干しエビと桜えびの違いは?見た目・大きさ・価格・食べ方などを比較

サクラエビをつかって何か料理を作りたいと考えた時に、スーパーでは桜えびの他にも干しエビ、干しアミという名前で似たようなエビが販売されていることがありますよね。桜えびよりも価格が抑え目なのでそっちを選んでもいいのかな?と考えたことがあるひとも少なくないはず。

そもそも桜えびと干しエビ(干しアミ)ってどんな違いがあるのでしょうか。今回の記事では桜えびと干しエビ、それぞれどのような食品なのか、違いについて解説していきたいと思います。

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桜えび(サクラエビ)とはどんな食材?

サクラエビは駿河湾および近接の東京湾・相模湾、長崎県の五島列島沖に生息するサクラエビ科の小型のエビです。全長40mm程で、赤い色素が多く透き通ったピンク色に見えることから「桜海老」と名前が付きました。2対の触角のうち1対は体長以上の長さがあります。

日本国内では100%駿河湾で水揚げされており「駿河湾産サクラエビ」認証ラベルが2020年より導入されました。冷凍や干しエビとして一般に流通されます。産地付近では釜揚げサクラエビが食べられるようです。

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干しエビ(干しアミ)って何?

ちなみに干しアミは「アミエビ」という食材なのですが、実はオキアミ科のプランクトンの一種です。桜えびはサクラエビ科なので、似ているものの実は全く種類が異なるものですね。

干しエビはほとんどが中国から輸入したものですが、日本でもアミエビの収穫を行っており、三陸海岸の太平洋海域で収穫することができます。アミエビは桜えびと比べると見た目や色味、栄養価が若干劣ります。ですが、なんといってもコストの低さがアミエビの最大のメリットですね。

アミエビの使い方としてはサラダにかけても良いし、粉ものにいれても味をつけてふりかけとしてご飯にかけてもおいしく食べることができます。あまりイメージがないかと思いますが煮物に入れることで、磯の香りをふんわりと感じることができてとても美味しくなるんですよ!

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桜エビもアミエビもかなり優秀な健康食材!

桜えびには牛乳の7倍ほどもカルシウムを含んでいるといわれています。そこまでの量ではありませんがアミエビにもたくさんのカルシウムが含まれています。

またそれ以外にも鉄分や亜鉛などのミネラルに加えて「キチン」という成分が含まれているのが特徴的です。キチンは動物性の食物繊維のことを言います。これにはコレステロール値を下げ、血圧の上昇を防ぐ作用があったり、免疫機能の活性化にも役立つとして今、医療業界で注目を集めている成分です

特に海老の殻にたくさん含まれているキチンは、桜海老などの殻ごと食べるエビからたくさん摂取できますので、とても優秀な食材といえます。

<エビに含まれる主な栄養素>

  • キチン・キトサン:免疫力の向上など
  • グルタミン酸:脳機能の活性化
  • タウリン:動脈硬化の予防
  • アスタキサンチン:肌の老化防止

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違いは大きさ

桜えびとアミエビの大きな違いといえば「大きさ」ですね。桜えびの方が若干大きく、しっかりとした食感と風味を感じることができます。料理に使う上でエビの味わいをしっかり感じたいなら桜えびを使用する方が良いでしょう。

一方でアミエビの特徴はなんといってもその安さです。桜えびと栄養価はあまり変わらないものの大量に収穫できることから入手コストが抑えられます。アミエビだからと言って料理が美味しくなくなるという事は決してありませんので、桜えびの代わりに使用しても全く問題ありません!

色も桜えびの方が鮮やかに

もう一つ違いを申し上げると、桜えびが鮮やかなピンク色をしているのに対して干しアミは少しだけ茶色味がかっている見た目をしています。おにぎりの具やサラダのトッピングとして彩りを加えたいなら桜えびが良いでしょう。調味料と炒めてふりかけにして食べるなら、火を通すと色が変わってしまいますのでアミエビでも桜えびでもあまり変化がありません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • サクラエビは駿河湾などに多く生息するサクラエビ科の小型のエビ
  • 干しアミはアミエビというオキアミ科のプランクトンの一種
  • 非常に似ているが色や大きさが違う
  • 栄養価はどちらも高く、優秀な健康食材
  • とくにキチンという動物性の食物繊維はコレステロールを下げたり血圧を正常値に戻してくれる効果がある
  • 味や食感を楽しみたい方、直接サラダやごはんに混ぜて食べたいなら桜えびを選ぼう
  • コストを抑えたい方はアミエビを選ぼう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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