さくらんぼは贅沢な果物のイメージがありますが、その分上手く保存して最後まで美味しく食べたいものですよね。あまり長持ちしないさくらんぼですが、常温・冷蔵・冷凍の日持ちはどのくらいなのでしょうか?今回は、
- さくらんぼの日持ち
- さくらんぼの栄養と効果・効能
- さくらんぼは腐るとどうなる?
- さくらんぼの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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さくらんぼとは?
英名 | Cerry |
別名・和名 | 桜桃、西洋実桜(セイヨウザクラ)、甘果桜桃(カンカオウトウ) |
エネルギー(100gあたり) | 60kcal |
糖質量(100gあたり) | 14.0g |
さくらんぼは、日本では主に山形県で栽培されている果物です。桜の木に成る果物ですが、「セイヨウミザクラ」 や「スミミザクラ」といった木に成ります。
明治時代に日本に入り、北海道で移植されたものが東北地方で広がったため、さくらんぼの生産地は山形県がメインとなっています。植物学上では「桜桃(おうとう)」と呼ばれています。
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さくらんぼの栄養と効果
栄養
さくらんぼは甘みがあるので、ブドウ糖を多く含んでいます。糖分も体にとって大切な栄養素で、血液と深く関係しています。また、ビタミンB群やビタミンCも含まれているので美容にも効果的です。
- ブドウ糖:ブドウ糖は、穀類や果物に多く存在している糖分です。水に溶けやすく0.1%血液に存在しています。脳はブドウ糖しかエネルギーにすることができず、1日に摂取したブドウ糖の約20%を消費すると言われています。また、体の酸素を運ぶ赤血球もブドウ糖をエネルギーにするためかけがえのない栄養素です。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
効果・効能
さくらんぼに含まれている鉄分は果物の中でもトップクラスと言われています。貧血予防にも効果的です。
- むくみ改善
- 便秘解消・予防
- 美肌効果
- 食欲増進
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さくらんぼの日持ち
さくらんぼの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…2〜3日
- 冷蔵保存…約1週間→長持ちさせるコツあり!
- 冷凍保存…約1ヶ月
さくらんぼは基本的に常温保存する果物です。常温で保存することで酸味が抜けて甘みが強くなります。ですが、室内が暑い場合は冷蔵庫や野菜室に入れた方が安全です。
冷蔵保存も2〜3日が日持ちの目安ですが、長持ちさせる保存方法により1週間持たせることもできます。詳しい保存方法については記事の後半でご紹介いたします。
さくらんぼは腐るとどうなる?
さくらんぼは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったさくらんぼの特徴・まだ食べられるさくらんぼの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 黒っぽくor白っぽく変色している
- ぶよぶよして柔らかくなっている
- カビくさい臭いがする
- 白いふわふわしたカビが生えている
- 汁が出てじゅくじゅくしている
腐ったさくらんぼには沢山の腐敗パターンがあります。見た目の変化は、 白いカビが生えたり汁が出ていたり するので気付きやすいです。臭いは カビ臭さ があります。
また、色は綺麗な赤から 白っぽくなったり黒っぽくなったり します。 触るとぶよぶよ していたり、見るからに柔らかそうな状態にもなります。
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まだ食べられるさくらんぼの見分け方
さくらんぼが腐っているのかどうなのか、わかりにくいさくらんぼを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ ぶつかり合っていた箇所が柔らかくなっている
❷ ヘタが枯れて変色している
❸ 腐ったさくらんぼが同じパックの中にある
さくらんぼは接触に弱いので、パックの中でぎゅうぎゅうに詰められると傷みやすくなります。さくらんぼ同士がぶつかっていた箇所は水が出て柔らかくなっていますが、カビが生えていたり臭くなければ食べることができますよ◎
パックを開けたら1個だけ腐っているさくらんぼが!なんてこともありますよね。隣り合っているいちごにカビが移っていなければ、周りのさくらんぼもよく洗って食べることができます◎
さくらんぼが腐る・傷む原因3つ
さくらんぼが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ パックの中でさくらんぼが重なり合っている
❷ 温度の高い室内で保存している
❸ 傷んださくらんぼが同じパックの中にある
さくらんぼにとって高温多湿は腐敗の元です。また、 ぶつかり合うとすぐに傷んで しまいます。
さくらんぼの保存方法
さくらんぼの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
さくらんぼは常温で保存するものですが、旬の時期は暑い夏。暖かい室内だと傷みやすいので、冷蔵保存をオススメします。
冷蔵保存
さくらんぼは工夫すると1週間〜10日間日持ちさせることができます◎その手順はコチラです。
- さくらんぼは洗わない
- ヘタを下にしてアルミホイルに包む⇒さくらんぼ同士が触れないよう注意!
たったこれだけでさくらんぼを約10日間綺麗な状態で保存することができますよ。購入したパックのままだとぶつかり合って傷んでしまうので、すぐに食べない場合は実践しましょう♩
冷凍保存
約1ヶ月日持ちさせたい時には冷凍保存がオススメです。冷凍さくらんぼはジャムやジュース・シャーベットなどにアレンジできます。冷凍さくらんぼの保存方法はコチラです。
- ヘタを取り、洗って水気をよく拭く
- 2〜3個ずつラップに包み密閉袋に入れる
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まとめ
この記事をまとめると
- さくらんぼの日持ち日数は、常温:2〜3日/冷蔵:1週間〜10日/冷凍:約1ヶ月
- さくらんぼは基本常温保存する果物!夏場は暑いので冷蔵庫に入れた方が安全
さくらんぼは工夫すれば冷蔵庫で1週間ほど日持ちするので、長く楽しみたい時は是非紹介した方法を試してみてください♩
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