ひらたけに白いフワフワしたのはカビ?虫もいる?天然の処理と霜降りも解説!

かつては、ひらたけしめじ・味しめじ・昔しめじなど呼ばれてと販売されていた「ひらたけ」。2014年頃から「ひらたけ」と分類されて販売されるようになりました。

最近ではきのこ生産でしられるホクト(HOKTO)株式会社で品種改良された「霜降りひらたけ」なども登場し、プレミアムきのこの1つとしても人気があります。

今回は、

  • ひらたけとはどんなきのこ?
  • きのこに付いている”白いフワフワ”の正体
  • 天然のひらたけの採取方法
  • ひらたけを使った美味しいレシピ
などを詳しくご紹介していきます!

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ひらたけとは

ひらたけは癖がない風味・肉厚ジューシーな食感に豊かな香りのするきのこです。大きな傘が特徴的で、色身はぶなしめじに似ています。日本では「今昔物語」でも登場するほど古来から親しまれており、欧米では「オイスター・マッシュルーム」とも呼ばれ世界中で栽培され食べられています。

などの栄養素が含まれています。

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白いフワフワの正体  

きのこに白い綿のようなフワフワとしたものが付いていた!なんてことはありませんか?

これは気中菌糸と呼ばれるもので、収穫後に菌糸がきのこ本体を栄養に更に増殖したため付くことがあります。気中菌糸は、きのこの株元や傘の部分で見られることが多いです。

食べられる?

そもそも菌糸はきのこを作り出すもので、この白いフワフワはきのこなので食べることができます。

気になる場合は、キッチンペーパーなどでサッと拭き取ると良いでしょう。

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他のきのこの白いふわふわの正体は?  

ひらたけ以外のきのこにも見られる“白い綿のようなフワフワ”についても詳しく見ていきましょう。

しめじ  

しめじの傘や軸・株元に見られることの多い白いフワフワは、気中菌糸と呼ばれるものでカビではありません。そのまま食べても問題ないですが、気になる方は水洗い・水で拭き取るなどをすると良いでしょう。水洗いは風味が落ちてしまうので軽く済ませると良いです。

えのき

えのきの表面や根元に見られることの多い白いフワフワも、気中菌糸です。そのまま食べても問題はありません。

気中菌糸を発生させないようにするためには、できるだけ密閉して保存すると効果的です。使い切れなかった場合は、キッチンペーパーや新聞紙に包んでポリ袋へ入れて保存すると良いでしょう。

マッシュルーム

マッシュルームの石づきや根元に見られることの多い白いフワフワも、気中菌糸です。そのまま食べても問題はありません。

気になる方はその部分をふき取ってくださいね。マッシュルームはあまり日持ちしないので、早めに使い切るようにしましょう。

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天然しらたけを採る  

ひらたけは野生している天然物と栽培されているものでは、大きさも形も異なります。主に晩秋から寒さが残る春頃までに採取できるものを指し、低温に強く雪の積もった枯れ幹にも群生するほどです。

採り方  

ナイフやナタなどを使い、木を傷つけないように切り取るように採取します。根元についた土や落ち葉なども丁寧に取り除くようにしましょう。形や色身が多種なため、素人が見分けるのは難しいでしょう。

下処理  

栽培されたきのこ類は水洗いしてしまうと水溶性の栄養素が逃げてしまい食感が落ちることがありますが、天然のきのこの場合は汚れをしっかり落とす必要があります。

目で確認できる汚れを取り除いたあと、塩水を張ったボウルに数時間浸すようにしましょう。

腐るとどうなる?

ひらたけが腐っている場合には

  • 異臭がする
  • 汁のようなものが出る
  • 変色している

などが見られることが多いです。特にひらたけは日持ちしないので、使い切れない場合などは下処理後に冷凍保存すると3週間~1ヶ月程度保存することが可能ですよ。

白いぶつぶつの正体

稀にひらたけのひだ部分に白色のブツブツができることがあります。これは「ひらたけ白こぶ病」と呼ばれる症状で、見た目が悪いのですが中毒になる恐れ・食べられないなどという訳ではないようです。

一般的には白いぶつぶつ部分を取り除いて食べられることが多いそうです。

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ひらたけのレシピ  

(画像引用:楽天レシピ) 

ここからはひらたけを使った美味しいレシピ2つをご紹介します。

ひらたけは、石づき部分を切り落した後は適当な大きさに手で裂くだけで調理できますよ。販売されているものの中には、予め石づき部分を落としているものもあります。

卵炒め  

ひらたけは水分量を多く含んでいるので、炒める際は強火で一気に火を通すとベチャっとなりにくいですよ。またオリーブオイルとの相性が良いので、炒める際には是非試してみてくださいね。

バターソテー

ひらたけは傘が大きく食べ応えのあるきのこなので、ソテーする際は大きめに裂くと食感を楽しめますよ。ガーリックとの相性も良いので、ガーリックバターもお試しくださいね。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ひらたけは古来から親しまれている大きな傘が特徴的なきのこ
  • 過去には、ひらたけしめじ・味しめじ・昔しめじなどと呼ばれて販売されていた
  • きのこ類に見られる白い綿のようなフワフワは気中菌糸と呼ばれるもので、きのこの一部なので安心して食べることができる
  • 栽培もののひらたけは水洗いNGだが、天然もののひらたけは塩水に浸して下処理が必要
  • 調理の際は石づきを落とし手で裂いて調理する。大きめに裂く事で食感が良く炒める際は強火で調理すると良い。オリーブオイル・ガーリックなどとの相性が良いのでおススメ

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