物の排出や脂肪肝の予防にもなります。グルコースの体内の生成にも使われるため、持久力がつきやすく疲れにくくなります。

しじみ汁は本当に二日酔いに効く?

しじみのエキスがたっぷり出たしじみの味噌汁は、二日酔いに効果的です。みなさんもそのイメージは強いかと思いますが、一番の決め手となっているのは「オルニチン」という成分です。

オルニチン

しじみに含まれる「オルニチン」は、アルコールの毒素である 「アセトアルデヒド」を分解する働き があります。アセトアルデヒドが体内に残っていることで二日酔いとなり、頭痛やだるさ・気持ち悪さといった症状が現れます。

アセトアルデヒドを分解するのは肝臓の仕事なのですが、オルニチンがその働きを助けることによって治りが早くなったり、血中に残っている毒素を分解して体を楽にしてくれるのです。

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インスタントしじみ汁でも効果はあるの?

インスタントのしじみの味噌汁でも、しじみのエキスが含まれているので効果がないわけではありません。しかし、生のしじみを使うよりも抽出できるエキス量は少ないので、効果としては弱いでしょう。

具なしでも効果はある?

また、しじみの身を食べずに汁だけ飲んでも効果はあります◎ しじみは味噌汁にすることで含まれている成分が流れ出るので、具なしの汁のみでも二日酔いに効果的です。

しじみ汁は意味ない・逆効果と言われる理由

二日酔いに効くしじみ汁ですが、中には「しじみ汁は効果がない・逆効果」と言われることがあるようです。その理由として、「アルコールを飲んでいる時に摂取した方が効果的だから」ということが挙げられます。

しじみに含まれるオルニチンは、血中のアルコール成分を分解する働きがありますが、 お酒を一緒に飲むことで血中に毒素が回るのを緩和することができます 。そのため、お酒を飲んだ翌日である二日酔い当日に飲んでも効果が弱いという意見があるのです。

二日酔いのしじみ汁はいつ飲む?タイミングは?

二日酔いにはしじみ汁というイメージが強いですが、一番よく効くタイミングは 「お酒を飲んでいる時に一緒に飲む」 ことです。こうすることで二日酔い対策になりますが、お酒と一緒に飲めない時は、お酒を飲んだ日の寝る前が効果的です。

しかし、お酒を飲んで帰ってきてからしじみ汁を作る…なんてことはなかなかできません。なので結局一番飲みやすいのは二日酔いで起きた朝ということになるのではないでしょうか。

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しじみ汁の二日酔いに効果的なタイミング
  1. お酒と一緒に飲めば二日酔い対策に
  2. お酒を飲んだ日の寝る前に
  3. 二日酔いで起きた朝に

できるだけお酒を飲んだ時間に近いタイミングに飲むことで、オルニチンによる効果を実感することができます。

しじみ以外の二日酔いに効く味噌汁は?

しじみ以外の味噌汁で、二日酔いに効くものはこちらです。しじみがない場合は、こちらの味噌汁でも二日酔いに効果があるので代用してみてくださいね。

あさり

あさりに含まれるタウリンが、肝臓の働きを助けることによりアルコールの分解が楽になります。そして肝臓だけにとどまらず、すい臓・腎臓の機能を促進してくれる役割もあります。

  • タウリン:タウリンは硫黄を含むアミノ酸の一種で、血液の高脂血症を改善する働きを持っています。コレステロールや中性脂肪の抑え、血圧を正常にする働きもあります。肝臓においてはアルコールの分解含めた解毒の働き助け、脂肪肝の予防効果もあります。

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なめこ

なめこに含まれる「ナイアシン」にも、アルコールの毒素であるアセトアルデヒドの分解を助ける働きがあるので、二日酔い対策の食材として効果があります。

  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。

まとめ

しじみは二日酔いに効果あり?栄養は?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • しじみに含まれるオルニチンにアルコール毒素をする働きがあるため、二日酔いに効果がある!
  • しじみ汁の二日酔い対策として一番良いタイミングは、お酒と一緒に飲むこと!

しじみに含まれるオルニチンは冷凍することで8倍にも増えるので、よくお酒を飲む方は冷凍ストックしておくと便利で効率的ですよ^^

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